cms-import-tapbiz-wp

かわいい鹿児島弁の特徴とは?意味や使い方・告白の例文も紹介

[allpage_toc]

鹿児島弁と聞くと、どのようなイメージを持たれるでしょうか。

「馴染みがないから全然わからない」
「大河ドラマを見た時に聞いたぐらいで馴染みはない」
「出身地だから少しはわかるかな」
このように鹿児島弁への反応は様々でしょう。

本記事では、鹿児島弁について紹介します。前半は、基本的な特徴を押さえながら、代表的な鹿児島弁の意味や使い方を解説し、後半は主に「かわいい言葉」に焦点を当てて、解説します。

地方の言葉に興味がある方や、鹿児島について知りたい方は勿論、かわいい言葉が好きな方にも楽しめる内容です。

本記事を読めば、どのような動機であっても、新たな発見があるでしょう。

ぜひ、本記事を読んで、鹿児島弁の魅力に触れてみてください。

鹿児島弁の特徴とは

鹿児島弁と言っても特徴は様々です。ここでは、鹿児島弁の基本的な特徴を5つピックアップして解説します。参考にしてください。

「薩隅方言」と「奄美方言」がある

鹿児島弁と一口に言っても「薩偶方言」と「奄美方言」があります。

これは住んでいる地域で違いがあり、本土側の薩摩地方や、宮崎県の諸県地方で話される言葉を「薩偶方言」、奄美大島から南側で使われている言葉を「奄美方言」と言います。薩偶方言と奄美方言にも細かい違いがあります。

薩摩藩が暗号で生み出した説もある

鹿児島弁は、暗号として薩摩藩が生み出したという説もあります。江戸時代に島津家が幕府から機密情報を守るために作ったというものです。

しかし、鹿児島弁の難解さは戦国時代でも有名だったと言われています。いずれにしても昔から聞き取りにくい言葉だったと言えるでしょう。

語尾が「っ」と発音をする言葉が多い

鹿児島弁には、語尾が「っ」で終わる言葉が多いのも特徴です。一例としては「へがふっ」や「へをふっ」などがあります。

「へがふっ」の「へ」は灰の意味で「灰がふる」となります。また「へをふっ」の「へ」はおならの意味で「おならをする」となります。

イントネーションが独特である

鹿児島弁は訛りが強く、イントネーションが独特なのも特徴です。

日本語のアクセントは、音が下がる「起伏式」と、下がらない「平板式」の2種類があります。標準語と鹿児島弁はこれが正反対だと言われていて、この「アクセントの難解さ」が鹿児島弁が独特である原因とされています。

鹿児島県や宮崎県諸県地方で話されている

鹿児島弁には「薩偶方言」と「奄美方言」があるのは先述のとおりですが、鹿児島県や宮崎県諸県地方で話されているのは「薩偶方言」です。一般的に鹿児島弁という時は「薩偶方言」を指すことが多いです。

奄美方言は厳密には「琉球語」の1つに分類されます。

代表的な鹿児島弁の意味・使い方

解読が難解な鹿児島弁ですが、ここではその中でも代表的な言葉を紹介します。5つピックアップして解説しますので、参考にしてください。

「けけけ」

「けけけ」は「けけ」と「け」に分かれます。「けけ」が「買いに」の意味で、「け」が「来なさい」の意味です。合わせて「買いに来なさい」となります。決して笑い声ではありません。

鹿児島弁ではカ行を「け」と発音する特徴があるため、「け」ばかりで成立する言葉が多くあります。

「こけけ」

[no_toc]

「こけけ」は「こけ」と「け」に分かれます。「こけ」は「此処に」が訛った言葉で、「け」は先述のとおり「来なさい」の意味なので、「此処に来なさい」または「此処に来い」という意味になります。

意味のとおり、相手を呼ぶ時などに使われます。

「わっぜ」

「わっぜ」とは「とても」「すごく」「非常に」といった意味です。「わっぜえ」や「わっぜか」とも言い、英語ではberryに当たる言葉です。

何かを強調する時に使う言葉で「わっぜか数じゃったど(すごい数だったよ)」などと使います。

「きばる」

「きばる」は「頑張る」という意味です。元々は「気張る」という言葉でした。

「きばる」は聞いたことがある方も多いのではないしょうか。誰かを応援する時は「きばれ」と変化します。もう少し柔らかい表現として「きばいやんせ」といった言い方もあります。

「ダイヤレ」

「ダイヤレ」とは「疲れを取る」や「晩酌」という意味です。「ダイヤメ」や「ダレヤメ」とも言います。

「ダイ」が「疲れ」の意味で「ヤレ」が「取る」の意味になり、合わせて「疲れを取る」となります。また一日の終わりに晩酌で疲れを取る時に使っていたのが転じて、晩酌を指す意味にもなります。

かわいい鹿児島弁の意味・使い方

ここでは、鹿児島弁の中でもかわいい言葉を13個ピックアップして紹介します。中には聞き馴染みのある言葉があるかもしれません。探しながら読んでみるのも良いでしょう。

「好いちょる」

かわいい鹿児島弁の1つ目は「好いちょる」です。

「好いちょる」は「好きです」という意味です。「~ちょる」は「~している」という意味があります。とてもかわいらしい表現でありながら、まっすぐに気持ちが伝えられる言葉でしょう。

「ずっと前から好いちょる」などと使います。

「わっぜぇ好き」

かわいい鹿児島弁の2つ目は「わっぜぇ好き」です。

「わっぜえ」は先述のとおり「とても」「すごく」といった意味なので「とても好きです」「すごく好きです」という意味になります。ストレートな気持ちを強調した言い方です。

「あなたのことが、わっぜえ好き」などと使います。

「いっぺこっぺ」

かわいい鹿児島弁の3つ目は「いっぺこっぺ」です。

「いっぺこっぺ」は「あっちこっち」「あちらこちら」という意味です。元々「たくさん」という意味の「いっぺ」に、語呂合わせで「こっぺ」が付けられたと言われています。字でも発音でもかわいい言葉と言えるでしょう。

「用事でいっぺこっぺ行ってきた」といった使い方をします。

「ほんならね~」

かわいい鹿児島弁の4つ目は「ほんならね~」です。

「ほんならね~」は「じゃあね~」という意味です。言い方によって「またね」や「それではまた」など、ニュアンスが変わりますが、いずれも別れ際の言葉として使われます。柔らかい印象のかわいい言葉です。

「また明日、ほんならね~」などと使います。

「付き合ってもらってよかけ?」

かわいい鹿児島弁の5つ目は「よかけ?」です。

「よかけ?」は「いいですか?」という意味です。鹿児島弁の疑問形は最後に「け」が付くことが多くあり「よかけ」もその1つです。他にも「そうですか?」の意味で「そうけ?」などがあります。

「付き合ってもらってよかけ?」は「付き合ってもらっていいですか?」となります。

[no_toc]

「すんもはん」

かわいい鹿児島弁の6つ目は「すんもはん」です。

「すんもはん」は「すみません」という意味です。発音もかわいらしいですが、標準語以上に申し訳なさが伝わってくる言葉でしょう。

「遅れてしまって、すんもはん」などと使います。

「ほなこて好き」

かわいい鹿児島弁の7つ目は「ほなこて」です。

「ほなこて」とは「本当のこと言うと」という意味です。「ほんのこと」や「ほんのこて」とも言います。「ほなこて好き」は「本当のこと言うと好き」となります。

「ほなこて君のこと好き」などと使います。

「ですです」

かわいい鹿児島弁の8つ目は「ですです」です。

「ですです」は「そうです」という意味です。他にも「そうそう」や「そのとおり」など、ニュアンスとして相手に同意する時や相槌を打つ時に使う言葉です。

「今月誕生日ですか?」「ですです」などと使います。

「おやっとさあ」

かわいい鹿児島弁の9つ目は「おやっとさあ」です。

「おやっとさあ」とは「お疲れ様」や「ご苦労様」という意味です。意味のとおり、相手をねぎらう場面などで誰もが気軽に使える言葉でしょう。「おやっとさあ」という銘柄の焼酎があるほど鹿児島では身近な言葉です。

「今日は、おやっとさあでした」などと使います。

「んだもしたん」

かわいい鹿児島弁の10個目は「んだもしたん」です。

「んだもしたん」とは「あらまあ」や「そうなの」などの意味です。驚いた時に使う言葉で、主に女性が使います。

「あそこの家、泥棒が入ったっちよ」「んだもしたん!」などと使います。

「んにゃ」

かわいい鹿児島弁の11個目は「んにゃ」です。

「んにゃ」は否定の「いいえ」という意味です。「うんにゃ」とも言います。否(いな)が訛って変化した言葉とされていて、相手の言う事を打ち消す時に使います。また、否定以外にも色々な活用があります。

「んにゃ、駄目だよ」などと使います。

「きばれ~」

かわいい鹿児島弁の12個目は「きばれ~」です。

「きばれ~」とは「頑張れ」という意味です。元は「きばる」という言葉が変化したもので、誰かを応援する時に使います。

「ゴールまでもう少しだぞ、きばれ~」などと使います。

「おじゃったもんせ」

かわいい鹿児島弁の13個目はは「おじゃったもんせ」です。

「おじゃったもんせ」とは「いらっしゃいませ」という意味です。ニュアンスとして客人を出迎える時に使います。

「今日は遠か所からわざわざおじゃったもんせ」などと使います。

鹿児島弁にするとかわいい印象になる告白の例文

柔らかくてかわいい響きの多い鹿児島弁ですが、ここでは鹿児島弁にするとかわいくなる告白の例文を、女性視点で紹介します。3つピックアップして解説しますので、かわいらしさに浸ってください。

「お付き合いしてください」

[no_toc]

鹿児島弁で「ください」は「たもんせ」や「くいやんせ」と言います。「くいやんせ」のほうが「唐芋(からいも)標準語」といって最近の言い方です。「くいやんせ」を使う場合「お付き合いしてください」は「付き合ってくいやんせ」となります。

「あなたのことが好きです」

鹿児島弁で「あなた」は「おはん」や「あんた」と言います。「好きです」は「好いちょる」なので「あなたのことが好きです」は「あんたのこと、好いちょいよ」となります。ちなみに男性が言うと「おはんのこと、好いちょっど」となります。

「私のことが好きって本当ですか」

鹿児島弁で「私」は「あたい」、本当ですか?は「まこち?」と言います。なので「私のことが好きって本当ですか」は「あたいのこっがすっじゃってまこち?」となります。

かわいい鹿児島弁を使ってみよう

鹿児島弁の中でも、かわいい言葉を中心に紹介してきました。

難解で聞き取りにくいと言われる鹿児島弁ですが、本記事を読んで魅力の多さに気付いたのではないでしょうか。ぜひこれをきっかけに、かわいい鹿児島弁を使ってみましょう。

モバイルバージョンを終了