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「させていただきました」は正しい敬語表現?使用可能な場面を解説

更新日:2023年12月03日

「させていただきました」を正しく使用できているでしょうか。本記事では「させていただきました」の意味や使用できる場面、使用する際の注意点などを紹介しています。ビジネスシーンでは正しい敬語を使用することが重要です。本記事を参考に、適切に使用できるようにしましょう。

「させていただきましたって正しい言葉なの?」
「させていただきましたは敬語として使える?」
「させていただきましたと言って失礼にならない?」
このように、「させていただきました」という言葉の意味が理解できていなかったり、正しく使えているのか不安に思っていたりする人もいるでしょう。

本記事では、「させていただきました」の意味や正しい敬語なのか、「させていただきました」を使用できる場面などを紹介しています。

また、「させていただきました」を使用する際の注意点や言い換え表現も紹介しているため、この記事を読むことで適切に使用できるようになるでしょう。

「させていただきました」の正しい使い方が分からない人は、ぜひ参考にしてください。

「させていただきました」の意味は?

「させていただきました」は「させてもらった」を謙譲語の形で敬語にした表現です。「させてもらった」を丁寧語の形で敬語にすると「させてもらいました」となります。

自分の行為や動作について「相手の許しのもとに行う」といった意味合いを持たせる、へりくだった言い方です。謙譲表現の一つとして補助動詞的に用いられます。

「させていただきました」は正しい敬語?

ビジネスシーンで「させていただきました」はよく使用する単語です。丁寧に聞こえる言い方ではありますが、あらゆる動詞に「させていただきました」をつけて述べるような言い方を多用すると、高圧的な印象を与えたり失礼に当たる表現になってしまう恐れもあります。

相手の利益にならない、または相手の許可を得ていない状態で連絡した、という場面では誤用になります。飛び込み営業で電話をかけて「ご連絡させていただきました」などの使い方は相手に高飛車な印象を与えてしまう恐れがあるため、正しく「させていただきました」を使いこなしましょう。

「させていただきました」を使用できる場面

「させていただきました」は「させてもらった」を謙譲語の形で敬語にした表現です。
自分側が行うことを、相手、または第三者の許可を受けて行い、そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある場合に使われます。

「させていただきました」を使用する際の注意点

「させていただきました」の使用には注意が必要です。文章の組み合わせや単語によって意味合いが変わってきます。文法的に間違っていなくても、使い方によっては失礼に聞こえたり高圧的な印象を与える場合もあるので、気を付けて使用しましょう。

ここからは、「させていただきました」を使用する際の注意点を解説していきます。

二重敬語にならないようにする

同じ敬語を二つ重ねて使用することを二重敬語と言います。「伺わせていただきました」という表現は二重敬語です。

「伺う」は「聞く」「尋ねる」「訪れる」の謙譲語となります。そこに「させていただきました」を重ねて使用することで、間違った表現となってしまうので使い方に注意しましょう。

一文で乱用しない

「させていただきました」を多用すると回りくどい表現になったり、かえって失礼な表現になることもあります。「至急確認させていただき、ご連絡させていただきます」というような場合です。

確認させていただくことに相手の許可は要りません。この場合は、「至急確認し、ご連絡させていただきます。」が正しい表現となります。

許可を貰っていない場合や、自分に利益がない場合

相手に許可を貰っていない場合や、自分に利益がない場合に「させていただきました」を使用するのは不適切です。 例えば、退職する許可を得ていないのに「退職させていただきます」と使用する場合は、自分にとって都合のいいことなので間違った使い方です。

この場合は、「退職させていただけないでしょうか。」など、相手の許可を聞く言い方が適切な表現となります。

「させて頂く」の漢字表記は間違い

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初回公開日:2018年02月28日

記載されている内容は2018年02月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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