「記入漏れ」の敬語表現・記入漏れの使い方と例文・別の敬語表現

「記入漏れ」の敬語表現

記入漏れを敬語表現したい場合にはどのようなケースがある事でしょうか。記入漏れしていないことに気づいた際の報告時でしょうか。それとも相手方が記入漏れをしていてその事をこちらから指摘する場面でしょうか。どちらにしてもどのように相手に伝えるべきなのかと言葉遣いも場面によって使い分ける必要ができてきます。

こちらの不手際なのか、相手の不手際なのかでどのように相手に伝えれば不快感を持たれないように伝えることができるかが難しい言葉になってきます。今回はそんな「記入漏れ」について正しく丁寧かつ失礼に当たらないように「記入漏れ」を相手に伝えるように考えていきます。

指摘する際の敬語

まず記入漏れは自分ではあまり気づくことの少ないものではあります。なので相手方が記入漏れをしていた際にこちらから指摘をする際に用いる事の多い言葉でもあります。間違いを指摘されたことに対して相手はあまり良い気がしないことが多いので言葉遣いには注意が必要です。

言葉遣いだけでなく決めつけたような言い方をすれば上から目線と捉われてしまったりもしますので相手を尊重してわかりやすく指摘することも大切になってきます。目上の方となれば前置きを付けて語尾を濁すというようなやり方も指摘をする際は相手に失礼にはならない言い方として大切なテクニックにもなります。

「記入漏れ」の敬語での使い方

では単語として「記入漏れ」という言葉自体相手に失礼ではないのかというところから考えていく必要もあります。この「記入漏れ」自体を敬語に変換することができるのかがわからなければ、相手に適切な敬語として表現することもできなくなってしまいます。

間違いを指摘するうえでその事を丁寧かつ相手を尊重した言い方で親密な関係を築いていきたいと思えば、敬語を使う事は必須となってきます。壁を感じさせないような言い方はあくまでお友達同士でビジネスシーンやお客様、目上の方ともなれば適切な敬語を使っていく必要が出てきます。

敬語の種類

「記入漏れ」の敬語表現について考える際に、敬語とはどのような言葉遣いを指すのかを理解することも重要となってきます。敬語には「丁寧語・尊敬語・謙譲語」の3種類があります。丁寧語は単語初めに「お・ご」を付けて言葉を包ませ、語尾には「ですます」で締めくくる事で相手を尊重した丁寧な言葉遣いとなります。

尊敬語と謙譲語は主語が誰に当たるかによって使い分ける必要があり、主語が相手の場合は尊敬語を使えます。逆に主語がこちら側の場合はこちら側に対してへりくだった表現をすることで相手を持ち上げ尊重させる言葉遣いを使います。

使い方

では実際にどのようにして「記入漏れ」を敬語として表現することができるのかを考えていきましょう。丁寧語であれば「ご記入が漏れております」と表現したり、「ご記入漏れがあります」と表現することができるでしょう。

相手が主語となる場合、「記入漏れ」をされているのは相手なので尊敬語を使います。その際は「ご記入漏れがございます」と「あること」を尊敬語にして「ございます」と変更させることで敬語として表現することができます。

こちらが主語の場合は間違いを発覚する場合が多いでしょうからミスを謝罪する意味を込めて「記入漏れを致してしまいました。申し訳ございません」と謙譲語で表現することができます。

メールでの使い方

メールで伝える際は文面のみでのコミュニケーションとなるため、相手に不快感を与えやすいこの「記入漏れ」というご指摘メールには最善の注意を払って相手に不快感を持たれないように注意をする必要があります。

主語を気にして相手に尊敬語と謙譲語を使い分けることによって「記入漏れ」自体の指摘は何不自由なく相手に伝えることができます。しかしメールにおいては「ご記入漏れがございます」だけでは何も伝わりません。

的確に内容を伝える際の冒頭には「恐れ入りますが」や「ご確認して頂きたい箇所がございますが」と言うように始めにこちらが下手に出ることで謙遜を表し相手を尊重させることができます。

記入漏れを指摘するときの使い方

「記入漏れ」と敬語表現で表す際にやはり相手に指摘する場合が多い事でしょう。

その際の使い方として注意しなければならないことは「ここはこうです。ご記入お願いします」と言うように決めつけた言い方は避け、「こちらの項目が記入漏れとなっております」と言うように相手に適切な敬語で伝えることでコミュニケーションもスムーズにとれ、契約を結ぶ場面などの信用度にも関わってきます。

「記入漏れ」を敬語表現する時の例文

フレーズとして「記入漏れ」をどのようにして敬語表現させることが良いかを考えていきました。これからは実際に「ご記入漏れがございます」などの言葉をその場その時に合わせて変化させ、日常的に使う方法について考えていきます。

そのシチュエーションに合わせて臨機応変に言葉を変えることはコミュニケーション力を相手に示す事にも繋がり、これからの関係性をうまく築いていくためにも大切な部分となってきます。相手のミスでも寛容な心で落ち着いて話すことも意識して伝えられるようにしましょう。

記入されておりません

ただ単に「記入漏れがございます」と「記入漏れ」を単語化せずにこの「記入漏れ」を「記入が漏れている」と分けることによって相手によりわかりやすく言葉を表現することができてきます。

良い例に「記入されておりません」というような表現方法もあります。しかしこのままの文章で相手に伝えるには敬語表現として欠けてしまいます。この文章で相手に敬語として伝える際は「ご記入がなされておりません」という表現や「記入」に「ご」とつけるだけで丁寧語となり印象は変わってきます。

記入の確認ができておりません