「ご返却」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現｜ビジネス
更新日：2024年10月15日
ご返却させてなど
「ご返却させて」と使う場合は、“いただく”をつけることで自分が行動する謙譲語になります。
・この間頂いた景品ですが、順位が間違えていましたのでご返却させていただきます。
・会社から貸与を受けていた制服ですが、2セットクリーニング済みでご返却させていただきます。
「ご返却」の別の敬語表現例
「ご返却」という言葉には、いくつかの別の表現があります。その言葉には、「ご返上」や「ご返納」・「ご返還」・「ご返送」などがあります。また、お金に関しては、「ご返金」や「ご返済」・「ご弁済」などがあります。
どのような表現があるか見てみましょう。
ご返送
物に関して、「返却」する表現を言い換えた場合、「ご返送」や「ご返納」、「ご返還」、「ご返上」などがありますが、「ご返送」については、送り返すを敬語にしたものです。「ご返納」については、借りて使ったりしたものをもとの持ち主や場所に返しおさめることをいいます。「ご返還」についても元のところに返すことをいいます。「ご返上」については、返すことをへりくだって言う意味や、受け取らないという意味がある言葉です。
ご返金など
お金に関しては、物とは違った表現があります。「ご返金」や「ご返済」、「ご弁済」などです。どれも借りたお金を返すという意味があります。「ご返済」に関しては、お金に限らず物に対しても使用する場合があります。
・お支払いただいた料金についてですが、弊社の計算ミスで多くいただいておりました。つきましては、差額分をご返金させていただきます。
・車のローンの借り換えについて、ご返済計画を作成しておりますので、現在のローンと一度比較してみてください。
「ご返却」を理解し使いこなそう
「ご返却」について意味や使い方、また敬語について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。敬語は一歩家を出てビジネスの場などで使用するため、あまり日常生活では使用しません。そのため、うまく理解できていなかったり、使えていなかったりします。
「ご返却」という言葉は、それ自身でも敬語として使うことができます。しかし、その後ろにくる言葉次第では二重敬語になってしまったりして、違和感を感じる言葉になってしまうこともあります。そのような印象を与えないためにも、後ろにくる言葉にも注意を払う必要があります。
「ご返却」には、別の表現も多数ありましたので、話す相手や内容に合わせて別の表現もできるように、「ご返却」という言葉を理解し、上手く使いこなしましょう。
初回公開日：2018年02月14日
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