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「感受性」の意味と使い方・語源|感受性が豊か/高い/医学

更新日:2020年08月20日

人の性質を表す時に「感受性」という言葉はよく使われますが、どういった性質を表しているのかご存知ですか?「感受性がある」ことは「繊細」と結び付けられがちですが、それは正しい意味なのでしょうか。「感受性」の意味を、ちゃんと理解しておきましょう。

「感受性」の意味とは?

「感受性」とは、「外的刺激を感じ取る働き」のことです。もう少し具体的に言うと「感覚的刺激の強さの差を識別する能力」で、「感覚的刺激に反応を示しやすい性質」を「感受性」と言います。

「感じる」というのは「心に浮かべたことを知的に考える」ことですが、それを「受ける」とあるため、「外的刺激」によって「心に生じたこと」を「知的に考える」と共に「心に留める」というニュアンスがあります。

「感受性」の語源は?

「感受性」は「感じ受ける性質」のことで、「外的刺激」を「感じ受けやすい性質」であるということを、短くまとめた言葉になります。

「感受性が高い」はどういう意味?

「感受性が高い」の意味は、「外的刺激を感じ取る働きの度合いが強い」ということです。「感受性」は誰もが多少は持っていますが、その程度には差があります。「感受性」は、ただ「感じる」のではなく「受ける(心に留める)」とあるため、「感受性が高い」=「外的刺激によって生じた感覚による影響が出やすい」の意味になります。

「感受性豊か」が意味することは?

「感受性」の言葉としての使い方!

「感受性が豊かだね」「感受性が高い人だ」「感受性が鋭いな」などの使い方をします。

「豊か・高い・鋭い」の違い

「感受性が豊か」の意味は、「感受性に優れている」です。「感受性が高い」は「感受性が強い」の意味で、「感受性が豊か」よりも「(精神的に)過敏」なイメージがされます。「感受性が鋭い」は「外的刺激を感じ受けて識別する能力が特に高い」ことを表しており、「感受性が豊か・高い」よりも「外的刺激」となったものに対して「一言ある」印象があります。

「感受性が豊か」=「外的刺激を感じ取る働きに優れている」ことで、つまり、「感覚的刺激を感じ取りやすい」様子を意味します。

「感受性が高い」=「外的刺激を感じ取って反応を示しやすい」ということで、「感覚的刺激を感じ取ったことによる心身的影響が出やすい」意味が示されています。

「感受性が鋭い」=「外的刺激を識別する能力が特に高いこと」であり、「識別による判断が的確(でそれを主張する)」のニュアンスが含まれます。

心理学で言う「感受性が強い」とは?

心理学では、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が、1996年に強い感受性を持つ人のことを示す名前を考案しました。その名前が「Highty sensitive person」で、略して「HSP」と言います。この「HSP(強い感受性を持つ人)」は、5人に1人の割合で存在していると考えられています。すなわち、強い感受性を持つ人は割と多くいるということです。

医療・医学での「感受性」の意味は?

医療・医学の中でも、「感受性」の言葉が用いられています。この時の「感受性」は、一般的に使う時とは違った意味を持ちます。

細菌が薬物の力を感じ受けられることを意味する

医療・医学で言う「感受性」というのは、「病原体(細菌)や薬物に対する生体反応の強弱」のことです。「生体反応」とは、「病原体となっている細菌や薬物によって、生体がどういった反応を示すのか」ということで、医薬では「病原体が薬物に対してどういった反応を示すのか」を意味します。

たとえば、「A細菌」に「B薬」を使用した時に、「効いた(効果が現れた)」のであれば「(A細菌はB薬に対して)感受性あり」となります。つまり、その細菌に対して「有効性のある抗菌薬」であることが分かった時に「感受性」の言葉が使われます。

「感受性」は「感じ受ける性質」と書きますが、医療・医学における「感受性」では、「細菌」が「薬物」の力を「感じ受ける性質がある(薬物の効果が発揮される)」といったことを表しています。

感受性菌とは?

上記のように「細菌が薬物に感受性を示した」時には、「病原体(細菌)がある薬によって死滅・発育阻害が起きる」などの、「治療に有効」とわかる何かしらの生体反応が生じます。これを「感受性あり」と示しますが、この際に「生体反応を起こした細菌」を「感受性菌」と呼びます。

すなわち、「感受性あり」=「細菌が薬物によって死滅・発育阻害などの、治療において有効性が確認できる生体反応を起こした」ということであり、「感受性菌」=「(感受性ありの際に)薬物に生体反応を示した細菌」のことを表しています。

感受性検査について

医療・医学における「感受性」は、治療を行うにあたり、とても重要な内容になります。「投与した薬物」に対して「細菌」が「感受性を示さなかった」場合、それは「薬物の効果が現れないこと」を意味します。そのため、「その細菌」が「感受性を示す薬物」を投与しないと、治療の意味がないということになります。

薬物は闇雲に投与すると、腎臓など、体内の濾過機能に負担をかけます。治療に際しては薬物投与が欠かせないこともあるので、できるだけ体にかかる負担を軽減するために、まずは「その細菌」が「感受性を示す薬物」を見つけ出す必要があります。

そこで行われる検査が、「感受性検査」です。「感受性検査」は「便・痰・尿・血液など」から「細菌が検出された時」に行いますが、細菌が検出されたその時すぐに行うため、その日の診察料に検査料がプラスされます。

感受性検査の費用には理解が必要

検査費用は安価ではない上に突然の料金プラスになるため、患者側としては金銭面で負担と考えられてしまうこともありますが、治療のために必要な検査なので、不調で診てもらう時には何かの細菌にやられている可能性を考えた上で費用を準備し、病院へ足を運ぶと良いでしょう。

初回公開日:2017年12月29日

記載されている内容は2017年12月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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