Search

検索したいワードを入力してください

2017年09月12日

危機管理能力が欠如している人の特徴|仕事で危機管理が必要な理由

危機管理能力は全ての人に必要な時代になりました。自分が危機感管理能力に欠けていないか気になりませんか?この記事は危機管理能力が欠如している人の特徴や、能力を向上させるための方法をまとめています。仕事はもちろん、自分自身を守るためにも、もしもの時に備えましょう。

危機管理能力とは

危機管理能力が欠如している人の特徴|仕事で危機管理が必要な理由

危機管理能力とは、何らかの危機に直面した時に、被害を最小限に食い止めるためのとる対処や、事前に危機を予測してその準備をする能力を指します。英語では、「Crisis management skills」、ビジネス用語でリスクヘッジ、リスクマネージメントなどとも呼びます。

危機管理能力はビジネスの世界では、リーダーマネジメントの必須アビリティですが、近年はSNSを始めとしたインターネットの普及により、情報管理、情報発信の構図が大きく変わり、従業員一人一人にも必要なスキルとなっています。

また、危機管理能力はビジネスだけにとどまらず、日常生活にも大きな影響を及ぼします。交通事故の回避や、海外をはじめとした渡航先のトラブル回避、各種保険の利用、風や病気の予防から歩きスマホの問題まで、危機管理能力は、私たちが現代社会を生きていく中で求められている能力でもあります。

危機管理能力が欠如している人の特徴

仕事や日常生活の中で、危機管理能力に欠けていると思われる人を、見ることも多いのではないでしょうか。それでは危機管理能力が欠如している人には、どのような特徴があるのかをタイプ別にまとめてみます。

楽観主義なタイプ

物事を深く考えず、最高の結果しか予測しないタイプ。危機管理能力でいう、「危機が起きた時の対処」と、「危機を予測した事前の準備」のうち、後者の事前準備が欠けているのが特徴です。起きてしまったことをくよくよ考えず、前向きに対処しようとする姿勢は、長所とも言えますが、事前に回避できるリスクさえも考えていないのが短所と言えます。

このタイプは、物事を進める時に、いい結果しか想定していないので、起こりうるリスクを見逃しがちです。万が一の備えという発想は持ち合わせておらず、危機が起きた時には、想定外なので仕方がないという、あきらめに近い感情を持ち、原因を自らの準備不足とは捉えず、外部的要因と考えがちです。

自己中心的なタイプ

他人のことはあまり考えず、常に自分のことしか考えないタイプは、コミュニケーション能力に欠けているため、他の人に与える影響や周りに波及するリスクを考えません。プライドが高くわがままな性格のため、危機が訪れたとしても自分の責任を回避する傾向にあります。

危機管理能力を自分の事だけに発揮し、周りの迷惑や他に及ぼす危険を考えないので、迷惑行動を度々起こすこともあります。スマートフォンを見ながら車を運転する「ながら運転」は、このタイプの典型で、ゲームやネットなど自分の楽しみのためには、他人の命の危険など考えもしない身勝手な行動をとります。

ビジネスにおいても、同僚や会社の危機管理には無頓着で、自己防衛のために危機管理能力を発揮します。モンスター社員と呼ばれるのもこのタイプが多いです。

知識・経験不足のタイプ

危機管理能力の事前予測と危機対応に対して、経験、知識がなければ適正な対応が出来ません。ビジネスでいえば、新人社員などに多く、問題や危機が訪れた時に、対処の仕方がわからず、人任せにしたり隠ぺいしたりする場合もあります。

知識や経験のない事柄は、どのような危機があるのかもわかりませんので、予測することは不可能です。例えば冬道の運転をしたことのないドライバーが、雪道での制動距離を知識としてインプットされていなければ、事故が起きて当然とも言えます。気象情報を知らずに山に登るのも、知識、経験が不足しているための危機管理能力の欠如なのです。

キャパオーバーに陥ったタイプ

物事の時間的もしくは容量的にキャパシティーを超えると、危機管理能力を発揮できなくなります。例えば長時間労働により思考能力が低下している時など、普段は気付くはずの危険を見逃してしまったり、忘れてしまったりする場合があります。また、そもそも長時間労働自体が、健康被害などへのリスクヘッジができていないことになります。

仕事で危機管理能力が必要な理由

危機管理能力は、全ての人の日常に通じる能力ではありますが、特にビジネスにおいては必要不可欠な能力です。仕事上、なぜ危機管理能力が必要なのかを解説します。

危機管理能力の時代背景

第二次世界大戦から70年以上が経過し、平和で安全な国として世界的にも評価されている日本では、危機管理能力という概念が乏しかったと言えます。しかしながら、大国アメリカの経済破綻、リーマンショック、9.11テロ、阪神淡路大震災、東日本大震災、福島原発問題など、国内、外における様々な問題から学び、日本でも危機管理能力が問われる時代に入りました。「安全と水はタダ」と日本を比喩して語り継がれてきた言葉も、すでに崩壊しています。

インターネット社会の普及により、ボーダレス化した国際社会と、情報管理において、これまで考えられなかった新たな危機が生まれました。ハッカーやサイバーテロ、個人情報漏洩問題など、科学技術の発展に伴い、想定外のリスクも増大しています。

日本型雇用システムの崩壊により、従業員の価値観、働き方が大きく変化しています。会社のために集団を形成していた時代と違い、従業員一人一人が自分の人生のために働く時代となり、個人の価値観が多様化した現代、個々のスキルに合わせた危機管理能力の教育が望まれています。

危機管理能力が必要な理由

仕事における危機管理能力は、これまでリーダーシップマネジメントの一環と思われてきました。しかし労働環境の変化により、仕事をする全ての人に、そのポジション、スキルに特化した危機管理能力が必要な時代になりました。

特筆すべきは、SNSなどのインターネット社会の普及により、個人情報や顧客情報が漏洩する事件が増加したことが挙げられます。クラウド化され、情報の共有が容易にできるようになった反面、その情報の管理も全ての閲覧者が危機管理をしなくてはならなくなりました。また悪意のある技術によって不正アクセスに晒されることを防ぐためにも、ネットワーク上の全ての人が危機管理の概念から防御する必要性があります。

フリーランスなどの外部委託業務や派遣社員など、社外人員による労働力の確保も加速しています。またロボット技術などの新技術の活用や、マンパワービジネスの見直し、人事マネジメントなどの観点から、危機管理能力は、これまでのように管理者(リーダー)だけではなく、全ての従業員に必要なマネジメント能力のひとつとなってきています。

危機管理能力を向上させる方法

仕事でもプライベートでも、予期せぬ危機が訪れることがあります。どんな時も冷静に現状を分析して対処するには、日頃から危機を想定して訓練しておくことが重要です。

危機管理能力を仕事上で向上するには

ビジネスにおいての危機管理能力の向上は、会社や自分の立場、部署やチームの存続のためにも重要な課題です。チームの危機管理能力を養うためには、業務マニュアルの作成と見直しをおすすめします。業務におけるリスクの洗い出しと、その対処法をマニュアル化することにより、もしもの時の冷静な対応が可能になります。また日頃からリスクを想定した訓練を実施することも効果的です。

危機管理を、従業員の個人スキルに任せておくと、想定できるリスクにも個人差が生じます。複数の人から想定できるリスクを持ち寄り、その対処法をマニュアル化することでチーム全体の危機管理能力が向上します。

自分を守る危機管理能力

危機管理能力が欠如している人の特徴|仕事で危機管理が必要な理由

日頃の生活においても、危機管理能力の向上は、人生の危機を乗り越える糧になります。まずは現在の日常のルーティン上で、考えられる危険を想定してみましょう。人は思いがけないことが突然起きるとパニックを引き起こし、思考上のキャパシティーを越えてしまうと、適切な対処が出来ません。

例えば、地震や火事の時の避難場所の確認、通勤時の遅延の際の対処法、お金や貴重品を紛失した時、倒産や人員整理により職が無くなった時など。日々の生活の中で起こりうる危険を、あらかじめ想定して準備しておくことで、常に冷静に対応することが可能になり、自身を守る盾になります。

危機管理能力があるということは自分の身を守ることと同等と考えてよいでしょう。危機管理能力を身につけて、人生を有意義に過ごしていきましょう。

Related