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「さて」の敬語表現・さての使い方と例文・別の敬語表現例

初回公開日:2018年02月16日

更新日:2020年05月22日

記載されている内容は2018年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

皆さんこんにちは、今回は「『さて』の敬語表現・その使い方と例文・別の敬語表現例」と題して、「さて」という言葉の深い意味合いや用例について、多角的な分野・視点からご紹介します。「さて」は日常用語としても使われていますので、ぜひ「お役立ち情報」にしてみて下さい。

「さて」という言葉について

皆さんもよく日常用語として使う「さて」という言葉ですが、この「さて」という言葉は助詞の「さ」に接続助詞の「て」がつき、文語表現において「話の機転や転換」を示す場合に使われます。

この「さて」の敬語表現と言われても、なかなか思いつくことはできません。「そもそも助詞に敬語なんてあるのかどうか」と疑問になる人もいるでしょう。しかし社会に出てみると、この「さて」という言葉にも敬語表現として使われる例があり、その場合は文章全体の形容を変えて伝えられることが一般的です。

「さて」の敬語表現

「さて」という言葉の直接的な敬語表現があるのかどうかと言えば、「さて」という語形をそのまま変えて敬語にする、という方法はありません。この場合、「さて」という言葉をそっくり別の言葉に変えてしまうか、あるいは文章全体の形容表現を同じく変えてしまい、相手に敬意を表する言い方に整える必要があります。

【「さて」の敬語表現の例】

・早速ですが

・お話しは変わりますが

・ここでもう一つ○○の件についてですが

・つきましては

・さて

・ところで

・この度(たび)

・○○におきましては

・本題の件につきまして

このように、「さて」や「ところで」という言葉が日常的にビジネス上で使われることはふつうに見られ、ビジネスメールでも特に改まった場合においてのみ「つきましては」や「お話しは変わりますが」や「早速ですが」などの、少しお堅い口調でのやり取りが交わされます。

「さて」の敬語での使い方

先述でもお伝えしましたように、「さて」という言葉が直接的に敬語表現になることはなく、その「さて」の変わりに別の言葉を用いるか、あるいは文章・口語表現の全体をそっくり変えることによって、相手への敬意を全面的に表す方法が採られます。

そしてこれも先にお伝えしましたが、「さて」という言葉はビジネス上でも日常用語として使われ、特に改まった用途や状況にない場合はそれでかまいません。しかし会話(口語表現)において「さて」という言葉を使用すると、わざとらしく改まった態度が見えてしまいますので、この「さて」は文語表現だけにとどめ、会話では空気を読んだ対応をしましょう。

敬語の種類

「さて」の敬語表現・さての使い方と例文・別の敬語表現例
※画像はイメージです

日本語における敬語表現には主に3種類あります。「尊敬語」、「謙譲語」、「丁寧語」の3種類の敬語表現を用いる形で状況に応じて形容が使い分けられ、どの場合も会話相手への敬意が示されます。

尊敬語は「自分よりも目上の人・上司・立場が上位にある人に対する敬意を示す表現」を指し、謙譲語は「相手と自分の立場や関係を問わず、自分の姿勢や立場を自発的に低めることによって敬意を示す表現」を言い、丁寧語は「尊敬語にも謙譲語にもその形容が使われる便利な言葉で、不特定多数の人に対して敬意を示す表現」を指します。

「さて」の敬語の使い方

ビジネス上のやり取りをはじめ、プライベートでも目上の人や年輩の人に対してはやはり敬語を使うのが常識で、その際に「さて」という表現も、その敬語表現に見合った形で相手に伝えなければなりません。

この状況別での敬語の使い方は社会に出ると常識とされるため、少しでも早い時期にきちんと覚えておくことがベターでしょう。

メールでの「さて」の敬語の使い方

「さて」という言葉には「話者を相手よりも上位に立たせるニュアンス」があるため、特に改まった公式の場面においては、あまり使用しない方がよいでしょう。「さて」という意味合いには、「その話の主導権を話者が握っている姿勢」を強く反映させてしまうことにより、相手からすれば「少し話者が自分よりも高みに立った印象」を与えてしまいます。

・○○さま、いつもお世話になっております。早速なのですが

・○○さまには平素より大変お世話になっております。先日いただきました案件につきまして

・お変わりはございませんでしょうか。本日、ご連絡させていただきましたのは

このように「さて」という言葉をあえて使わず、適当に常識的な挨拶を冒頭に置き、「本日、ご連絡させていただきましたのは」や「先日いただきました案件につきまして」などと、いきなり話を切り出す方法がさらにベターになります。

「さて」を敬語表現するときの例文

先述のビジネスメールでは文語表現になるため、当然として話者の表情や態度は見えません。そのためメールを受け取った相手からすれば、文章内に「さて」という言葉が使われているのを見た時点で、その話者の態度がやや「その話題の主導権を持つ傲慢な姿勢にある」などと勝手に連想させられ、話者にとっては不条理な損失を被る場合があります。

【「さて」を敬語表現するときの例文】

・△△株式会社さま、先日は誠にありがとうございました。さて、先日にいただきましたご案件につきまして

・先日にご提案いただきました件につきまして、当社としてもご尽力させていただくことになりました。さて、先日のご提案におかれましては

・早速ではございますが、先日の企画会議でご提出いただきました○○ですが

このように「さて」という言葉は、文章全体を敬語表現にした上で使い、全体的なバランスから見て、相手に失礼のないように整えます。

「さて」の別の敬語表現例

先述でいくつかご紹介しましたが、「さて」という言葉の代わりに別の言葉を使うことは多々あり、また「さて」という転機を表す言葉に執着せず、文章表記によって話の流れを変える場合もよく見られます。

【「さて」の別の敬語表現例】

・いつもお世話になっております。早速ですが○○につきまして

・つきましては、ご都合のつく限りでご連絡をいただければ幸いです

・誠に勝手ながら、貴社さまの早々のご連絡をお待ちいたしております。

・○○企画につきまして拝見させていただきました。この○○企画におきましては

・早速ですが、こちらの案件につきましてご連絡させていただきます。

このように「つきましては」や「早速ですが」などの別の表現を使って「さて」の意味合いを示すか、あるいは「いきなり本題に入る」という形で「さて」に代わる言葉を置かないで話を進める場合もあります。

「さて」と「ところで」の使い方の違い

「さて」という言葉も「ところで」という言葉も「文章や話題の流れを変える意味合いを持つ言葉」としては同じ機能性を携えます。

「さて」の意味合いは「前述の話題や話の流れ」に関係なく、全く別の話題を相手に持ちかける場合に使用されます。しかし「ところで」の意味合いは「前述の話題や話の流れ」から分岐する形(派生する形)をもって話の転換が図られます。

【「さて」と「ところで」の使い方の違い】

・先日はお世話になりました。さて、△△企画についてですが

・○○企画につきましての書類を拝読させていただきました。ところで○○企画の立ち上げに際しまして別のご提案についてですが

このように、前述の話の流れから全く別の話題、または関連する話題に話を切り替えるときに、「さて」と「ところで」の使い分けが見られます。

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