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「聞きたい」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年07月26日

聞きたいことがあるときそれを上手に伝えられますか。自分が聞きたいことと別の答えが返ってくることもあると思います。この記事では聞きたいことを伝えるための敬語表現や例文をご紹介します。敬語や聞きたい以外の表現を使って、聞きたいが上手に伝えられるようになりましょう。

ビジネスシーンの電話口では伝言を預かるときに、相手の名前や連絡先などを控えることがとても基本的なことであり重要です。日常的に多く使うので、使い方が正しいかなどと考える間もなく自然と使ってしまいますが、そのなかには間違った敬語で聞いている人も多く見受けられます。

相手の名前と連絡先を尋ねるシーンでは、よく「お名前とお電話番号を頂戴してもよろしいでしょうか」という敬語の言い方が使われますが、名前や電話番号はもらうものではないのでこの言い方は間違いです。

しかしこのような言い方をする人は少なくありません。正しくは「お名前とお電話番号を伺えますか」になります。名前と電話番号を聞きたい、教えてほしいということを正しい日本語で伝えるにはこのように言います。

意見

ビジネスにおいては、自分の職場の上司や先輩に経験談を、取引先などには契約や製品などさまざまな話を聞く機会があります。そのようなとき聞きたいと申し出るにはどのように言うのでしょう。 

例えば前者の自分が悩んでいるときに先輩にアドバイスをもらいたい場合は「いま○○で悩んでいるのですが、□□さんはこのようなときどのように対処したのかお聞きしたいです」のように敬語を使って声を掛けます。気心の知れた先輩であれば、真剣さが伝われば少々砕けた言い方でも構わないでしょう。

後者の取引先に対しては「○○の件についてお聞きしてもよろしいでしょうか」のように尋ねるとよいです。相手との距離感によって言葉の丁寧さに気を付けた方がよさそうです。

話を聞きたい場合は「○○についての話をお聞きたいのですが」と声を掛けるだけで、相手は話をしてくれるでしょう。ただ話してもらうとなるとある程度の時間がかかるので、聞きたいという声を掛ける前にまず、「今お時間よろしいですか」などと相手の都合にも配慮するようにしましょう。

相手と距離置くことになってしまうときには、別れ間際に「また元気な声を聞かせてね」などという言葉をよく耳にします。このような言葉は、家族や友人、恋人など自分と距離の近い人には使うことができますが、目上の人に対しては使いません。かろうじて親しい先輩であれば、このように声を掛けるのはありですが、基本的にはあまりよろしくないでしょう。

「聞きたい」を別の敬語表現で言うと?

ここでは聞きたいことを伝えるために、今まで上げた「聞きたい」の敬語表現「伺う」、「お尋ねする」、「お聞きする」を含まない言い方を見ていきます。

意見を聞きたいとき

さきほどは「聞きたい」という言葉の敬語表現を含んだときの言い方について見ましたが、他にはどのような言い方があるのでしょうか。

例えば「私は○○だと考えているのですが、□□さんのお考えはいかがですか」、「○○に関しては△△のように思うのですが、その点はいかがでしょうか」など「~いかがですか」を使って敬語で聞きたいということを伝えられます。

また「○○で困っているのですが、□□さんはこんなときどうしたらいいと思われますか」、「○○について解決方法がわかりません。どういたらいいでしょう」などのように、「どうしたらいいですか」という言葉を語尾に付けて敬語で聞くこともできます。

「聞きたい」という言葉を使わなくても敬語で相手に聞きたいことを伝える方法はいろいろとあるので、シーンに応じて使ってみてください。

話を聞きたいとき

話を聞きたいときは、相談の流れからが多いです。そのため「○○について相談に乗ってもらえませんか」や「○○さんに相談に乗ってほしいことがあるのですが」などと直接「相談」という言葉を持ってくるのもありです。

他にも「もし○○だった場合どうしたらよいのでしょう」や「もし○○になったら、△△はできませんよね」などと仮定形で話を引き出すこともできます。また「例えばどんなことでしょう」や「例えば○○のようなことですか」、「例えばどういったことですか」などと例から話を聞き、広げることも可能です。

「聞きたい」の敬語表現を使わなくても、自分の知りたいことを聞き出すことはできます。さまざまな角度から話を聞けるように、自分のなかの聞き方のパターンを充実させておくと良いでしょう。聞き方によって相手の話す内容が変わってくることも多々あります。

聞きたいという気持ちを上手に伝えよう

今回は「聞きたい」の敬語表現と使い方、別の敬語表現例についてご紹介しました。聞きたいという意思と何を聞きたいのかは、はっきりとわかるように伝えなければ自分が聞きたいことを相手が話してくれるとは限りません。相手と自分との関係を見て、敬語をうまく使いながら、自分にとって有益な情報を手に入れられるようになるとよいです。

またしっかりとコミュニケーションを取ることで、相手はより話してくれるようになります。聞きたいことを伝えることも大切ですが、それと同じくらい相手との信頼関係を築くことも大切です。より深い話が聞きたいのであれば、その分だけ心を開いてもらえるようにこちら側の努力も必要です。ふだんの何気ない会話から丁寧にすることで、聞きたい情報を集められるようになりましょう。

初回公開日:2018年02月20日

記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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