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「しておりません」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

初回公開日:2018年02月08日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2018年02月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「しておりません」という言葉は、日常生活で何気につかっている言葉です。しかし、この「しておりません」は敬語なのです。敬語としての意味を知らずに誤って使っていると、聞き手にはおかしな印象を与えてしまっているかもしれません。敬語の意味を踏まえ確認してみましょう。

「しておりません」とは

敬語は、ビジネスシーンで使う場合必須のスキルとなっています。日常の生活の中ではあまり使わない表現ですので、時には間違って使ってしまうなんてことも多々あります。今回は、「しておりません」という言葉について見ていきます。

「しておりません」は、わかりやすく言うと「していない」「やっていない」という意味の言葉です。

使い方としては、
A「このカレーはとても甘いですが、砂糖は使用していますか?」
B「いいえ、砂糖は使用しておりません、自然の食材の甘みなのです」
などのように、「していません。」という意味で使います。

「しておりません」の敬語表現

今回のテーマである「しておりません」は「していない」という言葉の謙譲語としての表現になります。この「しておりません」は、自分が何かの行為を行っていない場合で、相手をたてて話をするために使う言葉です。そのため、「しておりません」そのものが敬語表現といえます。「私はしていません」というよりは、「私はしておりません」のほうが、一歩ひりくだった言い方といえます。

このような「していない」という言葉ですが、それぞれの敬語表現ごとで言い方が変わってきます。尊敬語・丁寧語での「していない」の変化について見てみましょう。

尊敬語

尊敬語の場合、相手の行為、特に目上の人を敬いたてた言い方をするときに使う敬語表現です。この場合、『している』の尊敬語が『される』や『なさっている』となるため、『していない』を尊敬語でいうと『されていません』や『されておられません』、『なさっていません』や『なさっておられません』というような言葉になります。また、この場合、『される』よりも『なさる』のほうが敬語としての重みが上の言葉になります。

丁寧語

丁寧語の場合、『です』や『ます』、『ございます』といった言葉をつけることで丁寧語にすることができる敬語です。相手がだれに対しても使うことができ、言葉そのものを丁寧に使うという敬語です。この場合、『している』の丁寧語は、『しています』となるため、『していない』を丁寧語でいうと、『していません』という表現になります。

「しておりません」の敬語での使い方

「しておりません」という言葉の敬語での使い方を見る前に、敬語についての一般的な内容について復習しておきましょう。

敬語の種類

敬語での言葉を見て行くにあたり、改めて敬語の種類について確認してみましょう。敬語には、3つの代表的な「尊敬語」・「謙譲語」・「丁寧語」というの表現方法があります。また、「美化語」も敬語といえます。それぞれの特長は次の通りとなります。

尊敬語とは、相手をたてるために相手の行う行為に対して使う言い方をします。主に、目上の人に対して使う敬語表現です。「おっしゃる」・「召し上がる」・「お待ちになる」などがあります。主語は目上の人になります。

謙譲語とは、自分が行う行為に対して、自分をへりくだって言う言い方の敬語表現です。自分がへりくだることで相手をたてるいい方です。「拝読する」「お待ちする」などがあります。

丁寧語については、誰に対しても使うことができる言い方で、聞き手に対して丁寧に物事を伝える敬語表現です。「見ます」「聞きます」「言います」などがあります。

使い方

さて、ここで「しておりません」に話しを戻します。先にご説明したとおり、「しておりません」は「していない」の謙譲語になります。謙譲語ですので、動作主がへりくだって相手を敬うため、基本的には主語は自分になります。相手は目上の人やお客様といった外部の人になったりします。

「しておりません」は「していない」の謙譲語ですので、「何らかの行為を行っていない」ことを伝えるのに使用します。

メールでの使い方

メールで「しておりません」を使用する場合、謙譲語ですので、目上の人に対してか外部のお客様に対しての何らかの報告を行うような場合に使用することになります。主語は自分となる場合が一般的ですが、外部のお客様や取引先の担当にメール送付するような場合は、自分自身とは限らず、所属する会社そのものが主語になりうる場合があります。

「しておりません」を敬語表現するときの例文

「しておりません」という言葉を使って報告などを行う場合の例文をまとめています。基本的には、先ほどの使い方でも説明したとおり、主語は自分になってきます。何パターンか紹介しますので、参考にしてみてください。

会話などで使用する場合

・ここの部屋の掃除では、自動床掃除ロボットは使用しておりません。
・卒業論文のこのページでの内容について、先輩方の論文を盗用などしておりません。
・このおにぎりに使っているお米については、新潟産コシヒカリしか使用しておりません。
・私は、今回の大会に向けての練習は一切しておりません。一発本番での勝負になります。

メールで使用する場合

・○○株式会社 ○○様  この度の到着遅延につきまして、弊社倉庫からの発送遅延は発生しておりません。運送上のトラブルですので、運送会社含め再発防止につとめます。
・○○部長 お疲れ様です。部下にインフルエンザ罹患者が3名発生しました。3名とも予防接種はしておりません。今後の罹患防止と症状緩和を目的に、予防接種の補助を実施したいと思います。
・○○課長 おはようございます。明日朝の会議で配布する資料ですが、手違いで作成をしておりません。プロジェクターでの投射のみでの対応となります。

「しておりません」の別の敬語表現例

「しておりません」を別の敬語表現で表すと、「されておりません」という表現になります。これは、「している」という言葉の一段階尊敬の敬度を上げた表現である「されている」という言葉に対して、それをしていないという表現に置き換えたものになります。

・○○さんは、定年で仕事を退職した後は、家でのんびりされており、別の仕事はされておりません
・△△さんは、ヘビースモーカーで、始業前や昼休み、定時後などはかなりのタバコを吸われるのですが、勤務時間中には一切タバコを吸われておりません。
・ここの店のそばはとても美味しく、国産且つ産地を限定したそばの実しか使用されておりません。

なさっておられません

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