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いかがいたしましょうかの意味と使い方|上司に使う場合・敬語として使う場合

更新日:2024年04月14日

ビジネスシーンでもよく登場する「いかがいたしましょうか」ですが、「いかがなさいますか」と混合されることも珍しくありません。では、「いかがいたしましょうか」はどのような敬語表現なのか?意味や使用場面などをお伝えしていますので、参考にして下さい。

ビジネスシーンでも「いかがいたしましょうか」は用いられることが多く、上司と部下との間でも使用されますが、会社側と顧客側の間でもよく登場します。

「いかがなさいますか」と使い方を間違えないように注意したいところですが、「どうしますか?」や「どうしましょうか?」のように尋ねるよりは「いかがいたしましょうか」や「どうなさいますか」と訪ねた方が適切なのでビジネスシーンでの用いられ方を知っておきましょう。

ビジネスシーンでの使用例:上司と部下の場面

敬語としては使いたい場面でもお伝えしましたが、上司と部下の間では「上司の意見をもとに部下側が何かをする時」に使用されます。上司ではなく部下側のことを示す時に用いる、というポイントを忘れないようにしましょう。

【会話の例】
部下「今回の件ですが、先方の事情で内容が変更になりました。装飾のカラーを赤ではなく朱色にしたいとのご要望でして、此方側としても朱色の準備が必要になりますので少々お待ち下さいと先方にお伝えしておりますが、いかがいたしましょうか。」

上司「在庫にオレンジがあるから、赤にオレンジを混ぜて朱色を作ることにしよう。明日から取りかかると先方に伝えてほしい。」

部下「承知しました。」

ビジネスシーンでの使用例:会社側と顧客の場面

ショッピングを楽しむ方は「いかがいたしましょうか」とお店の方に言われたことがある方も少なくないと思いますが、サービスを提供する会社およびショップにて「いかがいたしましょうか」が使用される時、一体どのように用いられているのか、例を紹介します。

【会話の例】
顧客側「これにしようかと思ったけど、これにしようかな。・・・うーん、迷うな。」

会社側「実物をご覧になりますか?ただ、保管庫にあるものですから、探す時間を要する可能性があります。お時間がおありでしたらお持ちいたしますが、いかがいたしましょうか。」

顧客側「あ、実物あるんですね、ぜひ見たいです。」

会社側「かしこまりました。」

「いかがいたしましょうか」は尋ねる際の謙譲語!

「いかが」と付いている時点で何かを尋ねる言葉になりますが、「なさる」が変化した言葉が付いている「いかがなさいますか」が尊敬語であるのに対し、「致す」が変化した言葉が付いている「いかがいたしましょうか」は謙譲語であることが分かりました。

尊敬語は相手のことを、謙譲語は自身のことを示すに用いる敬語表現です。

尊敬語は目上の人や顧客のことを示す時に、謙譲語は自身のことを目上の人や顧客に示す時に伝えることが適切で、謙譲語を目上の人に使用するという悪気のないミスをしないように気をつけましょう。

敬語表現はさまざまですが、「いかがいたしましょうか」と「いかがなさいますか」は間違われやすいため、使用する際は「どちらのことを表すのか」を一旦考えたうえで使い分けるとよいでしょう。

初回公開日:2017年08月16日

記載されている内容は2017年08月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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