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「挙げる」の意味と使い方と例文とは?
「挙げる」という言葉が普段の生活の中で使われることがたくさんあります。それでも「挙げる」という言葉の正確な意味について理解している人はあまりいません。そのため「挙げる」というフレーズを会話の中で使いこなすことができるようになるためにも「挙げる」の正確な意味と使い方について詳しく紹介します。
「挙げる」に意味
「挙げる」の意味について辞書で調べてみると「手や腕を上方に差し出す」もしくは「事を起こす」という意味が含まれていることがわかります。他の漢字やフレーズを使ったとしても「上方に差し出す」という意味を表現することは可能です。しかし「事を起こす」という意味が「挙げる」に含まれていることは注目に値します。
物の移動だけではなくて、何かが起きたことについて表現するために「挙げる」という言葉を使用することができるからです。この意味について正確に理解していなければ「挙げる」を会話の中で正しく使うことができません。しかも「挙げる」は何かのことを「わかるように示す」ために用いられる場合も少なくありません。
具体的に使われ方については、後ほど紹介される例文から学ぶことができます。
結婚式
興味深いことに「挙げる」という言葉「結婚式」という言葉を組み合わせたフレーズを作成することができます。例えば「来月結婚式を挙げます」という例文によって周りの人と意思の疎通を図ることが可能です。この例文を使用することによって「来月結婚式を行います」という意味を表現できます。
「挙げる」が何かの行事を行うときにも使用されているということに気づかされます。
挙式を「挙げる」はNG
よく無意識のうちに「来月挙式を挙げるんだ」と会話をしている人を見かけることがあります。しかし「挙式を挙げる」という表現は間違いです。なぜなら「挙式」という言葉自体に「結婚式を挙げる」という意味が含まれているからです。そのため「挙式を挙げる」というフレーズを使用することにより「結婚式を挙げる、挙げる」のように、同じ意味を繰り返していることになります。
正しい日本語を使うことを心がけたいのであれば「挙式を挙げる」というフレーズが間違えてあることを覚えておく必要があります。
意見
他にも「挙げる」と「意見」言葉を組み合わせることによって、便利なフレーズを作成することができます。簡単に「意見を挙げる」というフレーズを使用するのであれば「意見を述べる」という意味を周りの人に対して伝えることができます。
人によっては「意見を挙げる」の「挙げる」の部分の漢字が「あげる」とか他の漢字だと感じることもあるようですが、実際のところは「挙げる」という漢字を使うことができます。
「挙げる」の類語
「挙げる」の使われている例文を普段の会話の中に取り入れることができますが、他にも「挙げる」と同じ意味のある類語があるということを忘れてはなりません。実際のところ「挙げる」と類語を会話の中に取り入れることによって、自分の言葉のバリエーションを増やすことができるからです。「挙げる」の類語について詳しく紹介します。
上げる
「挙げる」の代表的な類語の1つは「上げる」というフレーズです。「上げる」には「物を低いところから高いところに持っていく」という意味があることになります。そのため、単純に何かのものを上に持っていくのであれば「上げる」という言葉は使用することができます。例えば「布団を上げる」という例文を作成することができます。
誰でも理解することのできる例文ですが、この例文によって「布団を本来ある位置から、上方にあげている」ことがわかります。物の動きについて簡単に他の人に説明したい時に「上げる」というフレーズを使用することができます。
持ち上げる
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「挙げる」という言葉を「持ち上げる」という類語に言い換えることができます。「持ち上げる」という言葉には「手に持って上に上げる」という意味が含まれています。そのため、単純なものの動きだけを表現しているのではなくて、その物が手によって動かされている事を表現することのできるフレーズになります。
「ダンボールを持ち上げてください」という例文を作成することができます。この言葉を言われている人は、迷うことなく自分の「手で」ダンボールを上げることになります。無意識のうちにこの言葉を言われている人は反応することと思われますが「持ち上げる」という言葉によって「手に持って上に上げる」という意味が伝えられていることがわかります。
「挙げる」の敬語
「挙げる」という言葉は普段の会話の中に積極的に取り入れることができますが、目上の人と会話をしているのであれば、正しい敬語を使わなければなりません。友達と会話している時と同じように「挙げて」というラフな言い方を目上の人に対してすることはできないからです。そのため、これから「挙げる」の敬語表現について詳しく紹介します。
謙譲語など
「挙げる」を敬語表現に変える時には、謙譲語を作成することができます。謙譲語とは、自分の身分を下にみなすことによって、相手に対する深い敬意を示すことのできる文法になります。そのため「挙げる」の謙譲語を習得することができれば、かなり目上の人と会話をしている時であったとしても、ふさわしい敬意を相手に示すことができます。
これから「挙げる」の謙譲語について詳しく紹介します。
差し上げる
「挙げる」を謙譲語に言い換えたいのであれば「差し上げる」と表現することができます。「差し上げる」をどのようにして使ったら良いのか理解したいのであれば、具体的な例文を作成する必要があります。例えば「お電話を差し上げます」というフレーズを会話の中で使用することができます。
意味としては「電話をします」と言っていることになります。それでも「お電話を差し上げます」という敬語表現によって相手に対する深い敬意が示されていることになりますので、かなり目上の人に自分が電話をしなければならない場合に、この表現を使用することができます。
献上する
「挙げる」を謙譲語に変換すると「献上する」という言葉になります。例えば「失策で2点を献上しました」という例文を作成することができます。このフレーズによって「失敗をすることによって、相手に2点を与えてしまった」という意味を抱いていることになります。スポーツの試合などでもよく使われている表現です。
「挙げる」という言葉を使うことによって同じ文章を作成することはできます。「失策で2点をあげました」です。でも「失策で2点を献上しました」という文章の方が、聞いている人にとって分かりやすい表現が使われていることになります。スポーツを見ている人に対する敬意を示されているので、非常におすすめの敬語表現です。
「挙げる」と「掲げる」の意味の違い
同じような読み方をする漢字はたくさんあります。例えば「挙げる」も「挙げる」もどちらであったとしても「あげる」という読み方をすることになります。しかし、書き言葉にする時には、別々の漢字が使われることになりますので、それぞれの正確な意味について理解するのは大切なことです。「挙げる」と「揚げる」の違いについて詳しく紹介します。
天ぷらは「揚げる」
単純に天ぷらを揚げる時の動作を表現するのであれば「揚げる」という言葉を使うことになります。無意識のうちにこの漢字を使っていますが、例えば「天ぷらを挙げる」という文章が書かれている本を読んでいるとしたら、違和感を感じるのではないでしょうか。そのため、天ぷらや他の揚げ物について表現するのであれば「揚げる」という言葉を選択するのが賢明です。
「挙げる」の漢字違いの言葉の意味の違い
「挙げる」と「上げる」と「揚げる」はどの漢字であったとしても全く同じ発音をすることに気づかされます。しかし、それぞれの漢字の言葉の意味の違いがあることを、ご存知だったでしょうか。それぞれの言葉の意味に違いについて詳しく紹介します。
上げる
まず代表的なのが「上げる」になります。この言葉は、多くの人の間で無意識のうちに使われている表現の1つです。何かのものを上方に移動させている事を表現したいのであれば「上げる」という言葉を使用することができます。単純に物の移動について表現していると考えることができます。
しかし「証拠をあげる」という文章を作成するのであれば「上げる」ではなくて「挙げる」という漢字を選択する必要があります。なぜなら「挙げる」は意味について「はっきりとわかるように示す」役割も担っていることになるからです。つまり、証拠が何であるかをはっきり周りの人にわかるように示したいのであれば「証拠を挙げる」のように「挙げる」を使う必要があります。
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揚げる
すでに紹介されましたが「天ぷらを揚げる」や「揚げ物を食べる」という文章を作成することができます。同じ文章を「天ぷらを上げる」や「挙げ物を食べる」というフレーズに置き換えることはできません。食べ物に関して表現をしたいのであれば、全く同じ発音であったとしても、迷うことなく「揚げる」という言葉を選択することができます。
そうすることによって「挙げる」と「上げる」を間違った用法で食べ物に関する文章で使用するのを避けることができます。この場合の「揚げる」の使い方は、多くの場合、無意識のうちに正しく使うことができているはずなので、あまり問題にはなりません。
「挙げる」で行事も報告する
「挙げる」と全く同じ発音することのできる漢字は他にもあります。しかし、結婚式や他の行事について表現したいのであれば「挙げる」というフレーズを選択しなければなりません。そうすることによって、正しい漢字を使うことが可能になるからです。
会話だけを楽しみたいのであれば、漢字の違いについて理解する必要はありません。なぜなら「挙げる」も「上げる」も「揚げる」も発音が全く同じなので、文脈から何についていようとしているのか想像することができるからです。しかし、メールの中の文章など書き言葉を使用することが多いのであれば「挙げる」の、この記事の中で紹介された正しい使い方を忘れないようにしておきましょう。
そのようにして「挙げる」や他の漢字を正しく使うことのできる大人であることを周りの人に証明することができます。