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一人っ子政策を廃止した理由・双子ができるとどうなるか・問題点

更新日:2024年08月30日

一人っ子政策を知っていますか。授業で聞いたことがあるけど、実際にどういうことかわからないという人は多いでしょう。ここでは、一人っ子政策とは何か、またその廃止と、今後発生する問題点などについてご説明します。また、一人っ子政策の体験談についてもみていきます。

2.結婚難

一人っ子政策によって男女比に歪みが生じ、男の人の人口が女の人を大きく上回っています。男の人は一人っ子政策の中で男児出産を喜ぶ傾向から女の人の数より男の人の数を増やしてきました。そのため、女性が圧倒的に不足して結婚できない男の人が増えてきています。

3.介護難

一人っ子政策により、本来であれば複数人の兄弟で親や祖父母の面倒をみるところを、一人で両親、両組父母の6人を看なければならないことになります。それは社会保障制度の破綻を招く危険があります。

一人っ子政策のエピソード

中国で実施されていた一人っ子政策ですが、二人目を産んだ場合にはどうなるのでしょうか。ここでは、一人っ子政策を破った場合の罰金や中絶などのエピソードをご紹介します。

罰金

中国の一人っ子政策は、現在は廃止されていますが、2015年までは行われていました。もし、一人っ子政策を破り二人目を産んでしまった場合には罰金を徴収されます。その金額は中国の平均年収の3~6倍ほどです。

中国と日本の平均年収が異なりますので、日本で置き換えてみれば、感覚としては日本の平均年収500万円ほどだとして1500万円~3000万円の罰金が課せられるということです。(実際には、2015年の北京在住の平均年収が157万円ほどですので、500万~1000万円ほどになります)住宅ローン並みの罰金ということです。

お金持ちは罰金を払っても二人目を産む

一人っ子政策の下では、二人目を産んだ場合には罰金が課せられます。しかし、富裕層の場合は罰金を承知で二人目を産む人も多いそうです。

一人っ子政策のメリット

一人っ子政策によって、1970年代までに爆発的に増えた人口を、約4奥人分人口増加を抑えたというメリットがあります。人口増加を抑えることにより、食料不足や資源不足を起こさずに済みました。さらに、複数人の兄弟がいるよりも、一人に教育その他のお金をかけることができるため、高い教育を受ける子どもが増えてきました。

一人っ子政策による現在の人口

一人っ子政策によって、本来の人口増加を抑制することができましたが、人口については現在どのようになっているのでしょうか。

高齢化

一人っ子政策によって急激な人口増加を防ぐことができましたが、その分高齢化に拍車がかかりました。人口のゆがみは2012年ごろで男性117人に対し女性100人となっておりその男女比に歪みが生じています。そのため、2020年には3000万人~3500万人の男性が結婚できないといわれています。

緩和など

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初回公開日:2018年06月06日

記載されている内容は2018年06月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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