「いつ」の敬語表現・いつの使い方と例文・別の敬語表現例
更新日：2024年07月25日
いつ頃
「いつ頃」という表現は「アバウトな表現」とまずなるため、この表現をもって「相手の都合に合わせること」を念頭に置いた姿勢が自然と伝わります。この「いつ頃」というのは「ご都合がよろしい日時をお教えください」という言葉と置き換えてもよく、たとえば「○月○日頃はいかがでしょうか」と相手に問う際には、すでに「いつ頃」の意味合いが含まれることになります。
「5月1日頃はいかがでしょうか」と相手に問う際には、「5月1日の前後日」も当然その視野に含まれることになるため、相手にその日時を指定させる姿勢になります。この言葉の運びによって、相手から「（相手の）都合を聞き出す言葉のやり取り」がすでに成立していることになり、特にビジネ上のやり取りでもプライベートでも印象はよくなるでしょう。
いつごろ
先述でご紹介しました「いつ頃」という言葉ですが、「いつごろ」という平仮名表記で相手に伝える際には、相手に言葉尻の柔らかさを伝える響きを持ち合わせます。この表現は主に「これから日時を決める際」や「メールでの相談事をする際」などに使われ、相手からアイデアを引き出しやすい工夫になります。
何時頃
「何時頃（いつごろ）」という表記は、先述しました「いつごろ・いつ頃」と同義語となり、相手に伝える言葉の意味合いに違いありません。ただ「何時頃」とすべて漢字表記によって示されることは主に「すでに日時が決定された書面上」での表記が多く、相手と相談する際やこれから日時を決めようとする段階では、ほとんど使われない表現となります。
ご都合が付くときで
「ご都合が付くときでけっこうです」などの表現も日常会話のうちで聞かれますが、この表現も「いつ頃」と同じく、相手への配慮が第一優先される言葉になります。
・ご都合が付くときでけっこうですので、ぜひご参加いただければ幸いです。
・ご協力に関しましては、ご都合が付き次第でかまいません。
・ご都合がよろしくなった際には、ぜひ弊社へ一度ご連絡ください。
・すべて○○さまのご都合に合わせておきます。
このように「相手の都合にすべて配慮する姿勢」をもって伝えられ、「いつ」や「いつ頃」という表現をしなくても「ご都合」という言葉でその敬語表現が成立しています。
「いつ」の英語表記と意味
「いつ」という言葉を英語に直すと、「when」、「time（時間、タイミング、いつ）」、「occasion（機会、いつ、いつ頃）」、「hour（時間、日時、いつ）」、「interval（間隔、時間、いつ）」、「space（都合、空間、いつ）」、「moment（瞬間、時、タイミング、いつ）」、「convenience（都合、便利、いつ）」、「available time（空き時間、タイミング、いつ）」などの言葉に置き換えられます。
「いつ」の英語表現と意味（1）
先でご紹介しました「いつ」の英語表記を参考にして、「いつ」の意味合いを含めた英語の例文をいくつかご紹介します。
・When is the date and time to visit the company?
「会社へ訪問される日時はいつごろがよいですか。」
・We will submit the report within tomorrow.
「報告書は明日中にご提出いたします。」
・When will the company president return?
「社長はいつ頃にお戻りですか。」
「いつ」の英語表現と意味（2）
先述しました「いつ」の英語表現に引き続き、さらに具体的な「いつ」の意味合いを含む例文をご紹介します。
・Regarding the rework of the draft I received the other day, may I visit on April 15?
「先日いただきました起案書の手直しについてですが、4月15日に訪問させていただいてもよろしいでしょうか。」
・I heard that the sports festival this year will be held in the middle of May, but when is it really around?
「今年の運動会は5月の半ばに開催されると聞いたのですが、本当はいつ頃でしょうか。」
初回公開日：2018年04月13日
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