「聞きたい」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年07月26日
「聞きたい」って敬語で何て言うの?
さまざまな場面で耳にし、使うこともとても多い「聞きたい」という言葉。この言葉は相手が聞きたいのか、自分が聞きたいのかによって表現が変わってきますが、今回は自分が「聞きたい」ときの敬語表現を見ていきます。
そもそも「聞きたい」のもとの形は「聞く」です。そのためまずは基本形の「聞く」の敬語表現を確認しましょう。自分が「聞く」場合は謙譲語で「伺う」、「お尋ねする」「お聞きする」と表現します。また「拝聴する」、「拝聞する」という謙譲語もありますが、これは敬意が高すぎるのでビジネスの場面ではあまり使うことはありません。
とりあえず「聞く」の敬語表現を確認しましたが、これが「聞きたい」になると、単純に「~たい」を付けて、「伺いたい」、「お尋ねしたい」、「お聞きしたい」というようになります。以上が「聞きたい」の敬語表現です。耳なじみのあるものが多いので、意識すればすぐに使えるようになるでしょう。
敬語の「聞きたい」はどうやって使う?
「聞きたい」の使い方、メールにおいての使い方を「伺いたい」、「お尋ねしたい」、「お聞きしたい」を例にそれぞれ見ていきましょう。
敬語の種類
先ほどもありましたが、「聞きたい」の敬語の種類としては謙譲語があります。具体的には「伺いたい」、「お尋ねしたい」、「お聞きしたい」に加えて、より敬意の高い「拝聴したい」、「拝聞したい」の5つが挙げられます。
使い方
例えば道に迷ったとき、だれかに道を聞きたい場合は、「羽田空港までの道をお尋ねしたいのですがよろしいでしょうか」のように敬語で言います。また上司に意見を聞きたいときは「これに関して意見をお聞きしたいのですが」になります。
これらを使う際に注意しておきたいのは、さきほどもあったとおり主語が自分であるということです。「先輩が羽田空港までの道をお尋ねしたい」だと間違いです。謙譲語は自分がへりくだって言う言葉なので、主語が自分でないと使ってはいけません。その一点だけは気を付けましょう。
メールでの使い方
就職活動中の学生や、取引先とメールをする機会のある社会人の方はぜひ押さえておきたいところです。例えばビジネスシーンでは、新規導入を検討しているものについて「より詳しい製品情報を伺いたいのですが可能でしょうか」というような敬語を使います。
ちなみに「伺う」を使う場合「お伺いしたい」ということがよくあります。厳密に言えば「伺う」だけで1つの敬語であるため「お~したい」が付くと二重尊敬になってしまいます。ビジネスの場面では寛容に受け入れられているので、絶対に使ってはいけないというわけではありませんが、正しい日本語は「伺いたい」です。
またさきほど「拝聴する」、「拝聞する」は過度な敬語表現だというお話をしましたが、メールや手紙など文章におこすものには有効です。何度も読み返すことができるものであるため、少々敬意が過度でも構いません。
シーン別「聞きたい」の敬語表現の例文
続いて具体的なシーンをあげながら、「聞きたい」の敬語表現についてもう少し詳しく確認していきましょう。
電話
初回公開日:2018年02月20日
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