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「している」の敬語表現・しているの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年04月10日

皆さんこんにちは、今回は「している」の敬語表現・しているの使い方と例文・別の敬語表現と題して、「している」という言葉の正しい敬語表現と用法、またさまざまな場面で扱われる「している」の用例についてご紹介します。ぜひ「お役立ち情報」にピックアップしてみてください。

「している」の敬語表現

「している」という言葉は「話者の現状を表現する言葉」として認められ、その話者が現在どうしているかを伝える、わかりやすい表現となります。この「している」という言葉を敬語にする場合は、以下の表現が一般的に使われています。

・しています(丁寧語)
・いたしております(謙譲語、丁寧語)
・されています(尊敬語)
・させていただいております(謙譲語、丁寧語)
・○○しております(丁寧語)

このように「○○しております」や「○○いたしております」といった「している」の別の表現によって敬語表現にし、相手への敬意を示す姿勢を伝えます。

尊敬語

尊敬語というのは「目上の人や立場が上位にある人に対して、話者が一方的に敬意を示す敬語表現」を意味し、この場合の敬語を当てられる対象は話者ではなく相手となるため、相手の言動に対する敬語表現として認められます。

・○○されています
・○○なさっております
・○○なされます
・○○されます

このように、そのときどきの場面や状況によって「相手の言動への敬語表現」が取られ、その相手の動作1つ1つに対する敬意を込めた表現として使われます。

謙譲語

謙譲語というのは「相手と自分の立場や関係性を問わず、話者が自発的にその姿勢や立場を低め、相手への敬意を示す敬語表現」を意味するため、この場合の敬語が当てられる対象は話者となります。

・○○させていただいております
・○○いたしております
・○○しております
・○○しています

下二つの「○○しております」と「○○しています」という表現は、主に丁寧語でも認められる表現であり、「している」という言葉を伝える際には、謙譲語と丁寧語による表現は同じ表現の範疇で使われる場合が多く見られます。

「している」の敬語での使い方

「○○している」という言葉は先述のとおり「話者が自分の現状を相手へ示す表現」となるため、主に丁寧語か謙譲語表現によって敬語表現とされる場合がほとんどです。「○○しております」や「○○いたしております」、また「○○させていただいております」という表現はすべて、話者が自分の立場や姿勢を相手にとって低めて言う表現であり、謙譲の姿勢を強く浮き立たせています。

また「です・ます調」による丁寧な言葉遣いによる表現も敬語表現として認められるため、丁寧語による表現は「しています」や「しております」といった、比較的、尊敬語や謙譲語に比べて簡単な敬語表現によって相手に示されることになります。

敬語の種類

日本語の敬語表現には主に3種類の表現があり、1つ目は尊敬語、2つ目は謙譲語、3つ目は丁寧語として認められ、それぞれの敬語表現は場合や状況、また話者と相手の立場の高低や関係性によって、さまざまな表現法で敬意が示されます。

先でご紹介しましたように、尊敬語は「目上の人に対して敬意を示す、ビジネス用語で多く使われる敬語表現」を指し、特に「敬語」と言われればこの尊敬語がまず想定されます。次に謙譲語は「話者が相手との立場や関係性を問わず、自発的にへりくだって敬意を示す敬語表現」となり、これはビジネス上のやり取りでもプライベートでも、多くの場面で使われる敬語表現となります。

丁寧語は「不特定多数に公示できる、丁寧な言葉遣いによる敬語表現」を指し、主に「です・ます調」による当たり障りのない敬語表現として認められます。

「している」は敬語になるか

「している」という言葉そのものは敬語としては認められません。「している」という言葉の用法は「その場の自分の状況を示す常体語(じょうたいご)による表現と言われ、つまり「その場の状況をそのまま伝えることだけ」を意識した文法表現となります。

この常体語のことを一般的には「普通語」などと呼ぶ場合も多く、普通語による表記・表現は「ただその意見や表明を肯定して伝える文章」に他なりません。

したがって「している」という普通語を敬語に直す場合にはあらかじめ敬語に見合った表現に置き換える必要があり、その際に使われる言葉が「○○させていただきます」や「○○しております」、また「○○いたしております」などの謙譲語や丁寧語による表現になります。

メールでの「している」の使い方

ビジネスメールなどのメールの文面上で使う「している」という表現も、先述しました「している」の敬語表現を使ってかまいません。

・させていただきます
・○○いたしております
・○○させていただいてもよろしいでしょうか
・目下、○○中でございます
・○○に精進いたしております
・○○に参加させていただいております
・ただいま勉学中でございます

このように「している」という言葉そのものを別の表現に置き換え、第三者が見ても「きちんと体裁が整った敬語表現」として認められるよう、文面に配慮しておくことが大切です。またメールであるためその表現は文語表現となり、文法上のミスや誤字脱字などの表記ミスには十分注意しましょう。

「している」を敬語表現するときの例文

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初回公開日:2018年03月20日

記載されている内容は2018年03月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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