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「ぐだぐだ」の意味と使い方
「ぐだぐだしているんだよ」と言われると、なんとなく意味は分かってもらえるのですが、この記事を参考にぐだぐだという言葉の意味と、その使い方について見ていきましょう。
「ぐだぐだ」の意味
「ぐだぐだ」の2つ目の意味は、やる気のない様子、しまりのない様子、めりはりがなくだらけている、だらだらしている、といった怠惰な人の様子を表しています。
「ぐだぐだ」の使い方
「ぐだぐだ」の2つ目の意味で使う場合には、怠惰な様子を表しているので、「ぐだぐだしているね」とか、「ぐだぐだした生活」や「休日だから思いっきりぐだぐだしていた」などだらけた様子を表す使い方をします。
「ぐだぐだ」は成果と結びつかない
なので、「ぐだぐだした会議だったけれど結果的に良かった」というようなことはたいていはなく、「ぐだぐだしていてなんとか結果が決まった」というような、消極的なニュアンスになることが多いです。
そもそもぐだぐだというのが、実りのない会話、成果がない会話、さらに収集のつかない状態などを表している言葉ですので、ぐだぐだしていたけれど結果的に良くなった、ということはほとんどないでしょう。
ですから「ぐだぐだした会議」といった場合には、成果や進展がなく、ただ時間を浪費しただけの非常に苦痛な時間だった、というようなニュアンスになってしまいますので、ぐだぐだの使い方には注意しましょう。
「ぐだぐだ」の類語
「ぐだぐだ」している態度だった場合には、「しまりのない態度」や「気が抜けている」、「腑抜けている」や「だらけている」といった言葉が類語となります。
「ぐだぐだ」の言い回し方
特定の人物をしめして、「モタモタしていたせいでぐだぐだした」というような言い回しもありますが、どちらの言い回しにしてもかなりネガティブなイメージを受け手にもたらします。
「ぐだぐだ」の語源
まず、くだくだしい、という言葉をご存じでしょうか。「くだくだしい」という言葉の意味は、しまりがない、収集がつかない、まとまらないことを表しています。
意味として、「ぐだぐだ」と似通っていますが、「ぐだぐだ」という言葉はくだくだしい、という言葉の擬音語である可能性があります。
「くだくだしい」という言葉はくだらない、という言葉から来ているとも言われています。そのため「くだらない」という言葉が「くだくだしい」となり、「ぐだぐだ」という言葉が生まれた、という説です。
より使いやすい言葉として「ぐだぐだ」という言葉になったと考えられています。
「ぐだる」という言葉
「ぐだぐだ」をさらに簡略化し、かつ使いやすくしていると考えられます。「ぐだる」の使い方は、「話が長すぎてぐだった」や「明日は休みだからぐだる」などといったもので、基本的に「ぐだぐだ」の使い方と変わらないでしょう。
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「ぐだぐだ」の敬語での言い方
少し言葉は変わってしまうのですが、「冗長」という言葉がぐだぐだと似た意味のある敬語として使えるでしょう。「冗長」という言葉の意味は、むだなことが多くて長いことや、無駄の多いあり様などを表しています。
そのため、敬語で使いたい場合にはぐだぐだではなく「冗長な会議でした」や「冗長していました」といったような丁寧な言い回しをすることができます。
または、「冗長化していました」や「冗長な話でした」、「冗長な挨拶でした」といった言い回しができるでしょう。言い方は丁寧なのですが、意味としては無駄な話が多かった、意味のない話が多い挨拶、面白みのない状態、といった内容になります。
「ぐだぐだ」の対義語
「あっさりしている」や「簡潔な話」、「筋道を立て、話す」といったように短く、かつ分かりやすく話をするといった言葉があるでしょう。
ぐだぐだの2つ目の意味、だらけているような状態を表しているという意味の対義語としては「有意義な」や「合理的な」、「てきぱきしている」、「手際が良い」などといった言葉が対義語としてあるでしょう。
「ぐだぐだ」の方言
石川県では、ぺちゃくちゃ話す様子を「くたくた」、群馬県では、まとまりのない話やくどいことを「くだくだ」、島根県では、小言や不満をくどくど言うことなどを「ぐだぐだ」という表現をしています。
また、福岡県では、くどくどとしつこいことを「ぐだぐだ」、愛媛県では、しつこいあり様を「ぐどぐど」のように意味は同じですが、地域により表現が少し異なります。
ネットスラングでの「ぐだぐだ」の使われ方
ネットにおいてぐだぐだ、という言葉は「gdgd」といった使い方をすることが多いです。ぐだぐだと書くのではなく、ローマ字で「gudaguda」と打ち込むのを面倒くさがったために頭の文字だけをとって「gdgd」と略して書いています。「gdgdだな」と書かれていれば、ぐだぐだだな、という感想になります。
ネットではしばしばこういった略語が多く登場しており、ワクワクしているときは「wkwk」(wakuwakuの略)と書いたりします。「あけおめ」というのも有名です。「あけましておめでとうございます」という新年のはじまりの言葉を全部入力するのが面倒臭いということから誕生した言葉です。
「ぐだお」と「ぐだ子」
こちらの「Fate/Grand Order」のサポート漫画として「ぐだぐだオーダー」という作品があり、「Fate/GrandOrder」の男主人公を「ぐだお」、女主人公が「ぐだ子」といった紹介がされていたことでこのように呼ばれています。
仕事での「ぐだぐだ」の意味
「ぐだぐだ」の意味としては同じことを何度も繰り返し、無駄だと分かっているけれど、仕事だから仕方なく行っているというような意味になります。
計画性がある、合理的、といったような言葉とは反対の意味になるのが「ぐだぐだ」という言葉ですので、仕事で「ぐだぐだ」しているというのは良い状態ではないでしょう。
「ぐだぐだ」を英語にするとどうなる?
また、「ぐだぐだ」という言葉の2つ目の意味であるダラけた様子などを表す場合には、「dawdle(ぐずぐずする、無駄にする)」といった言葉や「linger(ぐずぐずする、長々と)」といった動詞を使って「ぐだぐだ」を表現することができるでしょう。
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「ぐだぐだ」の使い方はTPOが大事
休日にはリラックスしてストレス発散することも大事です。そのため、ぐだぐだしていても別に構わないでしょうし、それで体を休ませることができるなら悪いことではありません。
状況によって相手にネガティブな印象を与えてしまう可能性もあるので、この記事を参考に使い方を確認し、「ぐだぐだ」という言葉を使ってみましょう。