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「出かける」の敬語表現・出かけるの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2023年11月24日

出かけるという言葉はビジネスシーンでもよく使う言葉です。「取引先に出かけてくる」「銀行に出かける」などこの言葉を使うシーンはたくさんあります。では出かけるという言葉で目上の人に失礼に当たらない言い方や敬語表現をここでひも解いていきます。

「出かける」の敬語表現

ビジネスシーンで聞かれることが多いことに、「今、ある人が出かけているか、そこにいるか」ということがあります。では、その「ある人」が出かけていたとき、その人が出かけたことや、席を外していることは敬語ではなんと言えば良いのでしょうか。

まず、敬語の丁寧語での表現を確認すると、「出かけた」という言葉を敬語に言い直すと、「出かけました」や「外出しています」ということになります。

それでは、上司や自分より目上の人について尋ねられたら、あるいは、尋ねてきた相手がお客様や取引先の方だったら、どのような敬語を使えばと良いのでしょうか。次の項からより丁寧な表現をご紹介します。

「出かける」の尊敬語の表現

自分より目上の方が出かけたことを、同僚や目下の人に聞かれた時には、「目上の方のことを話す」ので、敬語の中でも特に「目上の方に敬意を払う敬語」である尊敬語を使って、出かけたことを伝えるのが良いでしょう。

その場合、応え方は「出かける」を、「出かけられる」や「お出かけになる」に直して、「出かけられました」や「お出かけになりました」、「外出されました」という風に応えることになります。

具体的には、「社長はお出かけになりました」や、「社長は出かけられました」というように応えます。

ただし、こんな時は使わない

この尊敬語を使うときには、自分と言葉の受け手、どちらにとっても話題になっている目上の方が、目上の方でなければいけません。

具体的にどのようなことを言っているのかというと、自分の上司に自分の会社の社長がいるかどうかを尋ねられたときは、「上司の方にとっても」、「自分にとっても」社長は目上に当たるので尊敬語が使えるけれども、お客様や取引先の方に尋ねられたときには、尊敬語は使えない、ということです。

お客様や、取引先の方と話すとき、「社長の話」を聞かされるお客様や取引先の方からのみると、「社長も自分と同じ会社の身内の人」になります。そうすると、尊敬語で「社長のこと」を話してしまうと、お客様や取引先の方よりも「身内の人に敬意を払っている」ということになってしまい、とても印象が悪くなります。

ですので、お客様や取引先の方に話すときは、次にご紹介する謙譲語でお話しします。

「出かける」の謙譲語の表現

お客様や取引先の方に、同僚や上司のが出かけているかどうか尋ねられたときには、お客様や取引先の方に敬意を払いたいので、敬語の中でも「自分や自分に関わるものやこと、人をへりくだっていうことで敬意を示す」謙譲語を使って答えるのが良いでしょう。

その場合、「出かける」を「出かけている」から「出かけておる」に直して、「出かけております」や「外出しております」と伝えます。

お客様や取引先の方のように、「会社の外の人」から見た時には、自分の上司も「同じ会社の人」なので、「身内」として扱い謙譲語を使うのがマナーです。

「出かける」の敬語での使い方

この項では、より詳しく「出かける」を敬語で使うときについてご紹介します。「出かける」を敬語でいうときについて、そのシーンや相手別にもう少し詳しく見てみましょう。

敬語の種類

「出かける」の敬語の表現について、より詳しく見る前に、敬語の種類について確認しておきましょう。敬語の種類についてしっかりおさらいすることによって、「出かける」以外の言葉を使うときにも、「今はどの敬語を使うべきか」を判断することができます。

誰にでも使える「丁寧語」

「丁寧語」は敬語の中でも特に使う頻度が多い敬語であると言えます。具体的に例を挙げると、「ですます調」や「『お』や『ご』をつける表現」のことを指し、「出かける」なら「出かけます」と変換するのが「丁寧語」です。

「丁寧語」は「誰にとっても丁寧な言葉遣い」を示す敬語で、普通に生活する中でもお店の店員さんに声をかけるのに使ったり、職場の人と世間話をするときなどにも使ったりします。ただ単に、丁寧に話したい、というときに使える敬語です。

自分についてへりくだって言う「謙譲語」

自分について「へりくだって言う」とは、平たく言うと「自分について相手より下に見えるように言う」と言うことです。「謙譲語」は「自分や自分に関わる人や物、事をあえてへりくだって言うことによって、相手の方が上であるという見方を見せて敬意を示す敬語」のことです。

「出かける」で例えると、「出かけている」を「出かけておる」に直して、「出かけております」と言うのが、謙譲語の表現です。

「謙譲語」は「自分のこと」について話すときに使う表現なので、自分について目上の人やお客様に話すときに、謙遜して話す言い方と言うことができます。より具体的に言えば、「自分のことを話すのなんてあなたの前では気が引けますが」というような立場をとった言葉ということです。

ですので、自分について目上の方から聞かれたときはもちろん、お客様にとって、「自分の身内」にあたる上司のことを聞かれたときにも使う表現です。

次のページ:「出かける」を敬語表現するときの例文

初回公開日:2018年03月22日

記載されている内容は2018年03月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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