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「心配する」の敬語表現・心配するの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年05月04日

「心配する」の敬語表現を紹介しました。「心配する」の尊敬語に謙譲語、それらの語の使い方を例文を使って説明しています。また体調の悪い方を気遣った時の表現、メールでの使い方、さらに「心配する」を心配という語を使わない別の言い方で敬語表現を解説しています。

「心配する」の敬語表現

毎日のように会う人が突然来なくなったり、誰かが怪我や病気をしたと聞いたとき、その相手を心配することがあります。しかもその相手が目上の人だったら、自分が心配している旨をどのように伝えるべきでしょうか。

多くの言葉がそうであるように、「心配する」という言葉にも敬語表現があります。これから「心配する」の敬語表現を紹介します。心配する相手に自分の気持ちを伝えるときに、正しい言葉遣いをすれば、相手に失礼なことがなく、しっかりと心配する気持ちが伝えられるでしょう。

尊敬語

謙譲語

「心配する」の敬語での使い方

敬語の種類

敬語は大きく分けて種類は三つあり、丁寧語、尊敬語、謙譲語です。日常生活からビジネスシーンまで、どの敬語も頻繁に使われますから、敬語の種類を正しく理解して使うようにしましょう。

丁寧語は、丁寧な言い方で、相手を敬う語句や表現のことです。文尾に、「です」「ます」「ございます」とつけて、丁寧語にするのが主流です。

尊敬語は、特に相手を敬う気持ちが強く表に出た表現で、相手に関わることを述べるときに使います。つまり文章の主語は相手です。たとえば、「お客様がお越しになります」のようになります。また「御社」「ご担当の方」など、相手をさす語も尊敬語に分類されます。

謙譲語は、自分や自分の身内に対して、へりくだった言い方をする表現です。主語は、自分か自分に関わるものになります。「私が伺います」とか「私の部下が参ります」というように、自分だけでなく、自分の身内にも使われて、相手を立てた表現です。

使い方

「心配する」の尊敬語の使い方

「心配する」の尊敬語には、「ご心配になる」や「心配される」という言い方があります。これらの敬語を使った例文はいくつか紹介しましょう。

・「注文した品が予定日どおりに到着しないので、お客様がご心配になっています」
・「心配されていた未発注の商品の件ですが、昨日発送させていただきましたので、ご確認のほど、よろしくお願いいたします」

「心配する」の謙譲語の使い方

「心配する」の謙譲語「ご心配する」「ご心配いただく」そして「心配をかける」を使った例文は、次のようなものがあります。

・「○○様がご病気と聞き、ご心配していましたが、その後お加減はいかがでしょうか」
・「御社に多大のご迷惑やご心配をおかけいたしましたこと、深くお詫び申しあげます」
・「かねてよりご心配いただいていましたが、先日○○会社より内定通知を受け取りました」
・「このたびは注文をいただいた商品が未着につき、たいへんご心配をおかけして、誠に申し訳ございません」
・「入院の折には、ご心配をいただいた上に、結構なお見舞い品まで頂戴して、誠にありがとうございました」
・「私の父が病にふしておりましたが、無事に回復いたしました。何かとご心配を承り、ありがとうございました」

「心配する」を敬語表現するときの例文

体調を心配する

目上の方の体調を心配する時の言い方で、正しい敬語は「お大事になさってください」という表現が一般的でしょう。

ほかにも、「お体を大事にしてください」や「お体を大切になさってください」、「お体にご留意ください」等の言い方もできます。たくさんの言い方がありますので、相手を気遣うという気持ちを大事にして出てきた表現がふさわしいものですから、まずは気遣う気持ちを大切にしましょう。

お返しの表現

心配してくださった相手には、お礼の気持ちを伝えられれば、人間関係も円滑になるので、ぜひ知っておきたいものです。その場合の敬語表現は、次のようなものがあります。

「ご心配ありがとうございます」といえば、相手に感謝の気持ちが伝えられる敬語表現です。ほかにも、「お気使いいただきましてありがとうございます」とか「お心遣いありがとうございます」などがあります。

感謝の気持ちと一緒に、相手に迷惑をかけてしまって申し訳なかったという謝罪の気持ちがある場合は、「ご心配かけて申し訳ありませんでした」と言うこともできます。

また相手が心配する気持ちと共に、自分に気を配ってくれたことを感謝したいときには、「ご配慮いただいたありがとうございます」と言うことができるでしょう。

メールでの使い方

普段お世話になっている方が体調を崩して休んだときに、相手の体調を気遣うメールを送れば、きっと喜ばれるはずです。メールでの相手の体調を心配する例をご紹介します。

相手の気遣う気持ちを述べた後で、メールの最後に「ご自愛ください」で締めます。体調を気遣うあまり、「お体ご自愛ください」とは書かれる方もいるようですが、これは間違った表現ですので注意してください。

また「くれぐれもお大事になさってください」 や「ご無理なさらず、お大事にどうぞ」 「どうかお大事に、一日も早く回復なさってください」などの文句もお見舞いメールに使えます。

「十分」という言葉も有効的で、「十分に養生され、一日も早く全快されますよう、お祈り申しあげます」 や「十分に養生され、元気なお顔をお見せくださいますよう、お祈り申しあげます」というような言い方も相手を気遣ったいい文章でしょう。

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初回公開日:2018年02月14日

記載されている内容は2018年02月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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