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「嬉しかった」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年02月26日

相手に何かをしてもらい、感謝を伝えたいことは仕事をするうえでも多いです。相手が目上の方であっても、その「嬉しかった」気持ちを伝えることは大切です。今回は「嬉しかった」気持ちの伝え方やその敬語表現を例文と共に紹介していきます。

「御社の業績アップにつながり、私どもも嬉しく存じました」

仕事のつながりで相手が成功した場合など、一緒に「嬉しかった」気持ちを共有していることを敬語と謙譲語で伝えたいときに使用できます。最近の話であれば、「嬉しかった」ではなく「嬉しい」気持ちの方が自然なので、あくまで過去の話をする場合に使用することをします。

やはり「嬉しかった」気持ちを共有しつつ「今後ともよろしくお願いいたします」といった言葉を最後に添えるとよいでしょう。

謙譲語と使うか使わないかの判断で「思いました」・「存じました」に入れ替えることができます。しかし、「嬉しい」という言葉を敬語に直したとしても、目上の方へ伝える言葉として「嬉しい」は違和感を覚える人もいます。

「嬉しい」という言葉を最大限活用するとき

「ご来場いただき嬉しい限りでした」

「嬉しい限りです」の「限り」は「嬉しいことこの上ない」と言う意味で謙譲語になります。「嬉しい限りでした」という表現することもできますが、直近のことについて「嬉しかった」ことを伝えたい場合は過去形にせず、「嬉しい限りです」と表現するようにしましょう。

「嬉しい限り」では表現しきれてないと感じるのであれば、「この上なく嬉しい限り」という言い方もできます。

「嬉しかった」の別の敬語表現例

目上の方など、相手に違和感を与えないようにするには、「嬉しかった」気持ちを別の言葉で敬語表現に置き換えられることも覚えて置きましょう。

「喜ばしく思いました」

「嬉しく思いました」を違和感なく言い換えた敬語になります。「嬉しかった」を敬語で伝えたい場合はなるべくこちらを使った方が無難です。「喜ばしい」で敬語表現になりますが、目上の方へ伝える場合は「光栄です」を使った方がよいでしょう。

「光栄でございました」

「お目にかかれて光栄でございました」

会えた人本人に直接話すのではなく、紹介してくれた相手に対して嬉しかったことを敬語で伝える場面で使用できます。少し仰々しさを抑えたい場合は「光栄でした」でも問題ありません。

「幸いでした」

「あの時にご意見をいただき幸いに思いました」

過去の話をするときに、相手に助けをもらえて嬉しかった気持ちを敬語で表現しています。この後に感謝の言葉があるとよいでしょう。

「幸いに思いました」で敬語表現になってますが、「幸いです」は少し、上から目線と感じる方もいるため、目上の方に対して、もう少し慎重に伝えたい場合は「幸甚に存じます」・「幸甚に存じました」を使用すると、改まった印象で丁寧に伝わります。

「幸甚(こうじん)」は「甚(はなは)だ幸せ」という意味になり、目上の方に対して使う言葉です。

「嬉しく存じました」は使ってはダメ?

「嬉しく存じました」は文法としては間違った表現ではありません。ただ、「存じました」と謙譲語を使うほどの相手であれば、「光栄でした」と言ったような言葉を使った方がより相手に気持ちが自然に伝わります。

せっかく相手に「嬉しかった」気持ちを伝えたいのに、相手が違和感を覚えてしまう言い回しは避けた方が良いでしょう。

また、「存じ上げる」は「知っている」と言う意味に変わってしまうので、「嬉しかった」ことを相手に伝えたいときに「上げる」を使うとおかしな文章になってしまいます。

「嬉しかった」気持ちを伝えられるのは相手にも嬉しいこと!

「嬉しかった」気持ちを相手に伝えることができれば、相手にとってもプラスな気持ちになります。特に、相手が何かしてくれたときは忘れずに伝えていきたい気持ちです。

目上の方であっても自分が感じたプラスの感情を伝えるのは、今後のコミュニケーションを続ける上で、とても大切な場面となります。嬉しかった気持ちを伝えられて不快になる人は少ないです。

また、謙譲語を意識しすぎると、仰々しすぎて相手が素直に受け取りづらい言葉になってしまうこともあります。フランクな話ができる上司であれば、素直に「嬉しく思いました」と言っても気持ちは十分伝わります。

同じ気持ちを何度も重ねて伝えるのは逆効果になってしまう恐れもありますが、ここぞというタイミングで一言、さりげなく使っていけるようにしましょう。相手とお互いにより良い仕事ができるよう、大切な気持ちを相手に伝えてきましょう。

初回公開日:2018年02月19日

記載されている内容は2018年02月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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