Search

検索したいワードを入力してください

「やりたい」の敬語表現・やりたいの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年08月24日

自分のやりたいことを意思表示する際に使われる「やりたい」という表現。「やりたい」を敬語で正しく表現できるでしょうか。この記事では「やりたい」の敬語表現について解説していきます。「やりたい」の敬語表現について知りたいという方はぜひ読んでみてください。

「やりたい」を敬語表現するときの例文

「やりたい」と敬語で表現する際にはいろいろな状況があります。よく使われる表現の一つに「やりたいけれどいいのか」許可を求めたり、尋ねたりする際の表現があります。

やりたいけれどやっていいのか許可を求めたり、尋ねたりするような場面は多々ありますが、そのような際の敬語表現を具体例と共にご紹介していきます。

許可を求める

丁寧語でやってもいいのか許可を求める場合は「やってもいいですか」です。「やってもいいですか」を用いた例文をご紹介します。

「明日グラウンドが雨で使えなければ体育館でランニングをやってもいいですか。」

尊敬語でやってもいいのか許可を求める場合は「なされたいとのことですがよろしいでしょうか」や「されたいとのことですがよろしいでしょうか」です。

やりたいと言っているのは自分自身ではなく目上の人です。自分のことではないため「やりたいと言っていたけどやっていいのか」という表現になります。例文をご紹介します。

「明日社長が席替えをされたいとのことですがよろしいでしょうか。」

謙譲語でやってもいいのか許可を求める場合は「いたしたいのですがよろしいでしょうか」です。「いたしたいのですがよろしいでしょうか」を用いた例文をご紹介します。

「会議いたしたいのですが場所を空けていただいてよろしいでしょうか。」

「やりたい」の別の敬語表現例

「やりたい」を別の敬語表現で表すとどのようなものがあるのでしょうか。ここでは「やりたい」の別の敬語表現とその具体例をご紹介していきます。

立候補する

「やりたい」を別の敬語表現を用いて表せる言葉に「立候補する」があります。

たとえば「やりたい」の丁寧語「やりたいです」は「立候補する」を用いて「立候補します」となります。例文を挙げると「会長をやりたいです」は「会長に立候補します」と言い換えることができます。

続いて「やりたい」の尊敬語「なされたい」や「されたい」は「立候補する」を用いると「立候補なされたい」や「立候補されたい」となります。例を挙げると「会長が次期も会長をなされたいそうです」は「会長が次期も会長に立候補されたいそうです」と言い換えられます。

最後に「やりたい」の謙譲語「いたしたい」は「立候補する」を用いると「立候補いたしたい」となります。これも同じように例を挙げると「次期会長をいたしたい」は「次期会長に立候補いたしたい」と言い換えられます。

ただし「立候補する」は選ばれてなるような場面に限って使うことができます。

希望する

「やりたい」を別の敬語表現を用いて表せる言葉に「希望する」があります。

たとえば「やりたい」の丁寧語「やりたいです」は「希望する」を用いると「希望します」となります。例文を挙げると「ビンゴ大会をやりたいです」は「ビンゴ大会を希望します」と言い換えることができます。

続いて「やりたい」の尊敬語「なされたい」や「されたい」は「希望する」を用いると「希望なさる」や「希望される」となります。例を挙げると「社長はビンゴ大会をされたいそうです」は「社長はビンゴ大会を希望されています」と言い換えることができます。

最後に「やりたい」の謙譲語「いたしたい」は「希望する」を用いると「希望いたします」となります。これも同じように例を挙げると「ビンゴ大会をいたしたい」は「ビンゴ大会を希望いたします」と言い換えることが可能です。

「やりたい」と「したい」の敬語の違い

「やりたい」の似た表現に「したい」があります。「やりたい」と「したい」はどのような違いがあるのかを解説していきます。

まずは丁寧語ですが「やりたい」の丁寧語は「やりたいです」で、「したい」の丁寧語は「したいです」になります。

続いて尊敬語ですが「やりたい」の尊敬語は「なされたい」や「されたい」ですが「したい」の尊敬語も同じように「なされたい」や「されたい」になります。

最後に「やりたい」の謙譲語ですが謙譲語は「いたしたい」ですが「したい」も同じように「いたしたい」となります。

「やる」と「する」の違い

「やりたい」と「したい」は「やりたい」が「やる」という動詞、「したい」が「する」という動詞にいずれも希望や願望を表す「~たい」がついた形になります。

たとえば「野球をやる」や「野球をする」のように「やる」と「する」は意味も同じです。ただ一般的には「やる」よりも「する」の方が丁寧な印象を受けるため好まれることが多いです。

また「する」しか使えない言葉もあります。たとえば「せきをする」とは言えますが「せきをやる」とは言えません。

このように「やる」と「する」は意味も同じで敬語表現もほぼ同じですが、よりすべてにおいて使えるのは「する」になります。

丁寧にやりたいことを伝えましょう

今回は「やりたい」の敬語表現について使い方や別の表現など具体例をいろいろあげながらご紹介してきました。よく使われる表現ですが深く考えることなく何気なく使っていた表現が多かったのではないでしょうか。

「やりたい」と自己主張をすることは大切ですし、いろいろな場面で自分の意志を表現する場面はあります。

「やりたい」と主張することは大切なことですがあくまで自分の意志であるため目上の人に「やりたい」と主張する際には丁寧に正しい敬語を用いて失礼のないように心がけましょう。

初回公開日:2018年02月28日

記載されている内容は2018年02月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests