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「ハイライト」の意味と使い方・語源・ローライトとの違い

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「ハイライト」の意味と使い方とは?

「ハイライト」という言葉はテレビでもよく耳にします。「メイクの仕上げにハイライトを入れる」「オリンピックのハイライトシーンを放送する」などといった表現がすっかり定着しています。「彼はハイライトを吸っている」という使い方もできます。このように「ハイライト」という単語一つにも、実はたくさんの意味があるのをご存知でしたか。

ここでは、色々な場面で使われる「ハイライト」について、意味と使い方を紹介していきます。

「ハイライト」の意味の語源って?

ハイライトの語源は英語の「highlight」です。名詞としては「最も明るい部分」という意味を持ちます。映画・演劇の最も興味をそそる部分や、事件・催し物の呼び物を意味する言葉として使われてきました。

一方で、「highlight」は動詞としての意味もあります。強調する、マーカーで印をつける、といった動作を表現する単語です。

英語の「highlighter」には、化粧品としてのハイライトという意味の他に、蛍光ペンという意味があります。

髪に入れるハイライトの意味と入れ方とは?

ヘアスタイルにおけるハイライトとは、一部分だけを明るくすることを意味しています。髪にハイライトを入れることで、単色カラーのヘアスタイルよりも立体感が生まれ、軽やかさが演出できます。このため3Dカラーという呼び方をされる場合もあります。また、一部分だけを染めるためダメージが少なく済みます。

美容院で施術する場合には、自身の好みやライフスタイルにあわせてハイライトの入れ方を自由にオーダーできます。仕事上のカラー制限で目立ちすぎるハイライトにはチャレンジできない、そんな方は「仕事場でも浮かないハイライトカラーで」とオーダーしてみましょう。

気分転換したいけれどダメージが気になる、という方は「ポイントハイライトで」とオーダーしましょう。短時間に個性派のヘアカラーが楽しめます。

メイクの「ハイライト」の意味と入れ方とは?

メイクにおけるハイライトとは、部分的な箇所に明るさを足すことで光を集め、顔の凹凸をはっきりさせるという意味があります。また、ハイライトを入れるアイテムを上手に使うことで顔全体が明るい印象になり、小顔効果や肌のツヤ感・透明感を増す効果も期待できると言われてます。

ハイライトは鼻筋やTゾーン、頬骨の高い位置に入れるのが基本です。顎先に小さく入れることできゅっととがった顎を演出することもできるでしょう。いずれも広い範囲に入れるとかえって膨張して見えてしまいますので、注意が必要です。

ハイライトに使用するアイテム

しかし、ハイライトとは、肌に光を集めて明るさを足すアイテムという意味です。そこだけキラキラして不自然に浮いてしまいそう、舞台メイクみたいに派手になりすぎてしまいそう、と心配される方も多いのではないでしょうか。実はこのハイライトは、初めて使う方でも自分が使いやすいタイプを選んでチャレンジすることができます。

ハイライトには、大きく分けると三つの種類「パウダータイプ」「リキッドタイプ」「クリームタイプ」があります。

パウダータイプのハイライト

初めてハイライトを使うという方におすすめするのは、粉状のタイプのパウダータイプのハイライトです。こちらは、指かブラシを用いて肌にのせていきます。分量の調節がしやすく、おでこなどの広い面積に入れるのも簡単です。

ブラシを使う場合、パウダーをふんわりと含ませた後、顔に乗せる前に手の甲で馴染ませるのがポイントです。つけすぎやムラを防ぐことができます。ファンデーションを肌にのせた後、メイクの一番最後にバランスを確認しながら入れていきます。

リキッドタイプのハイライト

リキッドタイプのハイライトは自然な仕上がりになります。液体状で伸びが良いタイプです。そのため、ベースメイクの下地として使ったり、ファンデーションと混ぜて使ったりすることができ、まるでお風呂上がりのようなつるんとしたツヤ肌を目指せます。

最近は、美容成分を含んだリキッドタイプのハイライトが発売されており、人気を博しています。パウダーファンデーションと組み合わせて使う場合は、先にリキッドタイプのハイライトを入れてからパウダーファンデーションをのせる、という順番に気をつけてください。

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クリームタイプのハイライト

クリームタイプのハイライトは、発色の良さと濡れたようなツヤ感が魅力です。モチが良いのがこのタイプです。一方で、つけすぎやムラ、ヨレには注意が必要になります。また、パウダーアイシャドウの下地として使うこともできます。

クリームタイプのハイライトは、主に指を用いて肌にのせていきます。指に取ったら、トントンと叩くようにしてのせていくのがポイントです。

似たタイプにスティック状のハイライトがありますが、こちらも指にとってトントンと馴染ませることで自然なツヤ感を出すことができます。スティック状の場合はもちろん直塗りも可能です。

「ハイライト」と「ローライト」の意味の違いについて

ここまでは明るさをプラスするハイライトについて紹介してきましたが、「ローライト」はまさにこの反対の意味を持つ言葉です。部分的に暗さをプラスするのがローライトです。

ローライトをプラスしたヘアスタイル、すなわちベースとなる髪色よりも暗い色を部分的に入れたスタイルでは、立体感や動きが増します。ハイライトと組み合わせて入れることで、さらに効果的に奥行き感を演出できるでしょう。

メイクにおけるローライトには、顔の影になる部分に入れることで、より陰影を際立たせる効果があると言われています。フェイスラインに入れればシャープな横顔を演出できるでしょう。加えて、生え際付近にさっと入れることで小顔効果が狙えるでしょう。こちらもハイライトと組み合わせて使うことによって、さらに高い効果が期待できることもあります。

野球での「ハイライト」の意味と使い方とは?

野球でのハイライトとは、数々のプレーの中で特に興味をそそる場面を意味しています。このような意味での「ハイライト」は、野球に限らず、スポーツニュースでは聞かない日がありません。

「今日のハイライト」や「試合のハイライトシーンが放送される」といった使い方をします。「今日の試合のダイジェストを放送する」などといった場合は、このハイライトとなるシーンが中心となってまとめられていることが多いでしょう。

映画などに関する文脈での「ハイライト」も、この場合と同じ意味を持っており、同様の用法で当てはめることができます。「この映画のハイライトは、ヒロインと再会した主人公が彼女を抱き締める場面だ」や「ハイライトシーンが予告編に使われる」といったような使い方をします。

イラストでの「ハイライト」の意味と使い方とは?

もともと「ハイライト」という言葉は、絵画や写真などのもっとも明るく見える部分、光線が特に強くあたって白く見える部分を意味しています。イラストでもこちらと同様の意味で使われます。ハイライトの有無、位置や大きさ、形を変えて描くことで、表情の変化などを表現することができます。

また、絵画用語のハイライトとは、光の当たった明るい部分を白のチョークや絵の具などで浮き立たせる技術を指します。特にデッサンにおいて使われる場合が多いです。

イラストや写真においては、より限定的な部分に入るハイライトとして、目に映る光を「キャッチライト」、髪に反射する光でそのツヤが強調された状態を「天使の輪」と呼ぶこともあります。

ITでの「ハイライト」の意味と使い方とは?

英語で「ハイライト」は、「強調する」や「目立たせる」という意味を持ちます。IT用語としては、背景色を反転させる、色を変更する、明度を変更するなどといった工夫によって、強調したい文書や、Webページのテキストなどを際立たせる表示方法を意味する語として用いられています。

また、ワープロソフトやWebページなどでは、テキストの一部などを反転表示したり、背景に蛍光色を使用したりして目立たせる強調機能が「ハイライト」と呼ばれています。特に「ハイライト表示」と呼ばれることも多くあります。

右翼の「ハイライト」の意味と使い方とは?

右翼の「ハイライト」は、あまり聞いたことのない使い方だと感じられる方もいらっしゃることでしょう。この語の成り立ちから紐解いていきましょう。

「ハイ」とは?

「ハイ(high)」という言葉には、位置・程度が高いこと、数量が多いことなどを表す用法があります。たとえば、等級や階級といった意味を持つ「グレード」という単語に「ハイ」をプラスした「ハイグレード」という言葉は、グレードが高いさま、すなわち高級な、良質の、という意味を持つようになります。

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「ライト」とは?

「ライト(right)」という言葉には、「右」という意味があります。例えば、野球でライトと言えば右翼、または右翼手を指します。

思想的な観点においても、「ライト」は右という意味を表します。右翼とは比較的保守派、あるいは国粋的な思想を持つグループを指します。

反対の左、すなわち「レフト」は左翼を意味しており、比較的革新的、あるいは急進的な思想を持つグループを意味します。これは、フランス革命当時、議会で議長席から見て右方に穏和派のジロンド党が席を占めていたことが由来となっています。

この「ハイ」と「ライト」を組み合わせた「ハイライト」という言葉は、「極端な右翼」という意味を持ちます。

「ハイライト」をうまく使って毎日に明るさをプラス!

いかがでしたか。普段何気なく使っている「ハイライト」という言葉にも、実は色々な意味がありました。使われる場面も非常に多様です。

ヘアスタイルやメイクに活かすことで、なりたい自分を目指すための心強い味方となるハイライトですが、今やアイテムも豊富です。好みやライフスタイルにあわせて気軽にチャレンジできるのも大きな魅力でした。ローライトと組み合わせて使うことで、より効果を実感できるでしょう。

一方で、「ハイライト」という言葉は、スポーツからイラストの技法、IT用語、ニュースにおける重要単語にまで使われています。この言葉の意味を押えておけば、視野がぐっと広がるでしょう。

毎日耳にするであろう「ハイライト」、うまく活用して毎日に明るさをプラスしてみませんか。

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