「エバーグリーン」の意味と使い方・語源|音楽/金融/常緑
更新日:2022年06月26日
「エバーグリーン」の意味と使い方とは?
色んな所で聞き覚えがあるであろう「エバーグリーン」という言葉。音楽のタイトルなんかでもよく見かけます。この記事では「エバーグリーン」の意味や、意外と多い「エバーグリーン」という言葉を社名にしている企業をいくつかご紹介します。
ちょっと意外なところで使われている「エバーグリーン」を見ていきましょう。
「エバーグリーン」は「常緑」の意味
「エバーグリーン」とは、英語で「Evergreen」とつづります。意味としては、「常緑」、「不朽」を意味する名詞・形容詞にあたります。また、可算名詞として、「常緑樹」、「ときわ木」という意味でも使用されます。常緑樹とは、1年を通して緑のままである葉を有している植物の事を意味します。
「常緑植物」として「緑が枯れない」という連想から「いつまでも衰えることのない」という意味も含まれる事があります。 また、音楽の世界では、「いつまでも衰えることのない」という意味から、「時を経ても色褪せない名曲」というニュアンスでも使われることがあります。
意味を分解して考えよう
英文や、英語の歌詞などでも出てくる「エバーグリーン」という言葉ですが、この言葉は「ever」と、「green」に分解できます。それぞれ「エバー」は、肯定的な意味で「いつも」、「つねに」、「持続的に」という意味があります。また、疑問的な使い方や否定文の場合は「これまでに」、「かつて」という過去を意味する単語になります。
次に「グリーン」ですが、こちらは、まず一般的に普及している意味では「緑色」という意味が有名です。ゴルフの用語なんかでも「グリーン」は使われています。素直に「草地」や、「緑地」という意味もあります。
また、すこし捻って環境保全、自然保護。また、自然保護運動という意味を表す場合もあります。「グリーンエネルギー」や、「グリーン家電」など聞いたことがあるでしょう。若々しい、の意味を指す「グリーンエージ」、「未熟な」というものもあります。
詞的な意味の「エバーグリーン」
「エバー」と「グリーン」で分けて見てみましたが、上記のような意味を持つと考えてみると、英文や英語の歌詞でそのまま直訳して「エバーグリーン」という言葉を解釈するより、意味を少し考え直してみましょう。すると、例えば「永遠に続く若々しさ」や、「いつまでも青春」といった意味で解釈もできます。
言葉の持つ意味を理解すれば、その言葉が意味するものをより理解し、正しく、そして他人に分かりやすく説明できることができます。今回の「エバーグリーン」のように、解体して意味を調べることで新しい解釈が生まれることもあります。
「エバーグリーン」の語源とは?
「エバーグリーン」とは英語の単語をつなぎ合わせた言葉なので、語源と言うべき語源ははっきりとは無いと言っていいでしょう。
しかし、「エバーグリーン・コンテンツ」や、「エバーグリーン・エンターテインメント」などと使われているように、「いつまでも色あせず、長い間お客を引き寄せる」といった意味で使われていることから「エバーグリーン」は「いつまでも」という意味で使って問題ありません。
色んな音楽の「エバーグリーン」
楽曲のタイトルでよく使用されているのを見る「エバーグリーン」ですが、どのグループの楽曲が浮かんでくるでしょうか。現代日本の代表的な「エバーグリーン」を少しご紹介します。
GENERATIONS from EXILE TRIBEの「Evergreen」
近年爆発的に人気になってきている「GENERATIONS」とは、正式名称は「GENERATIONS from EXILE TRIBE(ジェネレーションズ・フロム・エグザイル・トライブ)」といいます。日本の7人組ダンス&ボーカルグループです。
EXILEのHIROさんのプロデュースのもとEXILEなどが所属するEXPG STUDIO(イーエックスピージー スタジオ)、略称EXPGのなかでオーディションが行われたことをきっかけに、さまざまなメンバーが選出され、現在に至ります。
そのGENERATIONS from EXILE TRIBEが2015年5月13日に発売したのが8枚目のシングル楽曲である「Evergreen」です。希望を歌った爽やかな曲調がいつまでも聞いていられると、人気の楽曲です。
秦基博の「evergreen」
初回公開日:2018年02月18日
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