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「話は変わりますが」の敬語表現
「このところ雨が続いていて嫌ですね」「ええ、そうですね。話は変わりますが、Aさんが転勤になるというのは本当ですか」などの使い方をします。
「話は変わりますが」の敬語での使い方
敬語の種類
使い方
メールでの使い方
「添付いただいた資料確認できました。お送りいただいてありがとうございます。話は変わりますが、今度セミナーを開催することになりました。ご参加いただけたら嬉しいです」などの使い方をします。「別件になりますが」と書くこともあります。
「話は変わりますが」は目上の人に使っても大丈夫か
「話は変わりますが」は相手の話を遮って別の話にするときにも使います。敬語表現としては正しいですが、目上の人の話を遮るのは失礼にあたる場合もあるため注意が必要です。
「話は変わりますが」を敬語表現するときの例文
相手が話していた内容から大きく話題を変える時にも「話は変わりますが」を使います。「昨日帰りがけに取引先から電話がかかって来たから残業になってしまって、疲れたよ」「大変でしたね。話は変わりますが、今度の飲み会、先輩は参加されるんですか」というような形で使います。「話は変わりますが」という前に、一言でも相手の言葉への返事を返しておくと丁寧な印象になります。
「話は変わりますが」の別の敬語表現例
メールなどの書面で話題を変える場合は「話は変わりますが」と書く場合もありますが同じ意味の敬語表現である「別件になりますが」と書くことの方が多いです。話しているうちに本筋から会話が逸れて行ってしまった、それを元の話題に戻す、という場合は「話は変わりますが」ではなく「話を戻しますが」といいます。まったく関係のない話を急に始める場合は「話は変わりますが」と言っても良いですが「全然関係のない話なのですが」というような言葉で話題を変えた方が自然な場合もあります。
別件にはなりますが
話を戻しますが
「お花見の場所取りは我々新入社員が務めることになりました。買い出しも我々がするので、買い出し班と場所取り班を作って分担しましょう」「場所取り用にシートを持って行こうか」「シートなら家にあるから私が持って来ます」「シートは去年使ったものが会社にあるそうです。話を戻しますが、班分けをしましょう」というように、元の話題に戻したい、という場面では「話は変わりますが」ではなく「話を戻しますが」を使います。
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全然関係のない話なのですが
「書類は確認させていただきました。こちらで問題ありません。話は変わりますが、猫を飼っているそうですね」は、言葉遣いとしては問題はありませんが少し唐突な印象を与えてしまう可能性があります。「ところで、全然関係のない話なのですが、猫を飼っているそうですね。私も飼っているのでちょっと気になりまして」など、唐突な印象のある話題に変える場合は「全然関係のない話をする」と伝え、その話を持ち出した理由をすぐに告げるようにした方が自然です。
「話は変わりますが」などの話を変える時の接続詞
「ところで、話は変わるのですが」「そういえば、話は変わりますが」などの使い方をします。
ところで
「うまく行って良かったですね」「ええ。ところで帰りは電車ですよね。何線を使われているんですか。途中まで一緒に帰りませんか」など、「ところで」という言葉だけで話題を変えるような使い方をすることもあります。
そういえば
「最近雨が続いていますね。梅雨入りしたんでしょうか」「どうなんでしょうね。そういえば、話は変わりますが髪を切りましたか」などの使い方をします。「そういえば」は敬語ではありません。しかし「話は変わりますが」が丁寧語の形の敬語であるため、「そういえば話は変わりますが」は敬語表現になります。
「話は変わりますが」の敬語表現を使いこなそう!
自分が話していて、途中で話題を大きく変えるときや、相手の話を一旦遮って別の話題に変える場面などで使います。
「電車が止まってしまっていまして、遅刻してしまいそうです」「分かりました。気を付けて来て下さい。話は変わりますが、昨日A社にファックスしましたか。まだならやっておきますが」などの使い方をします。
「話は変わりますが」の使い方を敬語表現を押さえて使いこなせるようになりましょう。