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「しやすい」の敬語表現・しやすいの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年04月22日

皆さんこんにちは、今回は「しやすい」の敬語表現・しやすいの使い方と例文・別の敬語表現と題して、「しやすい」という言葉の正確な意味合いと敬語表現、またさまざまな場面で使われる「しやすい」の用例についてご紹介します。ぜひ「お役立ち情報」にしてみてください。

「しやすい」という言葉の意味

「しやすい」という言葉は「物事を行なう際に時間がかからず、手間・手順を問う際でもとても簡単に仕事を終えることができる状態」を意味し、簡潔な表現では「やりやすい」、「簡単」、「すぐ終わること」などと、「時間や手間をかけずに終えることができる物事・仕事」を指す場合に使われます。

「しやすい仕事」や「簡単な仕事」というのは、現在でも多くのワークフィールドで使われている標語でもあり、現代の常用語・流行語としても、非常に使われやすい言葉・表現の1つに認められています。

「しやすい」の漢字表記

「しやすい」という言葉を漢字で書くと「し易い」となり、これは「容易」という言葉の意味合いに直結する意味内容に認められます。他に「容易(たやす)い」という言葉もありますが、この言葉も「容易」の意味合いをそのまま表す言葉であり、「物事や仕事が簡単にできてしまうこと」を暗に秘めて伝える言い方になります。

「しやすい」の敬語表現

「しやすい」という言葉は用言として動詞に直接働きかける活用があるため、主に他の「○○する」といった動詞を伴って使われる場合が多く見られます。

・ご利用しやすいです
・ご活用しやすくなります
・取得しやすく、その後の実用も簡単です

このように「簡単」や「利用できる」といった補語や動詞を伴う形で「しやすい」の意味が使われ、どの表現でもたいてい「すぐにできること」や「簡単にその仕事や物事を終えられること」を簡潔に伝える際の言葉として認められます。

この他にも「お手間を取らせません」や「最短の手順で達成できます」など、その言葉の用途にしたがって「しやすい」という言葉も別の言葉に置き換えられて使用される場合もあり、場面ごとに敬語表現を変えて「○○しやすい」という旨が伝えられます。

丁寧語

丁寧語というのは「不特定多数に公示できる、丁寧な言葉遣いによる敬語表現」を意味し、主に「です・ます口調」によって当たり障りのない敬語表現をもって相手に意図が伝えられます。丁寧語の場合は尊敬語や謙譲語と比べて、比較的、話者と相手の立場や関係性を問わない表現が自由にできるため、「しやすい」という旨を伝える際にも簡単な表現に認められます。

・○○しやすいです
・○○することは実に簡単です
・○○しやすくなるでしょう
・○○しやすい上に、△△も実践できます

このように「○○しやすい」という言葉をそのまま伝え、その上で「簡単です」や「これも実現可能です」などという「引き付ける宣伝文句」を添えることも、「しやすい」という言葉の意味合いを引き上げる際の効果的な表現となります。

「しやすい」の敬語での使い方

「しやすい」という言葉は先述のように、「別の動詞や補語を伴って敬語表現にされる場合」が非常に多く、「○○がしやすい」という旨を伝える際には直接「しやすいです」という言葉だけで表現せず、必ず「○○が」や「しやすい理由」などを一緒に添える表現になります。

・先日お渡ししました資料をご利用されることにより、今回の企画も達成しやすくなるでしょう。
・この度、新らしいシステムを導入しましたので、これまでのようにお手間を取らせません。
・5分で解決いたします。
・実に明瞭なシステムですので、簡単に仕事を終えることができます。
・ご企画につきましてのマニュアルを作成いたしましたので、従来よりも遥かに選定しやすいです。

「○○しやすい」という言葉は「お手間を取らせない」や「○分で済みます」などの別の表現に置き換えられたり、または「○○したので△△することは簡単」といった、具体的な説明を伴います。

敬語の種類

日本語には大きく分けて3種類の敬語表現があり、1つ目は尊敬語、2つ目は謙譲語、3つ目は丁寧語であり、それぞれの敬語表現はその用途や場面によってさまざまに使い分けられます。

尊敬語は「目上の人や立場が上位にある人に対して、話者が一方的に敬意を示す敬語表現」を意味し、この場合は話者の言動ではなく、相手の1つ1つの言動に対して敬語表現が当てられます。謙譲語は「相手と自分の立場や関係性を問わず、話者が自発的にへりくだって敬意を示す敬語表現」を指し、これはビジネス上でもプライベートでも、非常に多くの場面で使われています。

丁寧語は「不特定多数の人々に公示できる丁寧な言葉遣いによる敬語表現」を指し、主に「です・ます調」によって当たり障りのない敬語表現で伝えられる一般的な敬語となります。

「しやすい」という言葉のニュアンス

「しやすい」という言葉のニュアンスとしてよく言われるのは、「その物事や仕事に対する態度・姿勢のあり方」にはじまり、「むずかしかったことが簡単になったこと」、または「システムや仕事にまつわる手段や設備が進歩したこと」などを想定させるイメージについてであり、場合によっては好印象を持たれ、状況によってはよくない印象を持たれ兼ねないこともあります。

ビジネス上のやり取りで新しく紹介された仕事に対し、「とても簡単」や「誰でもできる」といった「しやすい」という意味合いにつながる意志表明をした場合、たとえば上司や先方の会社から「仕事に対する真摯な態度が認められない」としてマイナスイメージが付けられる場合があります。

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初回公開日:2018年03月20日

記載されている内容は2018年03月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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