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「利己的」の意味
自分勝手で、自分が得をするためには他人を蹴落とすこともいとわない様子や、そのような行動をする人の性格を表すときに使います。多くの場合、非難的な、悪い感情を伴って使われる言葉です。
「己」の「利」を中心に行動すること
金銭面であったり、社会的な名誉であったり、「利」になることはさまざまあります。利己的な人は「自分さえよければ他はどうでも良い」と考えているため、金銭関係ではトラブルになることもあり、その冷たい態度から人が離れていきます。
対義語は「愛他主義」
「他愛主義」には、自分のことを差し置いて他の人のためになることを考えるという意味があります。自分のことのみを考えている「利己的」な人とは正反対の位置にいると言えます。
利己的な人の22の特徴
他人の行動がこれに当てはまるかどうか、だけではなく、自分が他人から指摘されることの中にこれらの特徴が含まれていないかどうか確認しましょう。もし当てはまると感じるものがあるなら、気づいた今から意識して変えていきましょう。
特徴1:自らの利(損得)にうるさい
自分が損をすると感じたことは絶対に行動に移さず、周りの人にもそれはあからさまに伝わっています。このような行動を続けている人に対して「利」を与えてくれようとする人はいなくなります。
特徴2:友人が少ない
利己的な人は、友人には自分に対する利益を求める一方で、自分からは与えようとしないため、最初は付き合いを持っていてもだんだん人が離れていく傾向にあります。
自分に利のある人間としか関係を持ちたがらない
他人の性格や行動に魅力を感じ、惹かれるから一緒にいたい、という感情から来るものではなく、あくまでも焦点が自分の中にあるため、非常に閉鎖的な人間関係しか築くことができません。
特徴3:ワガママ
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小さい子供が「お菓子を買って」と母親に駄々をこねるように、自分の主張が通るまでは決して意見を曲げません。その意見が通ったところで得をするのは本人だけですので、周りにとっては迷惑で、不快なだけの人物です。
特徴4:外聞を気にしない
自分さえよければいいので、他人からどう思われようと、その人と関わらなければ良いだけだと考えます。
特徴5:他人の気持ちを理解しない
他人の気持ちを少しでも慮る心があれば、自分の利益だけを追求するという行動に出ることは難しいですし、利己的な人にはこの心が全くありません。
特徴6:誠意がない
それがたとえ他の人の善意で与えられたものでも、社交辞令でお礼を言うことはあっても心から感謝することはしませんし、謙虚さや真面目さがありません。
特徴7:モラルが欠如している
しかし、利己的な人は他人に対する思いやりの心を持っていないので、モラルの意味を理解していませんので、時に常識外れな行動を平気で行います。それでも、自分さえよければいいと考えています。
特徴8:事実と違うことを話す
主張が事実であるかそうではないかは、自分が利益を得られるかどうかに比べて重要ではないと考えているので、事実と違うことを話すことに対する罪悪感もそれほど抱かない人が多いです。
特徴9:虚栄心が強い
自分が高い立場にいることが快感であるため、自分のことを実際以上に大きく、立派な人間であるようにふるまうことに恥を感じません。嘘をついたり、他の人から搾取してでも、立場を守ろうとします。
特徴10:トラブルを抱えやすい
つまり利己的な人の抱えるトラブルの多くは、本人がその原因であることがほとんどであり、その頑な態度や不誠実な行動から人々の反感を買ったり、重要な取引が進まない傾向にあります。
特に人間関係のトラブルが多い
「自分が搾取されている」と感じれば、人は不快になりますし、搾取している人間とは良好な関係を築こうと思わなくなります。この原因を作っているのは利己的な人の自己中心的な言動です。優しい人でも、次第に疎遠になり、トラブルの際に助けてくれる人もいなくなります。
特徴11:意見をすぐに変える
意見を変えることによって他の人からどう思われるかということも特に気にしません。それによって非難してくる人とは、今後関係を持たなければよいだけだと考えるからです。
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利益があると思った方に流されるため
そのため、ころころ意見を変えますが、本人は「自分が得をする」という1つの動機で動いているため、その矛盾にも気づいていなことがあります。
特徴12:行動に矛盾が多い
ただし、本人には矛盾した行動をとっている自覚はない場合がほとんどです。また、矛盾に気づいていても、他人の気持ちはどうでもいいので、そのまま推し進めようとします。
特徴13:勝ち負けで物事を捉える
また、不利益を被った「敗者」のことを見下します。自分の利益を守ることもできない無能な人間だと考えています。自分が利益を守るためにとった行動でその人が損をしても、申し訳ない気持ちすら抱きません。
勝ち組・負け組という言葉が好き
「負け組」に入っているとみなした人に対しては、「利用価値がない」と感じるため、見下して、利用することだけを目的とした人間関係を作ろうとします。「負け組」の人から搾取することで自分が「勝ち組」であり続けようとします。
特徴14:自分の考えは一般的だと思っている
自分の利益を追求することが常識であるため、他人のために自分が損をしてまで働く人を見て「異常」で「優れていない」と感じるでしょう。
特徴15:上司などにはいい顔をする
利己的な人は、目上の人に対しては「献身的」で「働き者」であるという印象を与えた方が自分に利益になることをわかっています。
しかしほとんどの場合上司にも中身が透けている
本当に他の人のことを考えて、地道に働くことができる人は、それを自分から主張しなくても周りが認めます。利己的な人は人望がなく、そもそも他人から認められていません。
特徴16:妬み・恨みを抱えている
妬みや恨みを抱えながらも、自分で努力をして追い抜こうとはしません。利益を被っている人を引きずりおろして、自分が相対的に上がることで優越感を感じようとします。
特徴17:罪悪感が薄い
罪悪感を感じることができれば、他人に悪いことを行うことはできません。利己的な人は、罪悪感に鈍感であるため、なりふり構わず自分の利益だけを追求することができます。
特徴18:他人へ無茶な要求をする
自分が利益を得ることができさえすればよいと考えているため、そのために他人がどれだけ努力をしなければならないか、どれだけ嫌な思いをしなければならないか、ということに対しては全く配慮しません。そして、感謝の気持ちも抱きません。
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特徴19:他人の失敗には強く言及する
損を取り戻すために、失敗をした人を攻め立てて利益を守らせようとします。成功はすべて自分のものですが、失敗は、失敗をした人の責任だと考えています。
自分に対しては甘い場合が多い
他人に厳しく自分に甘く、という行動原理を持っている人が多いことに加えて、ほとんどの場合、無自覚です。
特徴20:平気で人を利用する
利己的な人は、他の人も全員自分の利を守るために行動していると考えているので、利益を横取りされるような人は無能だと感じます。
特徴21:成果主義
数字や業績として目に見える形で残るものだけが重要であると考えているため、それを達成するまでにどんな状況になっていたかということには気を配りません。
結果さえ出せば何をしても良いと考えている
そのやり方によって人間関係が悪化することは、利己的な人にとってはどうでもいいことです。最後に良い結果を得たものだけが「勝者」で「勝ち組」の人間であると考えています。
特徴22:目に見えないものを軽視する
従って、職場の雰囲気よりも結果を重視し、人間関係を悪化させてでも自分の利益だけを守ろうとします。
そのような人たちは、コミュニケーション力を学ぶのではなく、まず自分の偏った考え方を治さなければなりません。他の人の気持ちを考えることができて初めて、良好なコミュニケーションをとることができます。
利己的な人間は悪なのか
自分のことを大切にすることは、「悪」ではありません。自分のことすら大切にできない人は、結局は自暴自棄になってしまうこともあります。
自分を優先することは悪ではない
目先の利益で人間関係という利を失うことが愚か
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人は一人では生きていけない
他人を思いやることが、巡り巡って今得られるよりも大きな恩恵を与えることもあります。他の人に配慮することを「損である」と感じることはそもそも間違っています。
利己的とは自分の利益第一という考え方
周りから孤立し結果的に損してしまうことが多い
他人を思いやることで、仲間を増やし、良い雰囲気の中で生きていくことが結局は一番うまく生きていく方法であると言えます。