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「興味深い」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2020年05月30日

日本語には敬語があります。敬語は、相手を敬うものから自分がへりくだるものまでさまざまあり、大変興味深いものです。その興味深い敬語ですが、「興味深い」には敬語があるのでしょうか。シーン別の使い方などを参考に「興味深い」の敬語表現について見ていきましょう。

「興味深い」の意味は?

「興味深い」が持つ意味には、面白くて心を惹きつけられる、非常に興味がある、関心を持たれるなどがあります。そこから、あることに対して、もっと知りたい、追求したいなどの探究心を持った感情や、興味・関心を持った状態で、深く考えることを指すこともあります。

「興味深い」の敬語表現は?

敬語表現には、動詞につける「お~する」「お~なさる」や「~させていただく」、「です」「ます」などや一部の名詞につける「お」「ご」があります。しかし、「興味深い」は名詞に係る形容詞であるため、本来敬語表現なるものを持っていません。

「興味深い」は敬語でどのような使い方をする?

敬語表現を持たない形容詞「興味深い」ですが、敬語を使う文の中で使えない言葉というわけではありません。では、敬語表現を持たない形容詞「興味深い」はどのように敬語として使うのでしょうか。「興味深い」の敬語での使い方を見ていきましょう。

敬語の種類

敬語には、大きく分けて三種類あります。一つは、相手の行動などに敬意を示すときに用いる尊敬語です。「~される」「~なさる」などを用いて表現します。二つ目は、自分の行動などをへりくだらせることで相手に敬意を示す謙譲語です。「~させていただく」などを用いて表現します。

三つ目は、相手を問わず使うことができる丁寧語です。「~です」「~ます」など、日常会話などで良く用いられます。

使い方

「興味深い」をこれらの敬語に当てはめてみましょう。まずは、尊敬語です。「興味深いご意見をありがとうございます。」このときの「興味深い」は「意見」に係る形容詞であるため、「意見」に「ご」をつけて敬語表現をしています。

しかし、相手が目上の人や立場が上である人の場合、相手の意見に心惹かれたということを言うよりも、相手の意見で自分の知識が高まったことを示し、「勉強になるご意見をありがとうございます。」とする方が良いでしょう。

次に謙譲語です。「興味深く拝見させていただきました。」このときの「興味深い」は「読む」に係る副詞であるため、「読む」を謙譲語である「拝見する」とすることで敬語表現をしています。

最後に丁寧語です。「それは興味深いお話です。」これは、丁寧語の「です」と名詞の頭につける「お」を使った言い方であり、「それはおもしろい話です。」を丁寧に言い表した敬語表現であると言えます。

メールでの使い方

メールでの使い方として、たとえば「先日は、貴社主催の講演会に参加させていただき、ありがとうございました。大変興味深いご講演を拝聴することができ、ご招待いただきましたことに対し、甚だ感謝しております。」のように「興味深い」を用いることができます。

この使い方の例では、「興味深い」は「講演」に係る形容詞として用いられているため、「講演」に「ご」をつけることで敬語が表現されています。

ビジネスでの使い方

ビジネスでの使い方として、たとえば「提出いただいた企画書を、興味深く拝見しました。ぜひともこの企画書の内容を実現させるべく、来週開催予定の会議に諮りたいと思っております。ついては、提出いただいた企画書の追加資料の作成をお願いしたいと思います。」のように「興味深い」を用いることができます。

この使い方の例では、「興味深い」は「見る」に係る副詞として用いられているため、「見る」を「拝見する」と言う謙譲語にすることで敬語が表現されています。

論文での使い方

論文での使い方として、「~は興味深いです」という表現よりも、「~は重要である」または「~は重要な課題である」という表現の方がふさわしいとされることがあります。

なぜなら、学術研究で得た成果を発表するために、自分の意見を、理論的に筋道立てて述べながら議論するのが論文であり、「自分が面白いと感じる」「自分は関心を持っている」ということを述べるよりも、「自分は、そのことが学術研究において重要であると考える」ということを述べるほうが論文には向いているからです。

それゆえ、「バッタが群れるという現象は、非常に興味深いものです。なぜなら、大量発生したバッタは、人の食生活に多大な影響を与えるからです。」と表現するよりも「バッタが群れるという現象は、非常に重要な課題です。なぜなら、大量発生したバッタは、人の食生活に多大な影響を与えるからです。」とした方が、論文としての収まりが良くなります。

本での使い方

本での使い方として、「そのときの彼は、怒っているような、悲しんでいるような、興味深い表情をしているように見えました。しかし、その後の彼の興味深い行動から、実はその表情は、彼の喜びあふれるものであったということがわかったのです。」のように「興味深い」を用いることができます。

この使い方の例では、「興味深い」は「表情」や「行動」に係る形容詞ですが、本は読む相手を特定しないものであるため、丁寧語を用いますが、「表情」や「行動」には「お」や「ご」はつけないため、文末の「です」「ます」で敬語を表現しています。

記事での使い方

記事も本などと同じく、読む相手を特定しないため、敬語は丁寧語を用います。丁寧語を用いた記事での「興味深い」の使い方として、「興味深いことに、その記録を塗り替えたのは、ほかでもない昨年引退宣言をした彼だったのです。」を見てみましょう。

このときの「興味深い」には驚きを込めた面白さが表現されていることがわかります。しかし、「驚いたことに」や「面白いことに」ではなく、「興味深いことに」と表現することで、その先にある興味惹かれる話題の内容が、驚きのことなのか、面白いことなのか、はたまたまったく違うことなのか、想像がつかなくなっています。

そのため、興味惹かれるまま先入観を持つことなく読み進められるという効果があると言えます。さらにこの「興味深い」は、「こと」にかかる形容詞ですが、「こと」に「お」や「ご」はつかないため、文末の「です」「ます」で敬語を表現しています。

ニュースでの使い方

たとえば気温、天気、時間帯、方角など、複数の条件がそろい、偶然にも珍しい現象が見られることがあります。そのようなとき、ニュースで「興味深い現象が見られました。」という使い方をすることがあります。このときの「興味深い」は、「現象」に係る形容詞ですが、「現象」に「お」や「ご」はつかないため、文末の「です」「ます」で敬語を表現しています。

なお、ニュースも本などと同じく視聴者を特定しないため、敬語表現には丁寧語を用います。

初回公開日:2018年02月12日

記載されている内容は2018年02月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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