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おやすみなさいを敬語で伝える方法・上司にメールで送る場合の文例は?

初回公開日:2017年07月23日

更新日:2020年05月26日

記載されている内容は2017年07月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「おやすみなさい」には敬語がありません。仕事で使える表現は「おやすみなさい」の代わりに「お先に失礼します」がベター。仕事で敬語を使うときに、うろ覚えのありそうな「なんとなく敬語」は、使ってはいけません。ただ実際に寝る直前であれば「おやすみなさい」も大丈夫です。

「なんとなく敬語」は要注意!

上司や会社の重役、あるいは取引先の人に対して「なんとなく敬語」を使っていませんか。仲のいい友人たちや、親しい先輩などに使うような感じで敬語を使うと大変なことになってしまいます。社会人としてのビジネスマナーの基礎として、「なんとなく敬語」から一足はやく脱却しましょう。ちゃんとした敬語を使えると、先方からも、「あ、この人は大丈夫だな」と思ってもらえること間違いなしといえます。

今回は、とくに難しい「おやすみなさい」をちゃんとした敬語で伝える方法と、「おやすみなさい」を使わないメール返信の文例、そして「おやすみなさい」を使ってもいい場合についてご説明いたします。

おやすみなさいを敬語で伝えたい場合

まだまだ仕事が残っている上司や先輩がたをおいて先に帰る時、あるいは、深夜に「朝一番でいいから処理をしてほしい仕事」を頼まれる場合など、そういう時にはしばしば「おやすみなさい」という言葉をいただくことがあるかと思います。

そこで「はい、おやすみなさいませ」と返してしまうことはありませんでしょうか? これはビジネスマナー上、それから敬語としては間違いです。

「おやすみなさいませ」に対しては、ごく簡単に「それでは、失礼致します」と返すようにしましょう。敬語の基本として鸚鵡返しに返事をすることは避けるべきマナーです。

ビジネスマナーの原則は「目上の人に慰労の言葉は使わない」です。

ビジネスで使う敬語の原則は「目上の人に慰労の言葉」はダメ、ということです。
これは絶対の原則ではなく、ラフに認められている場合もあります。たとえば、「お疲れ様でした」も本当は敬語としてはNGです。できれば「お先に失礼します」を使うとよいでしょう。

しかし、仕事が全員終わって解散、あるいは退勤するときなど、場合によっては「お疲れ様でした」を使っても違和感を感じられない場合もあります。ですが、取引先との会合の後などに「お疲れ様でした」は使わないほうがよいでしょう。

メールで送る場合の文例

メールなどで「おやすみなさい」の代わりに「お先に失礼します」を使うときの文例をご紹介いたします。「おやすみなさい」に対応する敬語表現はないので気をつけましょう。

深夜に緊急対応のメールが来た場合の文例

拝復

夜分遅くに失礼いたします。緊急の用件、確かに承りました。遅い時間にも関わらずお知らせいただきましたこと、深く御礼申上げます。

対応は明日の朝で構わないとのことでしたので、明日、朝一番で確認の上で、電話とメールでご連絡さしあげます。

明日中には解決できるように全力を尽しますので、○○様もご無理なさらぬように御願い申上げます。

それでは、お先に失礼致します。

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上の例文では「おやすみなさい」の代わりに、「お先に失礼致します」を使っています。
「おやすみなさいませ」のような表現を使う人もいるかもしれませんが、女性的な表現の上に、やや上から目線の表現のようにとられてしまうかもしれません。

たとえ相手が「もう寝ます」のような文章をつけてきたとしても、敬語の配慮という点で「おやすみなさい」は使わないほうがよいでしょう。

就寝前に取引のリマインダーを送る場合のメールの文例

前略 
いつもお世話になっております。○○興業の○○です。
打ち合わせのリマインダーにメールを送らせていただきました。

先日お約束いたしましたとおり、明日の5時30分から本社の第六会議室にてデザイナーを交えたミーティングを行います。議事録の作成には拙社の○○が行います。

資料の手配はすでに終わっておりますが、配布物などありましたら明日の朝にでもデータをいただければ、わたくしが印刷しておきます。3時までにデータをいただけますでしょうか。

明日は山場になりますが、○○イベントに向けての重要な打ち合わせになると確信しております。よろしくお手伝いのほどを御願い申上げます。

遅い時間に失礼致しました。
最近は暖かくなってきましたが、まだ寒い風もときおり吹きます。

ご無理なさらぬようご自愛ください。

○○ 拝

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こちらでは「ご無理なさらぬようご自愛くださいませ」と、最後に相手をおもんぱかる表現で終わっています。
送信者の側から「おやすみなさいませ」とは言い出しにくいとは思いますが、退勤時間を過ぎたあとのメールなどではなんとなく使ってしまう事があるかもしれません。

しかし、原則的に「相手に対して慰労の表現をとる」ことは失礼にあたります。「ご自愛ください」のような敬意のある慰労表現を覚えておけば、いろいろなシーンで使えますよ。

「おやすみなさいませ」は間違い!?

しばしば「おやすみ」と目上の人からいわれて「おやすみなさい」とか「おやすみなさいませ」と言ってしまうことがあるかもしれません。ですが、これは本当はよくありません。自分の上司であれば笑って許してくれるかもしれませんが、取引先や外部の方には使わないように心がけましょう。しかし、本当に就寝する前であればいう事ができます。たとえば同じホテルに泊まっていて、それぞれ寝る前にばったり自販機の前で会ってしまったといった場合であれば「おやすみなさい」は使えます。

でも、繰り返し述べるように文章表現では「おやすみなさい」は使えません。男性の方に非常に多いのですが「おやすみなさいませ」もとてもよくありません。なぜなら、「~ませ」はもともとは女性の表現で、男性は使うべきではありません。一般的な作法としては男性は男性の敬語、女性は女性の敬語で書くべきですが、ビジネスで使う言葉はなるべく中性的で中立的な表現であることが望ましいのです。

じゃあ、どういう時なら「おやすみなさい」って使えるの?

では「おやすみなさい」はどのような時であれば使えるのでしょうか。
ビジネスシーンなどで上司に使うときには、上司がそのまま就寝する時には使えます。つまり「お疲れ様でした」や「お先に失礼します」の代わりではなく、本当に寝るときには使えるということです。

また、自分が本当に寝るときにも「おやすみなさい」は使える表現になります。相手が「おやすみ」と言ったのに対して「おやすみなさい」と応じるのは失礼にあたるのですが、自分から「お先に失礼します。おやすみなさい」と述べる場合には問題ありません。先に失礼して寝るということを述べているからです。

良い表現が思い浮かばない時は、冒頭に謝辞をつけよう。

ですが、敬語表現にとらわれるあまりに、伝えたいことが伝えられないというのも本末転倒です。

敬語表現が思いつかない場合には「失礼な言い方ではございますが」などとあらかじめ言ってしまうのもよいでしょう。敬語を使えば何でも良いというわけではありませんし、間違った敬語を使ってしまうと気を悪くする人もすくなくありません。

親しい人には「おやすみなさいませ」も敬語として使って大丈夫!

また、親しい友人や年齢が近い先輩などには、「おやすみなさいませ」と使っても大丈夫です。

おやすみなさいの伝え方は難しい!

もし、うまく「おやすみなさい」と伝えるのが難しい場合には、メールの返信を遅らせて「おはようございます」と始めたり、少しあいまいに「明日起きたときに御願いいたします」などと述べるのも良いでしょう。

何となく敬語から卒業しよう

「おやすみなさい」を敬語だと思う風潮はメール文化の発展とともに広まったそうです。昔の手紙などはその場で即座に連絡をつけられることはなかったので、相手が寝るかどうかわからない状態の時に「おやすみなさい」ということがなかったのですね。

ですから、「おやすみなさい」に完全に対応するきれいな敬語はありませんが本当の正解です。

相手も、まだこれから仕事があるかもしれません。状況をみながら言葉を使い分けていくべきです。
ですので、社会人のビジネスマナーとしては、「おやすみなさい」と言われても「お先に失礼します」というように心がけましょう。

敬語は最初は難しく、また煩わしく感じるかもしれませんが、きれいな表現ができる人は信頼を勝ち取ることができるでしょう。ちょっとした一工夫で上手な表現を身につけましょう。

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