「聞きに行く」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現
更新日:2024年06月15日
「聞きに行く」の敬語表現
「聞きに行く」は「Aさんに話を聞きに行く」などの予定を第三者に伝える場面で使います。あるいは「明日貴方にお話を聞きに行く」など、話をする相手に「聞きに行く」と直接伝える場面でも使います。
第三者に伝える場面では、丁寧語の形で敬語にします。「聞きに行く」は丁寧語では「聞きに行きます」になります。「状況がよく分からないから、Aさんに直接話を聞きに行きます」「プレゼンの資料を作りたいのですが、形式が分からないので部長に聞きに行ってきます」などの敬語表現をします。
本人に直接聞きに行く、という場面では謙譲語にします。「伺いに行きます」「聞きに参ります」などが「聞きに行く」の謙譲語にあたります。
謙譲語
「聞く」の謙譲語は「伺う」、「行く」の謙譲語は「参る」あるいは「伺う」です。謙譲語にすると「伺いに参る」「伺いに伺う」などの形になります。しかし、同じ文節で二つの謙譲語を使うのは二重敬語になります。二重敬語は間違いという訳ではありませんが、避けるべきだとされています。
「聞きに伺う」「聞きに参ります」「伺いに行きます」などの表現が「聞きに行く」の謙譲語になります。
丁寧語
「聞きに行く」の丁寧語は、「聞きに行きます」になります。
「分からないことがあるので部長に聞きに行きます」「明日、そちらにお話を聞きに行きます」などの使い方をします。
「聞きに行く」の敬語での使い方
話を「聞きに行く」と本人に直接伝える場面では、「聞きに参ります」「伺いに行きます」などの表現をします。「明日、詳しいお話を聞きに参ります」などの使い方をします。
第三者に対して「××に話を聞きに行く」と伝える場面では、「聞きに行く」という行為を受けるのは、話し相手ではないので、ここを謙譲語にするのはやや不自然になることがあります。このような状況で、謙譲語を使う場合は「聞きに行こうと思う」という形に変えるという方法があります。「聞きに行こうと思う」を謙譲語の形で敬語にすると「聞きに行こうと存じます」になります。
「先輩、外出許可をいただけますか。お引き受けした仕事で確認しておきたい部分があるので、先方に話を聞きに行こうかと存じます」というような使い方をします。
敬語の種類
敬語には丁寧語、尊敬語、謙譲語があります。丁寧語よりも尊敬語、謙譲語の方が丁寧な表現だとされています。
「聞きに行きます」は丁寧語、謙譲語にする場合は「聞きに伺う」「伺いに行く」などの表現をします。
使い方
「明日お話を聞きに参ります」「分からないことがあるので、聞きに行こうかと存じます」「気になることがあるので、聞きに行って来ます」などの使い方をします。
「聞きに行く」のシーン別の例文
「聞きに行く」は、「Aさんに話を聞きに行って来る」などの状況を第三者に伝える場面で使います。「先輩、少し席を外してもよろしいでしょうか。社長に話を聞きに行って来ます」などの使い方をします。
「話を聞きに行く」と話を聞く相手本人に伝える場面でも使います。「お話は明日、そちらに伺いに行きます」「こちらから聞きに参ります」などの使い方をします。「お話しを伺わせていただけたらと思っています。明日そちらに参ります」など、「聞きに行きます」と言わずに二つの文章で伝える場合も多いです。
メールでの使い方
「一度直接お話させていただけたらと存じます。オフィスにお伺いしてもよろしいでしょうか」「直接お話しさせていただきたいのですが、そちらにお伺いしてもよろしいでしょうか」「8日にそちらに参りますので、詳しいお話はその折にお伺いいたします」などの使い方をします。
ビジネスでの使い方
「聞きに行ってもよいですか」は敬語にすると「聞きに伺ってもよろしいでしょうか」になります。「分からないことがあるので、話を聞きに行ってもいいですか」は「分からないことがありますので、お話を聞かせていただきたいです。そちらに伺ってもよろしいでしょうか」など表現になります。
「聞きに行く」を敬語表現するときの例文
「聞きに行く」は、丁寧語にすると「聞きに行きます」になります。「こちらから話を聞きに行きます」などの使い方をします。
初回公開日:2018年02月28日
記載されている内容は2018年02月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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