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「それから」の敬語表現・それからの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年03月16日

「それから」という言葉は日常よく使われます。「それから」は接続詞なので単体では敬語とになりませんが、適切な言葉に置き替えることにより敬語表現も可能になります。今回は「これから」の敬語表現と使い方についてご紹介します。正しい日本語を身に付けましょう。

「それから」の敬語表現とは?

「それから」という言葉は日常生活の中の会話でよく使われます。「まず風呂に入って、それからご飯にしよう。」「それからどうしたの。」などの表現は、日頃から意識せずに用いているでしょう。

よく使う「それから」という言葉ですが、ビジネスシーンや目上の人に対してそのまま使ってしまっていいのでしょうか。「それから」を使った表現は、はたして敬語として正しいといえるのでしょうか。今回は「それから」の敬語表現について色々な角度から見ていきましょう。

「それから」の意味を知ろう

「それから」を使った敬語表現を見てみるまえに、「それから」という言葉の正しい意味を理解することが大切です。「それから」という語は接続詞です。辞書には「 前述の事柄に続いて、あとの事柄が起こることを表す。」という説明があります。

詳しくは下に『デジタル大辞泉』から引用しましたのでご覧ください。これで、おおよその意味やニュアンスもわかるでしょう。当たり前のことですが、正しい意味を理解することによって、前後の言葉をふくめた適切な使い方ができます。

それ‐から[接]
1 前述の事柄に続いて、あとの事柄が起こることを表す。その次に。そして。「家を出て、それから駅へ向かった」
2 前述の事柄に加えて、あとの事柄を示す。「鉛筆それから下敷きを買った」

出典: https://kotobank.jp/word/%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%8... |

「それから」の敬語での使い方とは?

ここからは「それから」の敬語での使い方について見ていきます。「それから」は対面だけではなく、メールのような文章でも用いられています。

話すときは何気なく使っていても、書くときには「それから」ではなく、より丁寧な別の敬語表現に置き替えた方いいケースもあります。「敬語として正しく使われているのか。」を意識し、常日頃よりしっかりした敬語表現を身に付けることが重要です。

敬語の種類

まずは、敬語にはどういう種類があるか見てみます。敬語の種類は尊敬語、謙譲語、丁寧語があります。

尊敬語は相手に敬意を表す表現です。謙譲語は2種類に分かれ、謙譲語1は自分をへりくだって相手を高めます。謙譲語2(丁重語)は聞き手に敬意を表します。丁寧語は語尾に「です」「ます」をつけた丁寧な表現です。加えて美化語もあります。美化語は「お酒・お料理」など上品な言葉づかいによって相手への敬意を表します。

しかし、「それから」は単体では敬語になりえません。「それから」は接続詞です。接続詞に尊敬語や謙譲語、丁寧語はありません。そのため、この記事での「それから」の敬語表現というのは、「それから」をより丁寧に表現するにはどうしたら良いかということと考えてください。

使い方

「それから」の使い方を見ていきましょう。「それから」を使う場面を具体的に考えるとわかりやすいです。まずは、日常会話でよく使う表現例を一つ挙げてみます。

ほとんどの人が「それからどうしたのですか」という表現を話したり聞いたことはあるでしょう。これは、相手の次の話を引き出したいときに用いる表現です。話し手は、聞き手が自分の話を退屈に思っていないか、不安に思うこともあります。「それから」と水を向ければ、相手はより気分よく話すことができます。「それから」は、話の続きを聞き出すのにとっても大切で、効果的なあいづちとしても用いられます。

メールでの使い方

メールは文章として後に残りますので、より正しい言葉の使い方が求められます。「それから」は口頭だけでなくメールでも用られる表現です。「それから」のような接続詞は、論理的な文章を書くためにで極めて重要です。

ビジネスメールで注意すること

メールはビジネスで使うことも多いです。ビジネスに関するメールを作成するときに大切なのは、「目を通して、すぐに内容が理解できること」です。ビジネスメールの大原則は簡潔に要件を伝えることです。

「それから」という言葉を多用すると、ビジネスメールでは容量オーバーとなり、相手に伝わりやすくしているつもりでも、逆に要件が伝わりにくくなります。一つのメールでは「それから」を多用することは控えた方よいでしょう。メールを複数回にわけるなどして対処した方が良いです。

「それから」をより丁寧な言葉で言いたい場合は、「なお、」・「その上」を使うこともあります。特に、追伸で何か伝えたい場合は「なお」が適切です。

「それから」を使う必要性について

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初回公開日:2018年03月12日

記載されている内容は2018年03月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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