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「北海道の友達がいるんだけれど、言葉の理解ができない!」
このように北海道弁が理解できずに、はてなマークが頭にたくさん浮かんだ経験があるのではないでしょうか。
本記事では、「おだつ」をはじめ、様々な方言(おもに北海道弁)を紹介していきたいと思います。意味だけでなく例文も使ってわかりやすく紹介していきます。
この記事を読むことで「おだつ」をはじめ、様々な方言を知ることができ、使えるようになるでしょう。その知識をもとに、友達に知識自慢をしたり、方言の話題で盛り上がったりできます。また北海道の友達などと方言を使って話したりもできるでしょう。
様々な方言を知りたい、興味がある方は、是非この記事をチェックしてください。
「おだつ」ってどんな意味?
「おだてる」という言葉は聞いたことがある方もいるでしょう。「おだてる」は「おだつ」の口語形になります。
「おだてる」の意味は、嬉しがることをいって相手を得意にさせるという意味があります。そのため、この言葉と意味が似ていると思うかもしれませんね。
「おだつ」が使われている地域
仙台では「おだつ」を「おだづ」と発音することもあるようです。大分県では「おだっちょる」という言い方をすることもあるようです。
「おだつ」の語源・由来
辞書で「煽てる」と調べると「何かをさせようと、ことさらに褒める。もちあげる。」とでてきます。
「煽てられる」に言い換えると、受け身になり、相手にうれしがることを言われてもちあげられるという意味になり、これが煽つになると、褒められているわけでもないのに、いい気になっているという意味になるという意見があります。
他にもおだつは「お+だつ」に分けることができ、「たつ・だつ」は沸々としている(ある感情が少しずつ込み上げてくる様子)という意味とします。「お」はおふざけなどを丁寧語に見せかけた皮肉なものとします。
そうしておだつは、本人が楽しくしているけれども、それが過ぎて他人からは調子にのっているようにみえるという意味になるという意見があります。
「おだつ」の使い方・例文
「おだつ」の意味を理解しても、実際どのような場面で使うことができるのか、知りたいですよね。ここからは「おだつ」の使い方を例文を使って紹介していきたいと思います。実際に使いやすい言葉もあるのでぜひ、頭にいれていってください。
おだつ
意味としては「あんまり調子にのると怒られるよ」になります。おだつは怒られる場面で使われることが多い言葉です。
他にも「おだつんでない」(調子にのるんじゃない)のように使うこともあります。
おだってる
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意味としては「あの人本当に調子にのっているよね」になります。
あまりいい意味として使われることはありません。ですが、日常的に使われそうですね。
おだっちゃってる
意味としては「私、今、本当にはしゃいじゃってるよ」になります。
この言い方はかわいい印象を与える話し方ですね。興奮を表すときに使えます。
「おだっちゃってるねー」という言い方ですと、「はしゃいじゃってるねー」と呆れられた感じのような印象になります。
おだちすぎ
意味としては「ふざけすぎだよ。静かにして」になります。
注意するときに使う言葉になります。こちらもいい意味で使われることは少なさそうですね。
おだつな
意味としては「真面目にして!調子にのるな!」になります。
これは怒るとき、注意するときに使われます。この言葉を言われたときには静かにしましょう。
「おだつ」以外の難解な北海道弁
ちょす
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使い方としては「勝手にその扉ちょさないでね」などで、意味は「勝手にその扉をさわらないでね」になります。
ちなみにこの方言は北海道だけでなく、東北地方でも使われています。
からかうの意味で使う例文ですと「好きだからってちょすなよ~」となり、意味は「好きだからってからかうなよ~」になります。
意味がわかれば、使いやすい言葉です。
けっぱれ
使い方としては「もうすぐで試験だね。けっぱれよ」、意味は「もうすぐで試験だね。頑張れよ」になります。
応援のときに使う言葉なので使いやすい言葉です。ぜひ北海道に遊びにいって出会った住民に「けっぱれ~」と話しかけてみてください。
はんかくさい
使い方としては「そんなこと信じてるのか。はんかくさい」、意味は「そんなこと信じてるのか。あほらしい」です。
この言葉はいい意味として使われません。言われてしまったときには、聞かなかったことにしましょう。また、人には言わないようにしましょう。
じょっぴんかる
使い方としては「じょっぴんからないと!先いってて」、意味は「鍵をかけないと!先にいってて」です。
決まった場面でしか使わない方言ですが、おもしろい北海道弁になります。もしかしたら、北海道で民宿のようなところに泊まる機会があれば、聞ける可能性があります。
「おだつ」の意味や使い方について理解を深めよう
例文を調べると、「おだつな!」のように、怒られる場面で使うことが多くあります。
では「おだつなよ~」と、笑いながら言ってみましょう。「ふざけるなよ~」「調子にのるなよ~」と友達と言い合いながら笑っている姿が想像できますね。
おだつという言葉は意外なところで使われているかもしれません。ぜひ理解を深めて使ってみてください。