「お尋ねください」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現
更新日：2024年08月04日
「お尋ねください」は目上の人に対しても使用することができます。ただし、相手が自分よりも詳しい内容や分野に対してそのような言い方をすると、失礼にあたることもあるため注意が必要です。目上の人に対してことばをかけるときは、敬語を使うことはもちろんのことですが、内容が失礼にあたらないかを事前によく確認する癖をつけましょう。
自分のほうが目上の人よりも確実に詳しいと思える内容については、「何でもお尋ねください」と一言添えることで、とても親切なよい印象を与えることができます。
敬語「お尋ねください」の例文
「お尋ねください」という敬語の使い方について、例を確認します。「お尋ねください」という言い回しはさまざまな使い方ができるため、いろいろな表現を覚えましょう。
お尋ねくださいました
「お尋ねください」は「お尋ねくださいました」という過去形の表現にすることも可能です。これはどのような場面で使用するのかというと、相手から以前質問があった内容について触れたいときに「以前お尋ねくださいました○○の件ですが」といった使い方をします。
詳しくはお尋ねください
営業活動などで、興味をもった人にだけ詳しい内容を説明したい場合は、内容を少し説明したあとに「詳しくはお尋ねください」という言い回しをするといいです。すると少したってから問い合わせが入るようになります。
「お尋ねください」の別の敬語表現例
「お尋ねください」はほかにも言い方があります。たとえば、「お尋ねくださいませ」とより丁寧な語尾にすることもできます。
「お尋ねください」の類語の敬語表現
「お尋ねください」という敬語の類語としては、たとえば「お問い合わせください」という言い回しがあります。また、「聞く」ということばを使って、「お聞きになってください」「お聞きしてください」という言い方をすることもできます。さらに、「質問」という単語を使うとすれば、「ご質問ください」という表現でもOKです。敬語のルールにのっとって、上手にことばを使いましょう。
「お尋ねください」と「お問い合わせください」の敬語表現の違い
「お尋ねください」は「お問い合わせください」とほとんど同じ意味で使用することが可能です。あえて違いをあげるとすれば、「お問い合わせください」はよりあらたまった雰囲気があるという点です。「問い合わせ」と言われると相手は質問しようとするときも、ある程度、しっかりした内容を用意しなければならないと感じる場合が多いです。
反対に「お尋ねください」という言い方は、「お問い合わせください」よりも気軽な雰囲気があるため、簡単な質問でもしやすいという特徴があります。
どちらも敬語を交えた表現であるため、好きなほうを使って構いません。意味合いが気になる場合は、このような違いを意識して使い分けを行うようにしましょう。
「お尋ねください」と「お聞きしてください」の敬語表現の違い
「お尋ねください」と似た表現で「お聞きしてください」という言い方があります。これは「お問い合わせください」とは少し意味が異なります。
「お聞きしてください」と言う場合は、「自分以外の誰かに聞いてください」という意味になります。そのため、自分自身に対して「あとからでも気軽に質問していいですよ」という意味を伝えたいときには使用できません。この使い方を誤ると相手に意味が伝わらなくなってしまう可能性があるため、注意が必要です。
初回公開日：2018年02月23日
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