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「自分の学校」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年01月18日

今回は「自分の学校」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例と題して、「自分の学校」について相手に言う場合の正しい敬語表現をはじめ、さまざまな分野で扱われる「自分の学校」の敬語表現法についてご紹介します。ぜひご参考にしてください。

「自分の学校」の敬語表現

「自分の学校」を敬語表現で言う場合、皆さんはどのように表現するでしょうか。「自分の学校」とはもちろん「自分の卒業した学校」を意味し、小学校から大学、また専門学校までをその範囲に含め、「自分がその学校で学んでいました」という意志表示を相手に伝えるための言葉になります。

一般的に「自分の学校」を敬語表現(公に認められた丁寧な表現)として言われるのは、母校、卒業校、当校、貴学などの言葉で、どの言葉にしても、それぞれ場面や状況に合わせた使い分けが重要になってきます。

尊敬語で「自分の学校」を伝える場合の表現

尊敬語というのは「自分より目上の人や立場が上位にある人に対し、話者が一方的に敬意を示して言われる敬語表現」を意味し、主にビジネス用語や、公式の式典・礼典などにおいて使用されます。

特に就職活動での面接時においても「自分の学校」を相手に伝えなければならない場合もあり、その場合を考慮する際にも「自分の学校」の敬語表現を知っておくことは大切です。

・わたしの母校は
・わたしが所属しておりました学校(小学校、中学校、高校、大学、専門学校)は
・わたしがお世話になりました卒業校は
・わたしも貴学において学んでおりましたが

このように「自分の学校」の敬語表現が伝えられますが、どの場合でも「自分がそこで学んでいたこと」や「自分の卒業した学校」という旨をはっきり相手に明示できる姿勢が伝えられます。

「自分の学校」の敬語での使い方

「自分の学校」を敬語表現する機会は実に多く、先でご紹介しましたように就職活動時の面接や、また履歴書、上司との会話、ビジネスメール、セミナーへの申し込むときのフォーマットへの記入時など、実にいろいろな場面に合わせた機会で「自分の学校」についての情報を紹介しなければいけません。

その場合でも、きちんと「自分の学校」を相手に伝えるための敬語表現を会得しておくことが肝心で、誰に見られてもおかしくない体裁にしておくことが大切です。たいてい「自分の学校」の情報を敬語表現で伝える機会は、公式の場面(面接時)やビジネス上でのやり取りになります。

敬語の種類

日本語の敬語表現には主に3種類があり、1つ目は尊敬語で、「目上の人や立場が上位にある人に敬意を示す敬語表現」となります。2つ目は謙譲語で、これは「相手と自分の立場や関係を問わず、話者が自発的に相手に対して敬意を示す敬語表現」となり、ビジネス上でのやり取りでもプライベートでも使い分けられます。

そして3つ目は丁寧語で、この丁寧語は尊敬語や謙譲語でも使われる表現となり、「不特定多数の人に公示できる敬意を示した敬語表現」を意味し、主に「です・ます調」で丁寧な言葉遣いによる言葉になります。

「自分の学校」の謙譲語の使い方

「自分の学校」を敬語表現する場合は、主にこの謙譲語で伝えられる場合がほとんどです。自分の姿勢や立場をあえて低くしておき、その上で相手に対して失礼のないよう配慮して伝えるのが謙譲語の基本的姿勢にあり、その場合に「自分の学校」と言い方も付随する形で丁寧な敬語表現となります。

・わたくしがお世話になりました卒業校では
・たいへん貴重な経験をさせていただきました当校におきましては
・健やかに学ばせていただきました貴学におきましては
・ご貴重な体験をさせていただきました母校におきまして
・こちらがわたしが学ばせていただきました学び舎となります

このように、話者が「自分の学校」を伝える際にあえて腰を低めた表現を取ることで、相手への印象を高めるだけでなく、その表現の謙虚な姿勢まで伝えることができます。

メールでの「自分の学校」の敬語の使い方

先述でご紹介しました「自分の学校」の敬語表現ですが、これはメールなどの文語表現においても普通に使うことができます。その際でも「母校」、「卒業校」、「貴学」、「当校」などの言葉は使われ、言葉全体のバランスを図る形で、相手への非礼がないよう配慮した上で伝えられます。

・貴学におきまして学ばせていただいた内容には
・わたくしの卒業校であります○○大学におきまして
・わたくしの青春時代を飾らせていただきました母校では
・先にご紹介させていただきました当校におきまして

このように文語表現ではまず、文章全体のバランスを考えた上での敬語表現が大切で、表記ミスや誤字脱字がないようあらかじめチェックしておくことが肝心です。

就活での使い方

就職活動で「自分の学校」の情報を面接官に伝える際には、一般的に「卒業校」、「母校」、また「貴学」という言葉が使われます。あらかじめ就活時の用語として「自分の学校」を相手に伝える際の文句は決まっており、上記の用語の中でも一番多いのが「母校」でしょう。

・早稲田大学はわたしの母校です。
・わたしの母校であります同志社大学では、文学部に所属しておりました。
・貴学におかれましては、大変ご貴重な経験をさせていただきました。
・母校の○○大学では、文学サークルに所属させていただいておりました。

このように「自分の学校」を伝える際には「母校」が一般的な敬語表現として認められ、「貴学」や「貴校」と言う場合は、大学院へ進学する場合や、また大学(卒業校)の事務などに就職する際に使われる言葉となります。

履歴書での使い方

履歴書を作成するときでも就活の一環となりますので、就活時の面接の場合と同じく、「母校」や「卒業校」、また「貴学」や「貴校」という言葉が一般的に用いられます。この中でも多いのが「母校」や「卒業校」となるでしょう。

ただ履歴書の場合は会話表現ではなく文語表現がメインとなるため、その場合の「自分の学校」の敬語表現では「出身学校」や「最終学歴」などと、あらかじめ既定のフォーマットに明記されている場合がほとんどです。そのため、履歴書の既定にしたがう形で「出身大学」や「最終学歴」という言葉をそのまま使うのがよいでしょう。

・「最終学歴:○○大学△△学部××学科卒業(あるいは卒業見込み)」
・わたしの母校の○○大学におきましては
・わたしの出身大学におきましては

面接での使い方

面接では当然「会話表現」がメインとなりますので、堅苦しい表現や、相手にとってわかりにくい言葉や言い回し、また聞き取りにくい言葉はタブーとなります。また面接官と対面して会話をするため、話者の表情や態度なども確認でき、あるていどの表現の許容なども考慮されます。

・母校
・貴学
・卒業校

この3つの表現が相手にとって聞き取りやすく、わかりやすい言葉ともなるため、一般的に面接で使われる「自分の学校」を指す言葉としては「母校」、「貴学」、「卒業校」などを使用するとよいでしょう。

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初回公開日:2018年03月08日

記載されている内容は2018年03月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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