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「ご心配」の使い方と例文・敬語の種類・ご心配の別の敬語表現

更新日:2024年01月16日

周囲の人からいろんな場面で気を遣ってもらうことはありませんか。そのようなときに「ご心配」という敬語を使って感謝や反省の気持ちを伝えます。この記事では「ご心配」の使い方や敬語表現などをご紹介します。使い方を覚えて、自分の気持ちを伝えられるようになりましょう。

ご心配のことと存じます

「ご心配のことと存じます」は、ご心配されていることだと思います、というような意味となります。これは例えばお見舞いに行ったときに、入院している人ではなくその家族に向けて使う言葉です。 体調を崩している本人だけでなく、その家族にも心遣いある言葉をかけましょう。

「ご心配」の別の敬語表現はあるの?

ここまで「ご心配」を使ったさまざまな言葉を見てきましたが、「ご心配」に代わる敬語表現はあるのでしょうか。さまざまな場合に備えてボキャブラリーを増やしておきましょう。ここでは「ご心配」に似た他の敬語表現をいくつかご紹介します。

ご案じ

まずは「ご心配」の類語である「ご案じ」のみの意味から見ていきます。「ご心配」と同じように相手を気遣う言葉であり、体だけではなく心や経済状況まで幅広く使える言葉です。また相手に悪いことが起きないようにという意味も込められています。文章にすると「ご案じ申し上げます」となり、このように使われます。

お気遣い

敬語「ご心配」の代わりに「お気遣い」という言葉が使えます。「お気遣い」とは字のまま気を遣うということです。あれこれ気を遣ってもらったことに対して、ありがとうという感謝の気持ちを伝えることができる言葉です。

体調がすぐれない際ににやさしい言葉をかけてもらったときや、面談中などにお茶やお菓子を出してもらったときなどに、「お気遣いいただきありがとうございます」という敬語が使えます。特にビジネスマナーに対する感謝の思いを伝えるのに、この言葉を使うと良いでしょう。このような感謝のひとことが添えられるだけで、相手が持つ印象もがらりと変わります。

お心遣い

敬語「ご心配」を「お心遣い」に変えることも可能です。「心遣い」は「気遣い」よりも、より広い範囲の思いやりを意味します。例えば手紙の最後に添えられる「お体に気を付けてお過ごしください」や「(雨が降っているので)事故にはくれぐれもお気を付けください」などです。

天気の悪い日に車で送迎をするなど、相手の状況を考えながら、思いやりのある行動をするのが、「心遣い」です。相手が自分のためにしてくれたやさしさや思いやりに対して「お心遣いいただきありがとうございます」と声をかけると良いでしょう。

ご配慮

敬語「ご心配」の代わりに「ご配慮」も使うことができます。「配慮」は「心遣い」と似ています。さまざまな面で気を回してくれたときに、「ご配慮いただきありがとうございます」と声をかけるとぴったりです。

「配慮」は心配する気持ちに加えて、具体的に行動に移してくれることも含まれます。順番待ちをしている足を怪我している人に対し、いすを用意するなどです。そのような場面で最も適する言葉は「ご配慮いただきありがとうございます」です。心配してくれたことと、自分のために行動を起こしてくれたことに感謝して、この言葉を使いましょう。

「ご心配」とともに自分の気持ちを伝えよう

今回は、敬語「ご心配」の使い方や別の敬語表現の例などを紹介しました。敬語「ご心配」に言葉を加えることで、感謝や謝罪・反省の気持ちを伝えることができます。「ご心配」という敬語とともに使われる言葉を覚えて、自分の気持ちを伝えられるようになりましょう。

また良好な人間関係を築いていくためには、今回ご紹介したような何気ない気遣いのひとことがとても重要になってきます。良い関係を作っていきたい人に対しては、意識して声をかけていくようにしましょう。

自分の気持ちと気遣いの両方を伝えられる言葉をうまく利用してみてください。

初回公開日:2018年02月21日

記載されている内容は2018年02月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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