「返信する」の敬語表現・返信するの使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年08月08日
「返信する」を敬語表現するときの例文
「返信する」と敬語で言わなければいけない場面にはいろいろな状況がありますが、ここではよく使われる表現にしぼってどのように使われるのかを具体例をあげながらご紹介していきます。
今回は「返信待ってます」というときと「返信ありがとう」に使える敬語表現の2つをご紹介していきます。
返信待ってます
まずは「返信待ってます」場合の敬語表現についてご紹介していきます。
丁寧語は「です、ます、ございます」などを用いて丁寧な言い回しにする表現ですので「返信待ってます」という場合はそのまま「返信待ってます」というか「待つ」に丁寧な印象を与える「お」をつけて「返信お待ちしています」です。例文をご紹介します。
「○○様からの返信お待ちしています。」
尊敬語で「返信待ってます」という場合は「返信お待ちです」です。尊敬語は動作主に敬意を示す敬語表現であるため返信を待っている人に敬意を示さなければいけません。
「お客様が返信をお待ちですのでなるべく早めに返信お願いします。」
謙譲語で「返信待ってます」という場合は「返信お待ちしております」です。例文をご紹介します。
「○○様からの返信お待ちしております。」
返信ありがとう
返信をもらって「返信ありがとう」と感謝を敬語で伝える場合はどのように表現するのでしょうか。
丁寧語では「返信ありがとうございます」とシンプルに表現したり、尊敬語で相手の動作に敬意をはらうには「返信くださりありがとうございます」と表現できます。
また謙譲語で自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意をはらうためには、謙譲語の表現「いただく」を使って「返信をいただきありがとうございます」と表現します。
「返信する」の別の敬語表現例
「返信する」を別の敬語表現で表すとどのようなものがあるのでしょうか。ここでは「返信する」の別の敬語表現とその具体例をご紹介していきます。
ご返信
「返信する」と目上の人に対して敬語で言うには「返信」に丁寧さを表現する「ご」をつけて「ご返信」や「お聞きする」という形で使われることがあります。そして誰がその動作を行うのか、動作主によって「返信する」の後ろの敬語表現が変わってきます。
たとえば「ご連絡」、「ご了承」、「お引越し」などのように「お」や「ご」をつけて丁寧な敬語表現になる言葉はたくさんありす。
「返信」にも「ご」をつけて丁寧語「ご返信します」、尊敬語「ご返信くださる」や「ご返信なさる」、謙譲語「ご返信いたします」とすることで「返信」というよりも「ご返信」の方が丁寧な印象の敬語表現になります。
お返事
「ご返信」の代わりに「お返事」という表現も用いることができます。
ただし「ご返信」は「返信」なのでメール、FAX、手紙といった文字での「返信」に限られます。一方で「お返事」はあくまでも「返事」をすればいいためメール、FAX、手紙でもいいですし、電話でも直接会いに行っても構いません。「返事」は手段は問いません。
たとえば丁寧語「ご返信します」は「お返事します」を用いると「明日ご返信します」を「明日お返事します」と言い換えることができます。
続いて尊敬語「ご返信くださる」や「ご返信なさる」は「お返事くださる」や「お返事なさる」を用いると「明日ご返信くださる」は「明日お返事くださる」と言い換えられます。
最後に謙譲語「ご返信いたします」は「お返事いたします」を用いると「明日ご返信いたします」は「明日お返事いたします」と言い換えることができます。
ご連絡
「ご返信」の代わりに「ご連絡」という表現も用いることができます。
ただし「お返事」と同じように「ご返信」は「返信」なのでメール、FAX、手紙といった文字での「返信」に限られますが「ご連絡」はあくまでも「連絡」をすればいいためメール、FAX、手紙でもいいですし、電話でも直接会いに行っても構いません。「連絡」は「返事」と同じように手段は問いません。
たとえば丁寧語「ご返信します」は「ご連絡します」を用いると「明日ご返信します」を「明日ご連絡します」と言い換えることができます。
続いて尊敬語「ご返信くださる」や「ご返信なさる」は「ご連絡くださる」や「ご連絡なさる」を用いると「明日ご返信くださる」は「明日ご連絡くださる」と言い換えられます。
最後に謙譲語「ご返信いたします」は「ご連絡いたします」を用いると「明日ご返信いたします」は「明日ご連絡いたします」と言い換えることができます。
「返信する」は頻出表現
今回は「返信する」の敬語表現をご紹介してきました。「返信する」の敬語表現は敬意を表す相手や敬語表現によって後ろの部分が基本的な敬語のルールにのっとって変わっていくだけなので意外とシンプルに感じられたのではないでしょうか。
しかし「返信する」の敬語表現は公私問わず頻繁に使われるので使えるように習得しておくと役に立ちます。敬語は間違った使い方をすると失礼になってしまったりするので気を付けないといけないですが、簡単なものやよく使うものから少しずつ習得して使いこなせるようになりましょう。
初回公開日:2018年03月15日
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