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「悲しい」の敬語表現・悲しいの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年03月05日

悲しい気持ちを敬語で伝えたい時、皆さんはどうするでしょうか。そのまま悲しいと伝える・言い換えて使用するなどいろいろな方法があります。「悲しい」は形容詞なので、敬語にして相手に伝えるのが難しいと感じることもあるでしょう。そのために敬語表現を覚える必要があります。

悲しいってなに?

「悲しい」とは、「辛く切ない気持ち」や「心が痛んで泣けてくるような気持ち」のことを指して使う日本語です。大切なものや人との別れに出くわしたとき、切ない映画を見たとき、取り返しのつかないことをしてしまった時、人は悲しみを味わいます。

生きていく上で悲しみは、誰もが避けては通れない感情となるでしょう。できれば楽しさや嬉しさと共に人生を過ごしたいですが、悲しみを味わうことからは決して逃げられません。しかしその悲しみが時として人生を豊かにし、人間が生きていく上での新たな力として発揮してくれる場合もあります。

人間が悲しいと感じるのはなぜ?

多くの人間が、孤独になった時に悲しいと感じます。それは人が他の人とつながっていなければ生きていけない状態にあるからです。孤独感は人への依存が断たれたために感じてしまう、言わば心の弱さです。このため人は群れる事を好み、パートナーを求める傾向が強く現れます。

しかしその悲しみを心の中に押しとどめておくのは良くありません。悲しみをずっと背負っていると、心はいつか壊れてしまいます。涙を流す、リフレッシュをする、人と会話をするなどして悲しみを和らげ、悲しみを乗り越えて生きていくと言う気持ちを持たなくてはなりません。

悲しいは敬語でどう表現する?

悲しいを敬語で表現する時、そのまま「悲しいです」と伝えても意味は十分に通じます。しかし「悲しい」に「です」をつけるだけでは少し稚拙に見えることもあるでしょう。学生以上の年齢の方は、もっと知的な言い方を身に付けたいと考えている方も多いはずです。

そこで「悲しい」と言う表現を、もっと公の場やビジネスなどの場で適切に使用できるように変換していく必要があります。また悲しみの様子や度合いによっても「悲しい」と言う言葉は多様に変化します。何がどのように悲しいのかを適切に表現できるように、正しい悲しさの表現をおこなっていきましょう。

丁寧語

丁寧語は基本的に「です」「ます」「ございます」などを用いて相手を問わず言葉を丁寧な形に変換させた状態のことを言います。したがって、「悲しい」の丁寧語は「悲しいです」になるのが妥当となります。しかし少し言い方を変えることによって、「悲しいです」をもっと知的にビジネスなどの場にふさわしく言い換える事ができます。

例えば、悲しいの後ろに「感じます」や「思います」と言う言葉をつければ、「悲しいと感じます」や「悲しく思います」などのように、もっと丁寧に伝える事ができます。また「悲しい」を「遺憾」に変え、「遺憾に思います(感じます)」と変化させても良いでしょう。

悲しいの敬語での使い方

敬語には丁寧語だけでなく、尊敬語や謙譲語といった相手を敬う言葉や自分をへりくだって言う言葉が存在します。 「悲しい」と言う言葉も、場合に応じて尊敬語や謙譲語といった言葉に変換させて使用していかなければなりません。相手に失礼のないよう、使い方を覚える必要があります。

場合によっては「悲しい」を別の言い方に変換する必要もあるでしょう。そのためには自身のボキャブラリーが重要になってきます。相手とスムーズにやり取りを行うためにも、自身の語彙力は鍛えておいて損はありません。

「悲しい」自体を敬語にするのは難しい

「悲しい」と言う言葉は形容詞のため、この形容詞自体を敬語表現にするのは少し難しいです。悲しいの後に続く言葉を変換し、敬語にする必要があるでしょう。その時、尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い分けや違いをしっかりと覚えておき、どの場でどの敬語を使用すれば良いのかをしっかりと分けて覚えておく必要があります。

敬語の種類

敬語の種類には尊敬語、謙譲語2種、丁寧語2種があり、全部で5つの種類が存在します。「悲しい」と言う言葉はそれだけでは敬語にどこにも含まれませんが、形を変える事で敬語へと変換させる事が可能になります。使用するときは敬語の種類に気をつけて使用しましょう。

例えば目上の方が悲しんでいるときは、「悲しまれている」「憂いていらっしゃる」「遺憾に思われている」などのようにすれば尊敬語として使用する事ができます。謙譲語の場合は「遺憾に存じます」のように悲しく思うの「思う」の部分を「存じます」や、相手が悲しんでいる様子を察している状態であれば「拝察します」などに変えれば謙譲語として使用できます。

使い方

会話上なのでの使い方としては、口語で喋る場合、「悲しみを感じております」「悲しく思います」「遺憾に思います」「憂いております」などの表現として使用するのが妥当でしょう。
「存じます」と言う言葉を使用しても構いません。

しかし、ビジネスの場において「遺憾に思います」はたびたび間違えられた解釈で捉えられることもあるので注意が必要です。「遺憾」は悲しみを表していますが、時として謝罪の言葉として捉えられてしまうこともあります。遺憾は悲しみを含んだ表現ですが、謝罪の意味は含まれていないので、謝罪をしなければいけない場合はきちんと謝罪の言葉を述べるようにしましょう。

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初回公開日:2018年02月10日

記載されている内容は2018年02月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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