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「掛かる」の意味と使い方・手が掛かる子供の育て方・費用

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「掛かる」の意味と使い方

今回のテーマは、「掛かる(かかる)」です。「掛かる」はどんな意味で、どんな時に使うのでしょうか。まずは、そこから見ていきましょう。掛かるにはとてもたくさんの意味があります。ですから、一つの意味だけを覚えるのではなく、どんな時にどのように使われるかによって判断しなければなりません。

例文から見る「掛かる」の意味

ここでは、例文を使いながら説明していきます。「ハンガーに掛ける」は、上着などをハンガーに吊るすこと、「のれんを掛ける」は、のれんをぶら下げることを意味します。吊るす、ぶら下げるという意味があります。

次に「期待が掛かる」「疑いが掛かる」は身に作用が及ぶということです。「期待を持たれる」「疑いを持たれる」ということもできます。物や気持ちだけではなく、「仕事に掛かる」「作業に掛かる」とあることを始めるときに使うこともあります。着手する、始めるという意味です。

「お目に掛かりたいのですが」は「お会いしたいのですが」という意味です。「お目に掛かる」でお会いするとなります。初対面の時に使うあいさつに、「お初にお目に掛かります」があります。

「ドアノブに手が掛かる」「肩に掛かる髪の長さ」のように、接触を意味する場合もあります。体のある部分が、他に触れたり引っかかっているときに使います。

「かかる」の他の漢字

「かかる」の漢字は一つではありません。掛かる・係る・架かる・繋かる・懸かるがあります。係という漢字には、かかわる、つながる、架には棚、きものかけ、かけわたす、繋にはつなぐ、つながる、かける、懸には、かける、ぶら下がる、へだたるという意味がそれぞれあります。熟語を考えるとイメージしやすいでしょう。

関係、架線、連繋、懸垂などです。「関係」という熟語からは、かかわるということが連想されます。懸垂からは、鉄棒にぶら下がる姿が想像できます。掛かるという漢字を使うことが多いですが、ひらがなも使われています。

「掛かる」と似ている「掛ける」

掛かるが自動詞であるのに対し、掛けるは他動詞です。つまり、掛けるは作用が及ぶ対象物を取ります。具体的な例を次の項目で見ていきましょう。

掛けるの使い方・例文

掛けるの例文には、

・電話を掛ける
・上着を掛ける
・毛布を掛ける
・手間を掛ける
・留め金を掛ける

などがあります。例文から、「掛けるは」働きかけの行動を起こすということがわかります。

手の掛かる子供はどうやって育てている?

子供は手の掛かるものですが、それでも育てるのが大変な子はいます。そもそも、手が掛かる子とはどんな子供でしょうか。

手が掛かる子とは?

赤ちゃん時代であれば、よく泣く子が手が掛かるのではないでしょうか。おとなしく寝ていてくれればその間に家事がはかどりますが、よく泣く子はあやしたり、おむつを替えたり、ミルクをあげたりと思いつくことをするでしょう。それでも泣き止まないときは、途方に暮れてしまいます。何年も続くことではないのですが、そのさなかにいるときは深刻です。

少し大きくなってくると、聞き分けのない子が手が掛かります。たとえば「ここで待っていてね」と言っても待っていられなかったり、「触っちゃダメ」と言っても手を伸ばしてしまうような子供です。

手が掛かる子はどうすれば?

子供の性別、性格によって手の掛かり具合は変わってきます。こうすれば解決というような特効薬はありません。一人で抱え込まないで、家族に手伝ってもらったり、友人に話を聞いてもらうのがよいでしょう。同じ悩みを持つ人がいれば、さらに心強いです。

子育てにおいては、全く逆の悩みが出ることもよくあります。たとえば、食べることが大好きでいくらでも食べるので肥満が心配という一方で、小食で、手をかけて作った料理もちっとも食べてくれないとか、活発すぎて手に負えないという悩みがあるかと思えば、引っ込み思案で困るという悩みもあります。

大きくても小さくても、うるさくてもおとなしくても悩みは尽きません。市町村に子育て支援センター・相談センター、電話相談などがあります。また、育児支援サイトもありますので、手が掛かる子で困ったときには活用しましょう。誰かに話を聞いてもらうだけで、気持ちが軽くなる場合もあります。

子育てはお金が掛かる

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よく言われますが、子育てはお金が掛かります。子供はたくさんほしいけどお金がかかるから、うちは子供は1人か2人、という家庭もあります。具体的には、どんなことにどのくらいお金がかかるのでしょうか。知って、備えておくとよいです。

子育てにかかる費用

子育てにお金を掛けようと思えば、いくらでも掛けることができますが、節約を心掛けても必要なお金は出てきます。どんなことにお金がかかるのでしょうか。子育てに掛かるお金について見ていきましょう。

お稽古事

子供のお稽古で検索すると、水泳、英語、ピアノ、体操、幼児教育、サッカー、書道、ダンス、空手、そろばんがでてきます。また、ちょっと変わったところではレゴスクール、日本舞踊、和太鼓というのもあります。

月謝は地域や月に何回か、何のお稽古かによって違いますが、だいたい5000円から10000円ぐらいです。また、月謝の他に教材費、検定費、発表会費、衣装・シューズ代などが掛かることもあります。一人の子供にお稽古を一つだけというのではなく、多くの子供が複数のお稽古事を習っています。中学生以上になると、塾に通うお子さんがぐんと増えます。

一般的にスポーツ系よりも芸術系のお稽古の月謝の方が高いです。これは、ピアノ、バイオリンなどの芸術系のお稽古が1対1のレッスンになることが関係しているでしょう。

子供の衣類

衣食は必ずかかってくるお金です。着るものについては、子供が小さいうちは成長が早いので、洋服が1年たつと着られなくなったり、活発に遊べば汚れたり擦り切れたりしてしまいます。どこの家庭でもその時にぴったりの服ではなく、少し大きめの服を購入するでしょう。

赤ちゃん時代には、紙おむつ代も必要です。量販店などでセールなどを狙えば、節約できますが、3年弱、かなりの量が必要です。

子供服といえども、バーバリー、ラルフローレン、ディオールなどの一流ブランド品もあります。これらを着せてあげようと思えば、相当な出費になります。

行事に必要な服もあります。お宮参り、七五三、親戚の結婚式、お葬式、成人式などです。その時だけしか着ないのに購入するとかなり高額なので、レンタルしたりきょうだいで着まわしたりして工夫している人が多いでしょう。リサイクルショップやメルカリで探してみるのもよいです。

子供の食

食は、赤ちゃんだったらミルク代、離乳食代が掛かりますが、母乳だったり、離乳食を手作りすることによって差が出ます。幼児期は量は少ないですが、おやつや栄養を考慮しなくてはなりません。成長期なので、乳製品、タンパク質、野菜、果物が欠かせません。

食に一番お金がかかるのは、高校生の男子でしょう。女子も男子ほどではありませんが、一番食べる時期です。とにかく一体どれだけ食べるのかというほど食べます。特に運動系の部活に入っている子は、エネルギーの消費が激しいのでよく食べます。

学校に掛かるお金

日本では、小学校・中学校が義務教育となっていますが、ほとんどの子供は小学校入学前に保育園または幼稚園に通っています。また、中学卒業後も高校に進学するのが一般的です。幼稚園から大学まで全部公立でおよそ1000万円、全部私立で短大だとしても2000万円以上掛かります。大学が理系で4年制・6年制だった場合には、さらに費用がかさみます。

小中学校は公立に行っても、ランドセル代、給食費、教材費、体操着、修学旅行などの積立金などがあります。ただではありません。中学、高校も部活によっては、楽器代、遠征費用、合宿費などに意外にお金が掛かります。

医者に掛かる

「医者に掛かる」という表現をします。いうまでもなく、病気やけがをしたときにお医者さんに診てもらうことです。「通院する」「医者へ行く」とも言います。よく考えると、「医者へ行く」はクリニックへ行くとか病院へ行くということです。でも、多くの人が、「医者へ行く」と言いますし、それで通じています。

英語では、I go to see a doctor. という表現があります。直訳すると「私はお医者さんに会いに行く」ですが、お医者さんに行くという意味です。「会いに行く」とは面白いです。まあ、確かにその通りです。

鍵が掛かる

「鍵が掛かる」もよく使う表現です。この場合、鍵が掛かっていて建物に入れない場合と、ロックされてログインできないとか、機器が使用できないということがあります。パソコンが普及していなかった時代には「鍵が掛かる」と言えば、建物が閉まっているという意味がほとんどでしたが、今では、両方よく使われます。

「掛かる」の類義語

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掛かるには、取り付けられる、置かれる、取り組むなどたくさんの意味があるので、類義語も多数あります。

置かれる、し掛かる、乗り出す、着手する、垂れる、吊るされる、会う、攻撃する、やっつける、討つ、なる、罹患する、まだまだたくさんあります。例えば、仕事に掛かるだったら、仕事を始めると言い換えることができます。木の枝にビニール袋が掛かっているだったら、木の枝にビニール袋が垂れていると言い換えられます。

掛かるが使われている慣用句

「掛かる」が使われている慣用句に「手が掛かる」「気に掛かる」「息が掛かる」「エンジンが掛かる」があります。これらは少し特殊な意味になります。それぞれの意味を見ていきましょう。

「手が掛かる」は、簡単にはいかない、手数がいる、世話がやけるといった意味が一般的ですが、他に、手が付くという意味もあります。

「気に掛かる」は、心配になる、気になって忘れられないという意味です。「気がかり」と言ったりもします。

「息が掛かる」は、有力者の保護または影響・支配などを受ける。後援を受けている。ということを意味します。

「エンジンが掛かる」の意味は、本調子になる。調子が出る。です。これは、「やっとエンジンが掛かった」というのを聞いたことがあるでしょう。

たくさんある「掛かる」の意味

言葉には意味が一つだけではないことが多いですが、そんな中でも「掛かる」にはとても多くの意味があります。「掛かる」が文中で使われた時は、前後からどのような意味か判断しなくてはなりません。「掛かる」は電話が掛かる、声が掛かる、迷惑が掛かる、気に掛かるなどのように、普段からとてもよく使う言葉です。

何気なく使っている言葉でも、いろいろな意味を知り、言い換えの言葉を探してみると面白いです。

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