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「つもり」の敬語表現・つもりの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年08月08日

「つもり」という言葉を口にしたことはないでしょうか。使いどころによってはもしかしたら適していない言葉の表現であるかも知れません。正しい敬語表現を行っていても実は「つもり」は相手に失礼に聞こえてしまいかねないシビアな言葉に当たりますので、注意していきましょう。

「つもり」という言葉に対してどのように敬語表現として変化させるべきなのかどうか、ニュアンスとしては伝わったことでしょう。

では何故相手に対して「つもり」を「おつもりですか」というように言い表すことは望ましくないのか、説明するに当たって悩ましい程難しい言葉になります。しかしこの「つもり」は相手に行動を想定させたことを問うこと以外にも「想定した意志」までも相手に確認する言葉にもということが調べていくと見えてきます。

丁寧語

丁寧語で「おつもりです」という言葉に直されることを敬語の使い方で知る事ができたことでしょう。ではどのように文として丁寧語で作る事ができるのかを考えていきます。「私は今日買い物をするつもりです」というように相手に丁寧に伝えることができます。

しかし「これからお昼休みにするつもりです」と上司に伝えるとなると、敬語表現に欠けることになります。親しい仲や知人に壁を感じさせずに丁寧に伝える敬語が丁寧語に当たるため、いくらフレーズが敬語表現であるからと言っても使う場面は考えていきましょう。

尊敬語

では相手の想定「つもり」を敬語表現として言い伝えられる訳ですが、どのような文として構成することができるのか考えていきましょう。

「あなたはこうするおつもりですね」というような言葉や「このようにするおつもりですか」というような表現になってしまう訳ですが、意思まで問うてしまうこの表現はやはりこのままの言葉の使い方では失礼に当たる事がニュアンスとして感じることでしょう。

しかし第三者の考えや意思を相手に伝える際は「○○様はこのようになさるおつもりだそうです」と言うように使っても差し支えない尊敬語の使い方に当たります。

謙譲語

「つもり」と想定しているのこちら側で相手に伝える際はこちら側が主語であるので謙譲語として目上の方やビジネスシーンでは使う事ができます。

謙譲語で相手に「つもり」を用いる際は「所存」と直すことができるので、「この後帰宅する所存でございます。」というような表現や、「お昼を取らせて頂く所存でございます」というように謙遜表現として相手に伝えることができます。

謙譲語で相手に伝える際は「こちらではこのようにする所存でございますが」と言うように相手には好都合である事柄を聞くことにも使える言葉にもなります。

「つもり」の別の敬語表現例

「つもり」という言葉には「動作」の想定以外にも「意志の確認」も兼ねてしまう言葉である事がお解り頂けた事でしょう。尊敬語の場合は特に、相手に思ってもいない事を伝えてしまいかねない言葉にもなりますので他にも似たような意味で相手に「想定」を伝えることができないのかは気になってくるところでもあります。

そこで、「つもり」という言葉を用いずに相手に「想定」を伝えられる言葉を考え、敬語表現ではどのように相手に伝えることができるのかを考えていきます。

する予定でございます

「つもり」という言葉を用いずに相手に「この後こうしよう」という事を伝える際に、「する予定でございます」という言葉で言い換えることができます。この後の想定なので「予定」という言葉で言い換えることができる訳ですが、「する予定でございます」という表現では「予定していること」を謙譲語として相手に「ございます」で言い伝えることができます。

自分がどのようにするつもりなのかを相手に謙遜して伝える際に言い換えられる言葉であります。こちら側に対して予定なので謙譲語として言い表すことができますので、この「予定」に丁寧語「お・ご」を単語頭につける必要もありません。

予定しております

「する予定でございます」に対して「予定しております」ではどのように変わってくるものでしょうか。

単語として分けると簡単ではありますが、「ございます」は「います・あります」の謙譲語でありますが、「おります」は「ございます」と同じ意味の「いる・ある」の尊敬語に当たります。よって相手方の予定に対して尊敬語を用いて「予定」を伝える際には「予定しております」と言うように言い伝えられるという事になります。

主語がどちら側に当たるかによって動詞の伝え方も異なり、相手に「~する予定でございます」と伝えるか「~することを予定しております」と伝えるかで異なってくるのは日本語の難しい部分でもある事でしょう。

「つもり」を相手に適切に

「つもり」と文字数で起こせばたった3文字という単語ではありますが、敬語の使い分けをしっかりしないと相手に失礼に響いてしまう難しい言葉である事がお解り頂けた事でしょう。しかし言葉はコミュニケーションにおいて非常に大切なものであります。

使い分けは社会人においては常識をはかられてしまう程重要なポイントにもなってきます。敬語とは何かと言う所から考え、日頃から相手に正しく言葉が伝わるように意識して行くことが大切です。

初回公開日:2018年03月23日

記載されている内容は2018年03月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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