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「おじいちゃん」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2023年12月26日

「おじいちゃん」の敬語表現について解説しています。冠婚葬祭やメール・手紙など場面によって使い分けが必要な「おじいちゃん」の敬語表現をまとめています。またその他の続柄の敬語表現も簡単にまとめています。普段使用することの少ない敬語表現を確認できます。

意外と知らない?「おじいちゃん」の敬語表現

幼いころ、自分の祖父と遊んだ方は多くいらっしゃるでしょう。また近所に年配の方が住んでいて、毎朝「おじいちゃんおはよう」と親しく挨拶を交わすのもよくある光景です。そんな時は相手を「おじいちゃん」と呼ぶことが多いですが、あくまで自分の祖父や、もしくは親しい関係にある時だけです。

では、「おじいちゃん」を敬語で呼ぶにはどのように言い換えれば良いのでしょうか。意外と知らない敬語表現を見ていきましょう。

「おじいちゃん」を敬語に言い換える

普段は自分の祖父を「おじいちゃん」と呼ぶ人も多いことでしょう。おじいちゃんが年配者とはいえ、普段家族の中で「おじいちゃん」と呼ぶのは一般的でしょう。そんな「おじいちゃん」にも敬称が存在しています。他人の祖父を呼ぶ時や、冠婚葬祭などの場ではしっかりと敬語表現でおじいちゃんを呼ばなければいけません。

しかし一口に敬語表現にすると言っても、その種類は複数あります。自分の祖父を呼ぶ時、親しい仲の年配者を呼ぶ時、面識のない年配者を呼ぶ時、手紙やメールなど文面での敬語表現もあります。場面場面で最適な敬語表現があるので、いずれも抑えておきたいところです。まずは「おじいちゃん」を敬語で言い換えた時、どんな種類があるのでしょうか。

「おじいちゃん」敬語表現の種類

「おじいちゃん」を敬語に言い換えると、次のような種類があります。「おじいさま」、「お祖父さま」「祖父君」、「ご祖父様」、「ご隠居様」、「老大人」。これらは全て「おじいちゃん」という意味ですが、立場や場面によって使い分ける必要があります。ではその使い方とはどのようなものでしょうか。

「おじいちゃん」の敬語表現の使い方

色々な種類の敬語表現がある「おじいちゃん」。先ほど使い分ける必要があるとは言いましたが、厳密に決まっているわけではありません。ただ相手方に失礼のないようにどんな場面で、どんな立場で使うのかという事を意識して使い分ける必要はあります。

まずは自分の祖父やご近所のおじいさんなど比較的親しい人の場合ですが、「おじいさま」と表現することが多いです。比較的親しい間柄とは言え「おじいちゃん」と呼ぶのは少し失礼に当たるのではという場合、「おじいさま」と表現することで親しみの中にも相手を敬う気持ちを伝えることができます。

またそこまでかしこまった表現でもないので、日常会話の中で使用されることも少なくありません。

その「おじいさま」より少しかしこまった表現が「ご祖父様」や「祖父君」という言い方です。例えば、冠婚葬祭の場などでこのような呼び方をすることが多いです。

メールで「おじいちゃん」を言い換える

次にメール上でおじいちゃんを敬語に言い換えるにはどうするのかご紹介していきます。例えばお悔やみの言葉をメールで送るときのマナーとして、敬語表現で呼ばなければなりません。メールで気持ちを伝えるときは文字に残ってしまうため、敬語表現を覚えておきましょう。メールの場合、かしこまった表現をすることが多いです。

こちらも厳密に決まりはありませんが、さきほど記述したような「ご祖父様」や「祖父君」という敬称が使えば失礼に当たることはありません。

「おじいちゃん」を敬語表現する時の例文

では実際におじいちゃんを敬語表現にする時の例文をご紹介します。まずは「おじいさま」という敬語表現を使用する場合を見ていきましょう。「先輩のおじいさまは今年でおいくつになられましたか」「昨日、君のおじいさまを見かけたよ」など日常会話の中で使用することが多く、実際に使用する場面も多いでしょう。

次に「ご祖父様」や「祖父君」という敬語表現についてです。「ご祖父様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」「祖父君のご訃報に接し、誠に残念な思いです」のようになります。冠婚葬祭などで使用することが多い敬語表現のため、覚えておきましょう。

また「ご老大人」や「ご隠居様」と言った敬語表現は使用する機会は少ないですが、上記の例文のように使ったり、手紙の中で使う事ができます。

その他おじいちゃんの敬語表現例

またその他に「ご老大人(ごろうたいじん)」や「ご隠居様(ごいんきょさま)」という呼び方も存在しています。「ご老大人」とは年を取った男の人を敬って言う言葉、または他人の老父を敬って言う言葉のことです。「ご隠居様」とは元々、官業や家業から離れて静かに暮らしている人のことを指します。

つまり第一線を退いて暮らしている人という意味から、おじいちゃんのことをそう呼ぶようになった経緯があります。時代劇などで多く使用される言葉ですが、現在でも敬語表現として使用されることがあります。例えば、「ご隠居様ご生前中は一方ならぬご厚誼を頂戴し、衷心より厚く御礼申し上げます」などといったように使います。

「ご老大人」と「ご隠居様」の2つとも聞き慣れない方が多いでしょうが、手紙の中で他人のおじいちゃんを呼ぶ時には使えるので覚えておいて損はないでしょう。

おじいちゃんの他の続柄の敬語表現

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初回公開日:2018年02月14日

記載されている内容は2018年02月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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