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「迎えに来てもらう」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年08月08日

「迎えに来てもらう」は敬語で何と言えばいいのか、分からなくなることはありませんか。「迎えに来て欲しい」ということを「お迎えをお願いいたします」と伝えるのは少し違和感があるはずです。「迎えに来てもらう」の敬語での言い方について解説いたします。

「迎えに来て欲しい」の敬語表現は「迎えに来ていただきたい」です。同僚や友人、タクシーを呼ぶときなどは「迎えに来ていただきたいです」「迎えに来ていただきたいのですが可能ですか」などの言い方をします。

目上の人に頼むという場合も「迎えに来ていただきたい」と伝えます。目上の人に迎えに来てもらう、という場合は「申し訳ないのですが」や「大変お手数なのですが」などのクッション言葉を使います。あるいは「迎えに来ていただけますか」「迎えに来て下さると助かります」などの言い方をしても柔らかい印象になります。

来て貰う時に「お迎え」と言うべきか

「××に迎えに来てもらいたい」と言いたいという場合の敬語は「××に迎えに来て下さい」あるいは「××に迎えに来ていただけますでしょうか」「××まで迎えに来ていただきたいです」になります。「××にお迎えをお願いいたします」「××にお迎えに来ていただきたいです」ではありません。

自分のところに迎えを呼ぶ場合は基本的には「お迎え」とは言いません。自分のための行為に「お」を付けると、自分に尊敬語を使っている形になってしまうためです。

Aさんの所へBさんを迎えに行かせるということをAさんに伝える、というような場面では「Bにお迎えに来てもらうことになっています」というように「お」を付けることもあります。この場合はBは「Aさんを」迎えに来るので「お」を付けても不自然ではありません。

「迎えに来てもらう」を敬語表現にするときの例文

「迎えに来てもらう」は、目上の人が自分を迎えに来るという場合は「迎えに来て下さる」という形で敬語にします。ただし、タクシーを呼んだことを伝える時や家族に迎えに来てもらうことを人に伝える時などは「タクシーが迎えに来て下さる」「母が迎えに来て下さる」ではなく「タクシーに迎えに来てもらいます」「母に迎えに来てもらいます」などの言い方をします。

お迎えよろしくお願いします

自分を迎えに来てもらう場面で「お迎えをよろしくお願いします」と言うと高飛車な印象になるので「迎えに来てください」と言った方がよいです。

同僚に誰かを迎えに行ってもらう場面などでは「Aさんのお迎えをよろしくお願いします」というような伝え方をするのが好ましいです。

「迎えに来てもらう」の敬語での言い換え

家族やタクシーなどに「迎えに来てもらう予定だ」ということを人に伝える場合は「タクシーに迎えに来てもらいます」「父に迎えに来てもらいます」などの言い回しが正しいです。

目上の人に迎えに来てもらうことになっている、という場合は「先輩が迎えに来て下さる」など、相手を主体にした言い回しをします。

自分が呼んだ迎えが来ることを人に言う場面

同じ会社の人に取引先の人を迎えに行ってもらうことにした、というような場面では、「明日はBにお迎えに来てもらいます」あるいは「明日はBがお迎えに参ります」などの伝え方をします。取引先の相手に伝える場合は、Bが話し手にとって目上であっても尊敬語は使いません。

同僚や家族や、自分が呼んだタクシーなどが自分を迎えに来る、ということを人に伝える場面では「タクシーに迎えに来てもらうことにしました」「父に迎えに来てもらいます」などの言い方をします。自分を迎えに来るという場合は「お迎えに来る」というような言い回しはしません。また自分の側の人に対しては尊敬語「来て下さる」は使いません。

目上の人に「迎えに来てもらう」

「迎えに来てもらう」の謙譲語は「迎えに来ていただく」ですので、「迎えに来ていただいた」と言っても良いです。「社長に迎えに来ていただきました」「Aさんに迎えに来ていただくことになっています」などの言い方をします。

「迎えに来て下さる」と言い換えるとより丁寧です。「社長が迎えに来て下さった」「Aさんが迎えに来て下さることになっている」などの言い方をします。

「迎えに来てもらう」を使いこなそう!

「迎えに来てもらう」は謙譲語にすると「迎えに来ていただく」になります。目上の人が迎えに来るという場合は「迎えに来て下さる」と相手主体の言い回しにするとより丁寧になります。タクシーを呼んだ時などはそのまま「迎えに来てもらう」と言うのが自然です。

「迎えに来てもらう」の使い方を覚えて使いこなせるようになりましょう。

初回公開日:2018年02月13日

記載されている内容は2018年02月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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