cms-import-tapbiz-wp

オリエンタルな雰囲気ってどんなもの?「オリエンタル」の意味や語源も解説

[allpage_toc]

部屋の模様替えで「オリエンタルな雰囲気の部屋にしたいわ」
洋服で「オリエンタルな柄ね」
と聞きますが、あなたはオリエンタルの意味をご存じですか。なんとなくオリエンタルはアジア系のイメージがあり、個性的な印象を受けるのではないでしょうか。

ここでは、オリエンタルの意味や語源はどこからきたのか、また、ファッションやインテリアなどで使われるオリエンタルが、どのような柄と雰囲気を指すのかご説明します。

最後まで読んで頂けると、オリエンタルがもたらす意味をより深く知ることができます。そして、オリエンタルな雰囲気の魅力に引き込まれることでしょう。

オリエンタルに興味を持っている方は、ぜひ最後までお読みください。

「オリエンタル」の意味や語源は?

「オリエンタル」の意味は、英語のorientからきています。

orientの意味は何を指すのか、また「オリエンタル」の語源はどこからきたのか、下記で詳しく解説します。

英語のorientalの意味

orientalとは「東方の」や「東洋の」という意味を指します。orientが元々「東方」や「東洋」の意味があり、orientの形容動詞がorientalと言うことです。

「東方」や「東洋」の意味とはヨーロッパから見て東側の国のことを指しており、主に東アジアや東南アジアを含むアジア全域を言います。

語源はラテン語

orientは方向を示す意味があり、orientの語源はラテン語で「日が昇る方向」すなわち東を意味します。

ラテン語はローマ帝国で使われていましたが、後に東西に分裂したことにより各地でラテン語が変化し日常では使われなくなりました。しかし、英語の単語はラテン語から取り入れられているものが多く、orientもその1つです。

「オリエンタルな雰囲気」はどんなものを指す?

[no_toc]

オリエンタルな雰囲気とは、東方的や東洋的といったヨーロッパから見て東側にあるアジア全域において、特徴的に見られる風習をモチーフにしたものを指します。

日本でオリエンタルな雰囲気とはどんなものを指すのか、次に解説します。

日本では西アジア風なものを指すことが多い

日本ではアジアに対して「アジアン」という言葉があることから、オリエンタルな雰囲気とは中近東や西アジア風を指すことが多いです。

西アジアとはエジプトやトルコ、アラブといった、元々の意味より狭い諸国として認識しているところがあります。

逆に、中近東は西アジアとモロッコからアフガニスタンを含む東北アフリカ域のことを指すため、西アジアより広い地域のこと言います。

オリエンタルな柄

オリエンタルな柄とは、主にアラベスク柄とバティック柄の2つが主流です。

植物のつるや花などが左右対称に構成され、幾何学模様と組み合わせた柄をアラベスク柄と言います。一方、バティック柄とは、ろうを溶かして布に染めた伝統的な特産品のことです。古風で民族っぽい柄を指します。

アラベスク柄やバティック柄を使うことでオリエンタルな雰囲気になります。

オリエンタルなファッション

オリエンタルなファッションは、独特の雰囲気を醸し出してくれます。

また、オリエンタルなファッションを身に着けるだけで、周囲とは違うオシャレ感を作り出せるでしょう。そのため、周りから注目してもらえるオリエンタルな雰囲気を演出できます。

自国にはないリゾート感を作り出してくれるのが、オリエンタルファッションの魅力です。

オリエンタルなインテリア

オリエンタルなインテリアとは民族的な要素を持つインテリアのことを指し、欧米文化にはない異国情緒あるオリエンタルな雰囲気を醸し出してくれます。

部屋全体を変更しなくても小物をプラスすることで異国の雰囲気を演出できるので、簡単にオリエンタルな雰囲気になります。

[no_toc]

オリエンタルな配色って?

アジアの雰囲気が漂うパープルをメインにして、オレンジ系の暖色をプラスすることでエネルギーを感じる空間のオリエンタルな雰囲気になります。

また、日本ではオリエンタルは西アジアを指すことが多いため、彩度の高い色のターコイズブルーやマゼンタ、ゴールドなどを組み合わせると、西アジア諸国のオリエンタルな雰囲気を演出できます。

オリエンタルな家具って?

シノワズリデザインの家具が、オリエンタルな雰囲気を演出してくれます。

フランス語で中国趣味のことをシノワズリと言い、ヨーロッパの身分の高い一族や富裕層の間で、17世紀中頃に中国風のデザインが流行ったのがきっかけに広まりました。

シノワズリデザインは直線的なラインと中国格子網様が使われた、未知の東洋をイメージして作られた神秘的なデザインです。そのため、オリエンタルな雰囲気がありながらも、ヨーロッパらしい上品さも兼ね備えています。

「オリエンタル」の対義語はある?

オリエンタルとは「東洋の」という意味があるので、東の反対に位置する西を表す「西洋の」という言葉もあり、「西洋の」ことをオクシデンタルと言います。

ラテン語で「太陽が沈む場所」の意味を持つオクシデンスの語源からきています。

ヨーロッパから見て西側を表すのでアメリカや欧米を位置しますが、オリエンタルとは違って欧米と言ってもアメリカでくくられるため、オクシデンタルはほとんど使用しない言葉となっています。

「オリエンタル」と「エキゾチック」や「エスニック」との違い

オリエンタルは、ヨーロッパから見て東を表すアジア全域を指します。

エキゾチックとは情熱的で異国の雰囲気があることを表し、アジア地域や中近東の雰囲気に使われます。また、エスニックは民族的を意味しており異国の民族をエスニックと言いますが、日本ではインドや東南アジアの民族の雰囲気に対して表すことが多いです。

エキゾチックとエスニックの違いは、どこの国を表すかで変わります。

「オリエンタル」が人種差別的につかわれたこともある

オリエンタルは「東洋の」という意味があることから、アメリカでは日常的にアジア系アメリカ人をオリエンタルと呼んでいました。しかし、この呼び方が人種差別的につかわれていたため、アメリカ合衆国連邦政府機関でオリエンタルという呼び方を禁止するようにしました。

現在では、アジア系アメリカ人をAsian Americansと呼んでいます。

「オリエンタルな雰囲気」が指すものや「オリエンタル」の意味について知っておこう

[no_toc]

オリエンタルな雰囲気がどのようなものを指すのか、お分かりになりましたでしょうか。

オリエンタルな雰囲気は異国感をもたらしてくれます。インテリアの一部やファッションに取り入れることでオシャレ感が一段とアップして、オリエンタルな雰囲気に包まれるでしょう。

何か1つでもオリエンタルなものを取り入れるだけで、異国情緒あるオリエンタルな雰囲気の空間を作り出せます。

オリエンタルと言葉にする場合は安易に発言してしまうと、差別用語と受け止められ快く思わない人もいるため注意しましょう。

本記事を参考に、ぜひオリエンタルな雰囲気にチャレンジしてみてください。

モバイルバージョンを終了