「記入漏れ」の敬語表現・記入漏れの使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年10月06日
他にも相手がした「記入漏れ」に対して言える敬語に「ご記入の確認ができない」という表現があります。その事に対してもやはり適した敬語で相手に伝えなければいけません。「記入の確認ができておりません」というような表現では少し威圧的な上からな印象を受けます。
より丁寧に相手に伝える為に「ご記入の確認ができない箇所がございます」というような表現がベストであると言えます。
期限も過ぎていて少々威圧的に相手に催促をしなければいけない時は先ほどのような文章を用いたりで使い分ける必要があります。しかし余程の事がない限り怒っている事を表に出す必要はないので丁寧に相手を尊重する言い方を身に着けてしまいましょう。
言葉を細分化してより丁寧に
こちらの不手際で相手に記入漏れを指摘された際は「記入漏れをしてしまい」というより「ご記入できていない箇所があり、申し訳ございません」と言うように謝罪内容をよりわかりやすく自分の間違いを相手に伝えることも大切な表現になってきます。
もっと細かく「この項目が記入できていないことに気付かず送達してしまい、申し訳ございません」と伝えることも相手にわかりやすく間違いに気づいたことに対して表現することができます。その際、今後に繋げるためにも「今後同じミスを繰り返さぬよう注意いたしますので」と言うように伝えられることが望ましいです。
「記入漏れ」の別の敬語表現例
「記入漏れ」という言葉をそのまま生かして相手に記入漏れを伝える敬語表現について考えてこれたことでしょう。しかし実用するうえで同じような単語表現でオウム返しをするような事は本当に理解されているかも怪しまれたりしてしまう事に繋がりかねません。
しっかりと相手に言葉だけでなく事実を理解していていることを表現するために「記入漏れ」という言葉以外にも同じような意味合いをもつ言葉で敬語表現をする必要も出てきます。
記入と記載
似たような表現ではありますが「記入」以外にも「記載」というものがあります。しかし細かくは意味合いが少し異なってきます。「記入」という単語には実は「書き入れる」という行為のみを表す言葉である事です。
対して「記載」は書入れが残してある物に対しても使われる言葉です。よって相手に回答ミスなどの記入が漏れていた場合は記入ミスと言えますが、新聞や本などに記載されている物に対してのミスは「記載ミス」や「記載漏れ」と言うように載っている物に対しての事を指します。
書くという行為のみが間違っているのか書類などに載っている物までが間違っているのかで言葉を使い分ける必要が出てきます。
記述
「記入」「記載」の他にもよく間違われて使われやすい言葉に「記述」なんて言葉もあります。言葉に対して「記述漏れ」とは使いません。その場合漏れているのは「文章の何か」であり文章の打ち間違いや印字がうまくされていないというような表現になります。
記入と違って記述は言葉同士の意味を細かく考えれば容易に理解しやすい事ではありますが「述べ記す」となります。よって言葉を連ねて書き記す事を「記述」と言います。必ず文章となっているため、漏れというよりは言葉の意味が回答と違うという意味での「記述が間違っています」と言うように表現されます。
書き忘れ
「記入漏れ」のほかに別の言い方で「書き忘れ」と表現することも可能です。意味合いとしては書くことを忘れてしまったという事で項目の存在は知っていたが書くことを忘れたという事になります。しかし社会人的に常識を疑われてしまう事にもなりかねないので言葉の表現的には使い所に注意が必要です。
書いたつもりで次の項目に行ってしまったという点で表現することは可能ではあるので「少し抜けてしまった」という事を謝罪と共に誠意を示すことで柔らかい印象を相手に与えることもできます。
「記入漏れ」を失礼のないように伝える
こちらがしてしまった不手際か、相手がしてしまった不手際なのかで、どのように敬語表現を変えるべきなのかご理解いただけた事でしょう。誰にもミスはあるものです。その指摘をいかに相手に不快感を与えずに正しい敬語表現で伝えられるかは、これからの関係性を考えれば大切なものとなってきます。
正しい敬語表現で相手に指摘や教えることをすることよって、どのような問題でもお互いに言い合いやすくもなり、企業感であればお互いのレベルも高いものとなる事でしょう。言葉は最大のコミュニケーションでもあります。相手に思いやりを忘れずに使い分けていきましょう。
初回公開日:2018年03月11日
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