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「チキチキ」の意味と使い方・語源|ガキ使/チキンレース

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「チキチキ」の意味と使い方

「チキチキ」という言葉は一昔前から使われておりますが、はっきり言ってなかなか意味不明な言葉です。今でもガキ使のような超有名な番組で当たり前のように使われる言葉ではありますが、ここまで理解されていない言葉も珍しいでしょう。

当たり前のように存在しているのにもかかわらず、意味がよくわからないというのはスッキリしないと感じる方も多くちょっとイライラしてしまいます。そんなスッキリしない方々のために、まずはこの「チキチキ」という言葉の意味や使い方を学んでいきましょう。

「チキチキ」の意味について

この「チキチキ」という言葉に具体的な意味はありません。つまり、辞書でこの言葉を調べたとしても意味が表示されることはないと言うことです。ネットで検索しても検索して表示される最初のほうのホームページに意味の解説は引っかかりません。

しかし、「チキチキバンバン」や「チキチキマシン猛レース」といったアニメや映画からチキチキという言葉は多くの方に受け入れられ、そして今でものテレビ番組の一つである「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」においても「チキチキ三輪車マラソンレース」を開催してこの言葉は残り続けております。

2018年現在においてこの「チキチキの意味を答えろ」というテスト問題が出された場合は、この段階では皆さんが納得できる回答を用意することはできません。

由来から意味を探る

というのも、このチキチキという言葉は実写映画の「チキチキバンバン」からきている造語が発祥の地となっております。この映画はそのままのスペルになると「Chitty Chitty Bang Bang」となっており、チキチキではなくチリチリとなっています。

このチリチリバンバンというのはエンジンを始動する時に発生する音を言葉として表しているいわゆる擬音語です。しかし、このチリチリバンバンという言葉は日本人だと発音がしにくいという大きな欠点がありました。

当時は映画の表題はそのままカタカナにして表記するのが主流だったのですが、発音がしにくいのでは流行らないと危惧した方が「チリチリバンバン」を「チキチキバンバン」に変えたのが始まりです。この邦題に変えたのは故水野晴郎さんと言われており、映画好きにはたまらない真実でしょう。

由来から意味を再確認して答え合わせをする

このように由来を確認することで、チキチキの意味がわかってきました。つまり、イギリスのファンタジー・ミュージカル映画である「Chitty Chitty Bang Bang」を日本人に受け入れられやすい邦題にするために「チリチリ」が「チキチキ」に変化したのが始まりと言うことです。

このチリチリエンジンを動かすときに「カム」の音と言われておりますので、「チキチキの意味を答えろ」というテストがあった場合は「エンジン音を表すチリチリという擬音語が日本の邦題用にチキチキに変化したもの」となります。ここまで調べることでようやく「チキチキ」の意味を答えることができました。

「チキチキ」の意味の由来・語源

「チキチキ」という言葉を説明するために、ある程度語源や由来については説明いたしましたが、改めて詳しく意味の由来や語源を解説していきます。この箇所で足りなかった部分は補いますので、疑問点はすべて解決していきましょう。

ガキ使

「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」は今も続いている超番組ですが、実はかなり長い歴史があります。この番組の放送開始はなんと1989年10月4日です。このサイトを見ている人は生まれていない方も多いでしょう。

このガキ使のとある規格の一つで「チキチキ三輪車マラソンレース」を1990年2月に開催しており、そこから何らかの対決方式を用いるときに「チキチキ○○対決」といった使われ方を約30年間されるようになります。

この番組は非常に多くの方々が一度は見たことがあるテレビ番組の一つなので、そこで初めて「チキチキ」という言葉を目にした人もいるでしょう。

チキチキマシン猛レース

先ほど紹介したガキ使における「チキチキ○○対決」のチキチキがどこからきているのか、というお話になった場合、ここにたどり着きます。このチキチキマシン猛レースというのはアメリカ発のアニメであり日本では1970年4月6日から同年7月27日まで放送されました。

元の原題は「Wacky Race」であり、チキチキ要素がありません。しかし、前述した映画が「チキチキバンバン」という名前にしてヒットしたのにあやかってチキチキという言葉が用いられ、当時流行していたCMの「Ohモーレツ」というフレーズから「猛レース」となったといわれております。

こうして「チキチキマシン猛レース」となったこのアニメの中身は、バラエティに富んだコースでカーレースを繰り広げるというものだったので、そこからちょっとした勝負事に「チキチキ○○対決」といった使われ方をするようになりました。

チキンレース

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もともとチキチキという言葉はエンジン音を擬音化させた「チリチリ」から変化させた言葉なのでチキンレースは関係ありません。しかし、チキチキチキンレースという言葉にすると非常にニュアンスがよくなるので、ついつい一緒にくっつけてしまうことがあります。

チキチキという言葉の意味とチキンレースは関係ないのですが、同じ頃になる言葉を見ると日本人はついつい並べたくなる気質がありますので、その本能的な何かから使われていると考えましょう。

「チキチキ」の用例・例文

ある程度チキチキの由来と意味を理解したところで、実際に使える言葉なのかを例文や用例を用いて検証していきましょう。元の言葉が擬音語なので深い意味を持たせて使うことは非常に難しいので、だいぶ限定的な使い方となってしまいます。

チキチキレース

使いやすいのが何らかの対決をするときに「チキチキ」という言葉をくっつけることでしょう。もちろん、意味はありませんがただの「レース対決」としてしまうとあっさりとしてしまうのに対して、「チキチキレース対決」となるとなんとなくですが規格っぽい雰囲気が出てちょっぴりテンションがアップします。

また、チキチキマシン猛レース当時の日本でかなりので本国アメリカ以上となっていたので、このチキチキという言葉が出てくるとある世代の方々は半自動的に「チキチキマシン猛レースかな」と連想してくれます。ある程度連想しやすい言葉を用いることはタイトル付けに非常に意味がありますので、積極的に用いましょう。

チキチキ○○対決

ガキ使の影響力は非常に大きく見ている人たちもとっても多いので、そちらの影響力を考えた場合はチキチキ大喜利台合戦やといった意味を込めて使うといいでしょう。要するに、ちょっとした対決風の催しがあるときにタイトルとして用いると効果的ということです。

もともとはエンジン音の擬音語だったのですが、番組によってこの言葉は残り続け明確な意味を持たないのになんとなく使われ続ける不思議な魅力を持つ擬音語のような何かとなっていますので、インパクトになる表現だとタイトル立案者が感じたのなら、その意味を体現するために用いるといいでしょう。

難しく考える必要はありません。「なんとなく頭の中でピンときたから」というざっくりとした理由で「チキチキ」という言葉を意味もなく使ってしまいましょう。

意味のない言葉でも残り続ける

言葉というのは不思議なもので、具体的な意味を問われるとよくわからないような言葉であっても、使い勝手が良くがあるテレビ番組のような影響力が強い何かに用いられ続けることで不思議と残り続けます。

実際に、意味不明な部分が強いのが「チキチキ」という言葉なのでちょっとした隙間時間に意味を調べた方もいるでしょう。しかし、具体的なつながりから歴史まで連結して記載しているところは少ないので、今回の記事を利用して納得できる形で脳に書き留めていただいて、有効活用いたしましょう。

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