「聞きたいことがある」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年07月25日
先ほど紹介したこの「お聞きしたいことがある」という敬語はこのように使うことも可能です。もちろんこの表現は、メールで使う以外にも会話でも使用することが可能です。この表現が「聞きたいことがある」という敬語表現の中では一番よく使われる表現であります。なので非常に利便性の高い表現であります。
2.「○○(目上の方)さんに、お伺いしたいことがあるのですが」
前述の項目でも紹介したようにこの「お伺いしたいことがあるのですが」という敬語表現は先ほどの「お聞きしたいことがある」という敬語表現よりはやや丁寧なものでこの表現そのものにも二重敬語が含まれています。
ちなみに、この二重敬語とは敬語の中でも独特の存在感を秘めている言語で使い方が限られます。自身や自身の身内(会社など)は使うことが可能ですが、間違っても目上の人に対して使ってはいけないので注意が必要です。
このようにこの「聞きたいことがある」というのは使い分けの難しい表現の一つであります。もちろん、敬語にはこれ以外の表現にも使い分けの難しいものが存在していますので日ごろから敬語について勉強しておくことが大切です。
「聞きたいことがある」を敬語表現するときの例文
「聞きたいことがある」という敬語表現の主な使い方を前述の項目では紹介してまいりました。この項目では前述の項目で紹介した「聞きたいことがある」という表現の使い方を具体的な例文を用いて紹介していきます。
1.「お伺いしてもよろしいでしょうか」
この「聞きたいことがある」の言い換え敬語表現である「お伺いしてもよろしいでしょうか」という敬語表現は二つの意味で使うことが可能な表現です。一つは「聞く」という敬語の謙譲語でもあることから「質問する」という意味、もう一つは「誰かを訪ねる」という意味を持っています。そしてこの「お伺いしてもよろしいでしょうか」という表現は主にこのような例が使われます。
例1.「○○さんにこのことについてお伺いしてもよろしいでしょうか。」
例2.「○(日、時間、場所)にお伺いしてもよろしいでしょうか」
例2は例1の「聞きたいことがある」という意味とは違い、「訪ねる」という意味の問いかけです。ちなみにこの「お伺いしてもよろしいでしょうか」「聞きたいことがある」という敬語表現の中では非常に使い勝手のよい表現です。この表現はビジネスシーンを問わず、さまざまな場面で使うことが可能な実用性の高い表現と言えるでしょう。
2.「お尋ねしてもよろしいでしょうか」
この「お尋ねしてもよろしいでしょうか」という「聞きたいことがある」の類似表現は主に、自身とは親しくない他人の立場や会社の取引先といった失礼をしてはいけない相手に対し使う敬語表現です。使い方としては主にこのようなものが挙げられます。
例1.「○○(場所など)を尋ねてもよろしいでしょうか。」
道を尋ねるというような「質問」の場合において主にこの表現は使用されます。ちなみにこの表現は二重敬語ではない表現なので聞き手にうっとうしさを与えることもないので非常に便利です。
そもそも「尋ねる」という表現は二つの意味で使用されます。一つ目は「質問」の意味で、もう一つは「場所を訪れる」といった「訪問」の意味で使われます。ちなみに前述の項目でも登場した「お伺いしてもよろしいでしょうか。」という敬語表現はこの「お尋ねしてもよろしいでしょうか。」という敬語表現よりは丁寧なものといえるでしょう。
「聞きたいことがある」の別の敬語表現例
「聞きたいことがある」という表現をこれまで紹介してきました。この項目では「聞きたいことがある」の別の敬語表現として「お伺いしたいことがあるのですが」などのより実用的な表現について紹介していきます。
お伺いしたいことがあるのですが
先ほども紹介した「聞きたいことがある」という敬語の別の言い方でもある「お伺いしたいことがあるのですが」という表現、この表現についてもう一度おさらいしておきましょう。
この「お伺いしたいことがあるのですが」という表現は「聞きたいことがある」の別の敬語表現例でもある「お聞きしたいことがある」の言い換え表現です。さらにこの表現は二重敬語でもあり、自身や自身の身内(会社など)側しか使うことができず、目上の人には使ってはいけません。
ちなみに、この「お伺いしたいことがある」という敬語表現例は「聞きたいことがある」という意味の他にも「お尋ねしたいのですか」という意味でも使われることがあります。この区別は、それまでの会話の文脈から判断しましょう。
お尋ねしたいことがあるのですが
先ほども登場したこの「お尋ねしたいことがあるのですが」という「聞きたいことがある」の言い換えの敬語表現も非常によく使われる表現です。この表現の方が「お伺いしたいことがあるのですが」という敬語表現よりも非常に利便性の高い表現です。
この「お聞きしたいことがあるのですが」「お伺いしたいことがあるのですが」「お尋ねしたいことがあるのですか」という表現はあまり区別がつかない表現です。
しかし、時と場合によって区別をつけることが大切なので、より丁寧に表現したいときには「お伺いしたいことがあるのですが」という表現を使うとよいでしょう。
聞き入れたいことがあるのですが
この「聞き入れたいことがあるのですが」という敬語表現も「聞き入れたいことがある」という敬語の派生表現です。この「聞き入れたいことがある」という表現も使われることが多い表現のひとつですが、「お聞きしたいことがあるのですが」や「お伺いしたいことがあるのですが」という敬語表現よりは使うことが少ないので、やや影を潜めている敬語表現といえるでしょう。
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初回公開日:2018年04月10日
記載されている内容は2018年04月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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