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「こんばんは」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年02月13日

日常生活の中で挨拶は非常に大切なものです。できれば目上の人には丁寧に敬意をこめて挨拶したいものです。夜の挨拶である「こんばんは」にはそのような敬語はあるのでしょうか。「こんばんは」の敬語表現や使い方などを確認してみましょう。

「こんばんは」の別の敬語表現例

「こんばんは」という挨拶は日が暮れてから使う挨拶です。そのため、ビジネスシーンでは、「遅くに失礼します」や「定時後に失礼します」といった挨拶に置き換えることは可能です。また「遅くまでお疲れ様です」や単純に「お疲れ様です」というような挨拶でも問題はないでしょう。

「こんばんは」自体は敬語のない言葉ですので、先の例のような置き換えた言葉で敬語表現を行うのがいいでしょう。

「こんばんは」以外の挨拶の敬語

「こんばんは」には敬語表現がありませんでした。では、他の挨拶にも同様に敬語表現はないのでしょうか。「こんにちは」や「おはよう」について、確認してみましょう。

こんにちは

「こんにちは」という挨拶については、「こんばんは」と同様に、「今日はご機嫌いかがですか?」という挨拶の頭の「今日は」という部分だけを使うようになり、使いやすいように「こんにちは」という挨拶になった言葉です。そのため、「こんばんは」と同じで敬語表現がなく、敬語としての意味も含まず、敬語表現が必要のない言葉なのです。

会社やお客様を訪ねたときの挨拶としては、使いづらい場合があるかもしれませんが、挨拶としては「こんにちは」となりますので、言い換えるのであれば「お疲れ様です」などの言葉を使うと、相手にも違和感はなく挨拶することができます。TPOに合わせるかたちにはなりますが、「どうも」という挨拶も利用してもいいでしょう。

おはよう

「おはよう」という挨拶は、「こんにちは」「こんばんは」という挨拶とは、語源が少し違います。「今日は」「今晩は」というその時間の部分を表した言葉と違い、「お早く○○ですね」というような「早く」という動詞が転じてできた挨拶なのです。歌舞伎でトリを務める座長が夕方近くに楽屋入りするのに、下っ端の者が「お早いおつきでございます」と出迎えていたのが省略されて「おはようございます」になったという説が有力な由来だと言われています。

この「おはよう」には、他の挨拶と違い、唯一「ございます」という言葉を付け足し敬語として利用することができます。このことからも、相手の方に対して労う意味が強いということがわかる挨拶なのです。

「こんばんは」を正しく理解して使いこなそう

さて、今回は「こんばんは」という挨拶とその敬語について、意味や使い方をご説明するとともに、類義的な表現についても見てきましたがいかがでしたでしょうか。「こんばんは」という挨拶について、言葉の語源や使用方法について理解することはできたでしょうか。

「こんばんは」や「こんにちは」という挨拶は、由来からも敬語にできない、する必要がない言葉でした。そのため、誰に対してもしっかりと聞き取りやすく声に出すのが一番の敬意なのです。

挨拶は、心と心の潤滑剤という言い方をします。目上の人に言いにくいかなと躊躇するよりも、しっかりと挨拶をするのが印象もよいものです。「こんばんは」と挨拶をされて、「なんでこんな挨拶をするのか」と嫌な気持ちになる人はいませんので、どうしても気になる場合は、紹介したような言葉を挨拶のうしろに足して言ってみましょう。

初回公開日:2018年02月07日

記載されている内容は2018年02月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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