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「大元」の意味と使い方とは?例文と「大本」との違いを解説

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「大元にはどんな意味があるのか教えて欲しい」
「大元はどのような使い方をするの?」
「大元は『おおもと』の他にどんな読み方があるのか知りたい」
このように「大元」という言葉についてたくさんの疑問があるのではないでしょうか。

本記事では「大元」の意味や読み方といった基礎知識や、使い方を例文も交えて紹介します。

この記事を読むことで「大元」を普段の会話で使ったり、文章で書いたりする際に必要な知識について把握できます。その知識をもとに適切な「大元」の使い所が選択できるため、不安な気持ちを感じることなく「大元」を使えるでしょう。

「大元」という言葉について知りたいと思っている方は、是非この記事をチェックしてみて下さい。

「大元」の意味とは

「大元」とは、「もろもろの物や事柄の最も基礎となるもの」を表します。他には「物事の起こり」を表す根本(こんぽん)や、「物事の一番もとになっているもの」を表す根源(こんげん)といった意味もあります。

「元」には、「物事の起こり」「始まり」「根本をなすところ」という意味があり、それに規模の大きさを表す「大」を組み合わせたものが「大元」です。

「大元」の読み方

「大元」は「おおもと」、または「だいげん」と読みます。大元(おおもと)は、日本人の姓や岡山県の地域名などで使われています。

大元(だいげん)は、中国にある渤海の貴族が10世紀ごろに建国した際に国を統治していた国王の名前「大元」や、12世紀ごろに渤海人が故地に再興した国の名前「大元国」、さらには東京都にあるタイヤ関連企業の名前「大元ACN」などに使われています。

「大元」の使い方

「物事の始まり」を意味する「大元」は、規模の大きさを表す「大」という漢字がついていることで、原因となる行動や行為をより強調する意味合いが含まれます。

「大元」を使う際には、成績や調子が上向いた理由を表すだけではなく、問題や不調のようなトラブルの原因を指す場合にも広く用いられます。

ここでは、「大元」の使い方について例文も含めて紹介します。

トラブルなどの「根本原因」を意味する

「根本原因」は「ある物事を引き起こすもとになること」を表し、「物事そのものが発生した原点」といった似た意味を持つ「大元」を使った例文は、以下のようになります。

・「私の営業成績が不調になった大元は、彼女と別れたことにあるだろう」
・「彼の体調不良が続いている大元は、昼夜逆転した生活をしているからだ」
・「品切れが起こった大元は、在庫確認を怠ったことだ」

「物事の始まり」を意味する

「大元」には「誰かの行動から始まった事柄が、物事や状態に変化を引き起こすこと」という意味もあるため、それを例文にすると以下のようになります。

・「テストの成績が上向いている大元には、進学塾に通い始めたことがあるだろう」
・「彼が遅刻した大元は、友人が間違った時間を伝えたからだ」
・「彼女が寝不足になった大元は、夜中までゲームしているからに違いない」

「大元」の類語とは

構成された語形は異なっていても、同じような意味を持つ言葉を類語と言いますが、「大元」にはいくつかの類語があり、その使い方も様々です。

物事の起こり始めるもとや、成り立っている基礎となっているもの、といった意味もある「大元」の類語にはどのような使い方があるのでしょうか。

ここでは、「大元」の類語について使い方も含めて詳しく紹介します。

根源

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「大元」の類語である「根源(こんげん)」は、「物のねもと」を表す「根」と「物事の起こりはじめるもと」を表す「源」を組み合わせた「物事の一番もとになっているもの」を意味する言葉です。

使い方は「諸悪の根源に立ち向かう」「制度の在り方を根源から変更する」「摩擦の根源となる出来事」「ミスの根源を見つけ出す」などがあります。

根本

「大元」の類語である「根本(こんぽん)」は、「物事の起こるもと」を表す「根」と「もととなるもの」を表す「本」を組み合わせた「物事が成り立っている基礎になるもの」を意味する言葉です。

使い方は「ヒューマンエラーの根本は別のところにある」「企業の在り方の根本に関わる問題」「お互いの価値観が根本から異なっている」などがあります。

根底

「大元」の類語である「根底(こんてい)」は、「物事の基礎」を表す「根」と「物事が極まるところ」を表す「底」を組み合わせた「物事や考え方のおおもととなるところ」を意味する言葉です。

使い方は「常識を根底から覆すアイデア」「議論の根底にある問題」「三者三様の考え方はあっても、根底での利害はお互い一致している」などがあります。

本質

「大元」の類語である「本質(ほんしつ)」は、「物事のもとになるもの」を表す「本」と「実際の内容」を表す「質」を組み合わせた「物事の根本的な性質・要素」を意味する言葉です。

使い方は「物事の本質をしっかり見極める」「相手が何を言いたいのか、話の本質がまったく伝わってこない」「議論は問題の本質を捉えたものでなければならない」などがあります。

「大本」との違いは?

「大本」と「大元」は意味や読み方が似かよっていて、使い方にもどのような違いがあるのか判断が難しいと思っている方も多いのではないでしょうか。

それぞれの言葉を構成している漢字を見てみると、「大本」の「本」と「大元」の「元」が異なっているため、そこから意味の違いを比較する方法があるでしょう。

ここでは「大本」との違いについて紹介します。

「大本」の意味

「大本」とは「物事の根本となるところ」を表し、同じ意味を持つ「大元」と比較しても意味に違いはほとんど見られませんが、「大本」に使われている「本」と「大元」に使われている「元」を比較した場合「大本」には「基本」という意味合いが含まれます。

また、それぞれの読み方を「大本」を「だいほん」「大元」を「だいげん」などに変えると、意味は異なったものになります。

「大本」の使い方

「物事の根本」を表す「大」と、「基本」を表す「本」を組み合わせて「物事の基本」を意味する「大本」は、以下のように使われます。

・「問題を解決するために、大本となる現場を調べる」
・「事件の大本となる物事に関わった関係者を調査する」
・「彼の人間関係を構築する大本となったのは趣味のゲームだった」
・「大本のストーリーを理解して映画を観に行った」

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「大元」の意味と使い方を知ろう

今回は「大元」の意味や読み方、使い方などについて紹介してきましたが、「大元」について知れたでしょうか。

「物事の始まり」を意味する「大元」は、日常会話においても使い勝手のいい言葉ですので、根本や根源、本質といった言葉を言い換える際のバリエーションの1つとして利用してみましょう。

「大元」を上手に活用して、会話を楽しんで下さい。

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