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いかがいたしましょうかの意味と使い方|上司に使う場合・敬語として使う場合

初回公開日:2017年08月16日

更新日:2020年06月30日

記載されている内容は2017年08月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネスシーンでもよく登場する「いかがいたしましょうか」ですが、「いかがなさいますか」と混合されることも珍しくありません。では、「いかがいたしましょうか」はどのような敬語表現なのか?意味や使用場面などをお伝えしていますので、参考にして下さい。

いかがいたしましょうかの意味と使い方

なにをどうするのかを聞く時に使用される「いかがいたしましょうか」ですが、「いかが」と「いたしましょうか」に分けられ、それぞれで意味を持っています。

二つの意味が繋がった言葉がどうしましょうか?という意味で使われる「いかがいたしましょうか」になります。

「いかが」の意味は?

「いかが」は動詞の一種で、意見・様子・態度などを尋ねる時に用います。「いかがいたしましょうか」が「どうしましょうか」という意味であるように、「いかが」は「どう」の言葉と同義ですが、「どう」よりも畏まった印象が強い言葉になるため、畏まって言う必要がある場面や相手には「いかが」を用いて尋ねるとよいでしょう。

「いたしましょうか」の意味は?

「いかが」が「どう」であったことから予想されるように、「いたしましょうか」は「どうしますか」という意味があります。

「いたしましょうか」を漢字にすると「致しましょうか」となり、「致す」は「する」の謙譲語になるため、目上の人や謙遜した態度で接するべき相手に「どうしますか?」と聞く時は「いかがいたしましょうか」と尋ねることになります。

「いかがなさいますか」とは違うの?

「いかがいたしましょうか」と「いかがなさいますか」は、敬語表現においてよく間違われる部分です。「いかが」は、同じですが「いたしましょうか」と「なさいますか」という違いがあり、言い方として違うことは分かると思いますが、具体的にどのように違うのかについてはイマイチ分からない方もいることでしょう。

「いかがいたしましょうか」の「いたしましょう」は「致しましょう」であり、謙譲語であると言いましたが、「いかがなさいますか」の「なさいます」は「なさる」のことであり「なさる」は尊敬語になるため「いかがいたしましょう」と「いかがなさいますか」は使用する場面が異なります。

謙譲語は、目上の人に対して自分側のことを示す時に用いる敬語表現で、「いかがいたしましょうか」を使用する時は「自分側が何をしたら良いのかを尋ねる時」です。一方の尊敬語は目上の人のことを示す時に用いる敬語表現なので、「いかがなさいますか」の言葉を使用する時は「相手が何をしたのかを尋ねる時」です。

上司に使うのはOK?

いかがいたしましょうかの意味と使い方|上司に使う場合・敬語として使う場合
※画像はイメージです

「いかがいたしましょうか」は謙譲語になるため、上司に使う敬語表現としては適切です。しかし、これまでにも触れましたように「目上の人に対して自分が何をすれば良いのかを尋ねる時」に用います。間違っても、目上の人側がすることに対して何をしたいのかを尋ねる時に使用してはいけません。

「致す」は「する」と言いましたが、謙譲語なので「する」のは自分側です。「私は何をしたら良いのでしょうか」と目上の人に尋ねる言葉が「いかがいたしましょうか」です。「なさる」も「致す」同様に「する」のことですが、尊敬語であり、自分ではなく相手のことを表す言葉になるため「いかがなさいますか」は「あなたは何をするのですか」ということになります。

敬語として使いたい場面

いかがいたしましょうかの意味と使い方|上司に使う場合・敬語として使う場合
※画像はイメージです

「いかがいたしましょうか」は謙譲語なので、自分側が何かする必要があることに対して相手にどうしたら良いのかを尋ねる時に使用します。そのため、使用する相手は目上の人・上司・お客様・お世話になっている取引先の方などです。

上司との間では「どうしますか」といった言葉もごく一般的に使用されています。しかし、「いかがいたしましょうか」と言うことでビジネス感が増すでしょう。

また、会社によって堅い口調の方が良いのか親しみある口調の方が良いのかが異なるため、シーンに応じて使い分けることが適切です。

ただ、ビジネスに於いては上司には「どうしますか」でも問題ないとしても、お客様やお世話になっている取引先など会社以外の人には「いかがいたしましょうか」のように謙譲語で丁寧に接する方が好ましいとされています。

「いかがいたしましょうか」の使用場面例

・上司の指示で自分側が何かする必要がある時。

・サービスを提供する側で相手に求めるサービス内容を尋ねる時。

・ 相手がすることだが出来ないため、引き受けることを伝えたうえで何をするのか尋ねる時。

など、こちらが何かをするうえで、目上の人や顧客側の意見が必要になる時です。目上の人や顧客自身が何かをするのではなく、目上の人や顧客側の意見をもとにこちら側が何かする前提で尋ねる場面で「いかがいたしましょうか」を使用します。

「いかがなさいますか」の使用場面例

・上司がすることに対してどうするのかを尋ねる時。

・お客様が購入を検討している際に結果的に購入するのかしないのかを尋ねる時。

今回は「いかがいたしましょうか」をメインに説明していますが、間違われやすい「いかがなさいますか」と比較した方が「いかがいたしましょうか」の使い方は分かりやすいので「いかがなさいますか」の使用場面例も記載しました。参考にしてみてください。

ビジネスで使うシーン

いかがいたしましょうかの意味と使い方|上司に使う場合・敬語として使う場合
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ビジネスシーンでも「いかがいたしましょうか」は用いられることが多く、上司と部下との間でも使用されますが、会社側と顧客側の間でもよく登場します。

「いかがなさいますか」と使い方を間違えないように注意したいところですが、「どうしますか?」や「どうしましょうか?」のように尋ねるよりは「いかがいたしましょうか」や「どうなさいますか」と訪ねた方が適切なのでビジネスシーンでの用いられ方を知っておきましょう。

ビジネスシーンでの使用例:上司と部下の場面

敬語としては使いたい場面でもお伝えしましたが、上司と部下の間では「上司の意見をもとに部下側が何かをする時」に使用されます。上司ではなく部下側のことを示す時に用いる、というポイントを忘れないようにしましょう。

【会話の例】
部下「今回の件ですが、先方の事情で内容が変更になりました。装飾のカラーを赤ではなく朱色にしたいとのご要望でして、此方側としても朱色の準備が必要になりますので少々お待ち下さいと先方にお伝えしておりますが、いかがいたしましょうか。」

上司「在庫にオレンジがあるから、赤にオレンジを混ぜて朱色を作ることにしよう。明日から取りかかると先方に伝えてほしい。」

部下「承知しました。」

ビジネスシーンでの使用例:会社側と顧客の場面

ショッピングを楽しむ方は「いかがいたしましょうか」とお店の方に言われたことがある方も少なくないと思いますが、サービスを提供する会社およびショップにて「いかがいたしましょうか」が使用される時、一体どのように用いられているのか、例を紹介します。

【会話の例】
顧客側「これにしようかと思ったけど、これにしようかな。・・・うーん、迷うな。」

会社側「実物をご覧になりますか?ただ、保管庫にあるものですから、探す時間を要する可能性があります。お時間がおありでしたらお持ちいたしますが、いかがいたしましょうか。」

顧客側「あ、実物あるんですね、ぜひ見たいです。」

会社側「かしこまりました。」

「いかがいたしましょうか」は尋ねる際の謙譲語!

いかがいたしましょうかの意味と使い方|上司に使う場合・敬語として使う場合
※画像はイメージです

「いかが」と付いている時点で何かを尋ねる言葉になりますが、「なさる」が変化した言葉が付いている「いかがなさいますか」が尊敬語であるのに対し、「致す」が変化した言葉が付いている「いかがいたしましょうか」は謙譲語であることが分かりました。

尊敬語は相手のことを、謙譲語は自身のことを示すに用いる敬語表現です。

尊敬語は目上の人や顧客のことを示す時に、謙譲語は自身のことを目上の人や顧客に示す時に伝えることが適切で、謙譲語を目上の人に使用するという悪気のないミスをしないように気をつけましょう。

敬語表現はさまざまですが、「いかがいたしましょうか」と「いかがなさいますか」は間違われやすいため、使用する際は「どちらのことを表すのか」を一旦考えたうえで使い分けるとよいでしょう。

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