「意向に沿う」の意味と使い方|敬語や「意向に沿う形」の使い方
更新日:2024年08月19日
二つの「意向にそう」の上手な使い方のポイントは「沿う」「添う」の使い方にあることはお分かりいただけたでしょうか。
一番問題のない認識は、「沿う」は丁寧語であり、どの状況で使っても問題ないということです。一方、特別な状況であったり、トラブルの可能性があり、極力は避けたいという時には、一歩下がった謙譲の意思を伝える「添う」を使う方がふさわしいといえます。
ただし、普段から「添う」を多用すると、相手との距離感が目立ってしまいます。信頼を築きたい場合には不向きだと言えるでしょう。時にはフランクな関係がビジネスでは求められます。そのため「沿う」8割、「添う」2割くらいの使用割合でいくと、物事が円滑に進められる可能性が高いでしょう。
状況によってしっかりと使い分けよう
「意向に沿う」と言う場合は、自分自身が相手の考えに従いますという「動き」を強調する意味合いとして用いることが適切になります。逆に「意向に添う」にすると、考えに準じますという「精神的な同調」を強く示し、柔らかい丁寧さを感じることができます。
明確にどちらでなければならないという決まりはありません。しかし、一般的に用いるのであれば「意向に沿う」で十分であり、奥ゆかしさや丁寧さを強調する時には「意向に添う」という表現を利用していくほうが良いでしょう。
目上の方や顧客に対するフレーズとして用いる場合は「添う」を使い、自社内における別の部署に在籍している方には「沿う」を使うというのも一つの手です。
その場に合わせて使い分けられるようにしましょう!
初回公開日:2017年07月14日
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