「もっと」の敬語表現・もっとの使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年08月22日
では、具体的に「もっと」を敬語で使用するとどのようになるか、と言うことの例文を紹介させていただきますが、「もっと」は敬語と連動させて表現が変化しますので、丁寧語での元文章を変換する。と言う形で紹介します。なお、「もっと」の変換には横に(もっと)をつけて変換箇所をわかりやすくしています。
丁寧語の元文章 | 敬語への変換文章 |
---|---|
「もっと会社の収益を上げていきます」 | 「当社のより一層(もっと)の収益向上を目指し、今以上の(もっと)努力して参ります」 |
「こっちよりももっと良い製品があります」 | 「この製品よりもぐっと(もっと)良い製品を販売しております」 |
「もっとたくさん下さい」 | 「もう少し(もっと)いただいてもよろしいでしょうか」 |
「もっと早く処理しましょうよ」 | 「今以上に(もっと)迅速な対応をお願いいたします」 |
今よりもっと
ところで、会社というのは常に成長を求める精神を持つ事が重要なので、仕事で使用する「もっと」の表現の代表というと、「今よりもっと」と言うかのがありますが、この「今よりもっと」はどのように敬語と連動させて言い換えれば良いのでしょうか。
「今よりもっと」を敬語と連動させて表現する場合、その「今よりもっと」が何を指しているのか、というので変わってきますので、先程と同じように一覧で紹介します。
何を指しているのか | 例文 |
---|---|
プラスの状態からさらに上を目指している | 「なおいっそうの向上を」「さらなる向上」「一段と上を目指して」 |
もう少し待てば今よりもっと良い製品が出る | 「少々お待ち頂ければ、こちらよりも良い製品が販売されます」 |
何か失敗をした後で、マイナスからプラスに行く事を表現する時 | 「原状を回復させるために一層努力させていただきます」 |
「もっと」の別の敬語表現
ところで、「もっと」と言うのは元々敬語で表現する必要のない言葉になるので、「もっと」の敬語表現というものそのものはありません。ただ、ビジネスにおいては「もっと」を表現する時は前後の意味を捉えながら、その前後の言葉の意味に対応した言葉で言い換えるので、敬語での「もっと」はそのように使用するのが最適になります。
なので、敬語での「もっと」はいかに使いこなしているか、いかに「もっと」の変換言葉を知っているか、と言う事が重要になります。これは本当に場数をこなさないと身につかない事なので、読み返す事で失礼がないかどうかを確認する事ができる文章から「もっと」の敬語の使い方は実戦で身につけていきましょう。
敬語を学ぶのに最適な本
ここまで「もっと」の敬語での使い方に関して紹介をさせて頂きましたが、仕事で使用する敬語と言うのはこの「もっと」だけではなく、仕事で使う敬語の中心である「尊敬語」「謙譲語」「丁重語」と一見丁寧に聞こえるけれど、日常言葉に属する「丁寧語」「美化語」の違いや具体的な使いこなし方など、本当に色々あります。
ここでは、そんなややこしい仕事に関する敬語の使い方に関して、社会人1年目の方はもちろん、「敬語を使いこなしているつもり」になっている可能性がある社会人10年目の人にも、仕事での敬語の使い方に関する事について詳しく学べる本を紹介します。
仕事で差がつく言葉の選び方
ビジネスにおける文章の最重要目的は「手短に、簡潔に、確実に用件を伝える」なのですが、単刀直入に言うと後々の関係性がギクシャクする。などの理由から別の表現が必要となる時もあります。そんな時に参考にしたいのが、この「仕事で差がつく言葉の選び方」になります。
索引が充実しているので、「この言い方どうすれば良いの」と思った時にすぐ使う事ができるので、言い換えの仕方の種類を覚えるのにも最適です。
イラッとされないビジネスメール 正解 不正解
ビジネスにおける文章というのは敬語をすごく多用するものですが、あまり敬語を多用すると敬っていると見せかけて小馬鹿にしていると判断される事があります。敬語に使い慣れていない人だと陥りがちなこの敬語の多用を防ぐにはどのようにしたら良いのでしょうか。
この「イラッとされないビジネスメール 正解 不正解」では、社内外から敬語を使われる機会が多い全国1000社の役職者の経験に基づき、相手に不愉快な思いをさせないビジネス文章の書き方をわかりやすく解説しています。
ずっとメール礼儀に困っているんですが、この本のおかけでやっとうまくやれるになった。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%83%E3%8... |
助かりました。
ありがとございます。
ビジネスの敬語と文書マナー
初回公開日:2018年03月24日
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