敬語「拝見します」の意味|使い方・例文・言い換え表現も解説
更新日:2024年08月04日
注意点も確認したので、「拝見します」の使い方は理解できたと思います。よって、ここからは、言い換え表現について見ていきましょう。
「拝見します」だけでは、微妙なニュアンスの違いが生じる時もありますので、細かな使い分けをマスターして、更にレベルアップしていきましょう。
「確認します」
「確認する」は動詞ですが、敬語の一つである「ます」をつけて「確認します」の形にすると敬語表現になります。しっかりと確かめる、という意味ですので「拝見します」と同じように使っていけます。
例文
- 送っていただいた見積書は確認しました。
「拝覧します」
あまり耳馴染みのない言葉ですが、「拝覧する」も謙譲語です。「見る」の謙譲語なので、同じように使っていけるのですが、ほとんどの場合は「拝見します」が使われていますが、寺社仏閣などを見た時に使われることが多い言葉です。
例文
- ゴールデンウィークは法隆寺を拝覧してきました。
「拝謁します」
身分の高い人に会うときに使われるのが「拝掲する」です。自分や身内をへりくだらせる謙譲語なので、使う機会は少ないかもしれませんが、知っておきたい言葉です。ほかに、「天皇や皇后に首脳や、国内の功績者が公式に会うこと」という意味もあります。
ニュースで登場することもあるので、押さえておくと戸惑わなくて済むでしょう。
「拝観します」
芸術品などを見た時に、自分をへりくだらせる言葉として「拝観する」があります。この時、敬意の対象は芸術品です。また、「拝覧する」と同じように、寺社仏閣を見た時にも使うことができます。
敬語「拝見します」の英語表現
英語にも「拝見します」のような表現があります。「I will see ~」の形にすることで「拝見します」の表現となります。また、似たような表現として「Please show me ~」でもかまいません。
例文
- I will see your documents. (あなたの資料を拝見します)
- Please show me your ticket.(乗車券を拝見します)
敬語「拝見します」の使い方を理解しよう
「拝見します」について見てきました。敬語表現ですので、ビジネスの場では使うことの多い言葉です。しかし、意外に知らないことも多かったのではないでしょうか。しっかりと使いこなすことによって、コミュニケーションを円滑にすることができます。
この記事を読んで、しっかりと使い方を学べたと思います。次は実際の生活の中で使ってみてください。言葉を使っていくことによって、あなたの語彙力はどんどん成長していくはずです。
初回公開日:2018年02月22日
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