Search

検索したいワードを入力してください

「どちらでもいい」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年03月05日

「どちらでもいい」とだけ聞いたらどのように感じますでしょうか。無関心と思う方も少なくないのではないでしょうか。しかしそれでも本当に言葉通り、どちらもいいと思う事はある事でしょう。そんな時に相手に不快な思いをさせないためにも適切な敬語表現を確認していきましょう。

「どちらでもいい」の敬語表現

「どちらでもいい」という言葉はどちらであっても構わない時に不意に言ってしまう言葉でもある事でしょう。しかしこの言葉、無関心として相手に伝えてしまいやすい言葉にもなり、気を付けなければ大変失礼な言葉にもなってしまいます。

「かといって本当にどちらでもいいからそう言ったんだ」と思う方も多い事ではあると思われますが、「どうでもいい」という言葉は類語として「知った事ではない」という言葉も類語としてあるほどです。失礼に当たらないように相手に言葉を伝えるにはどのようにしたら良いのでしょうか。適切な敬語表現を身につけて相手に伝えられるように考えていきましょう。

丁寧語

丁寧語で相手に「どちらでもいい」と伝えるためにはどのように変化させてつたえることができるのでしょうか。丁寧語で伝えるには「どちらでもいいです」と言うようになります。無関心さを拭う事は丁寧語にするだけでは変えられません。

丁寧語は敬語表現ではありますが、使いどころや相手を間違えてしまうと無関心とだけ相手に伝わってしまい、関係が悪くなってしまうので注意が必要です。丁寧語で相手に不快に伝えない方法では、「こちらとこちらのどちらでもいいです」と言うように丁寧に文章を相手に伝えることで無関心さは軽減させることができます。

尊敬語

相手が言葉の主体となる場合は「どちらでもいい」という言葉を「どちらでも問題ありません」と言うような敬語表現に言葉を変える必要が出てきます。

「どちらでも構いません」や「どちらでも結構です」といった表現をされる方が多いですが、実は「構いません」も「結構です」も丁寧語となります。なので相手を持ち上げた言い方をする尊敬語では「問題ありません」という表現がもっともベターともなってきます。「良い」という言葉の敬語表現を考えて、「よろしいかと思われます」という表現もすることができます。

謙譲語

こちらが相手に尋ねる場合にこちらの事に対して「どちらでもいいでしょうか」と言うように聞きたい時もある事でしょう。その場合、こちら側の事に対してという事になりますので謙譲語という敬語表現で相手に「どちらでもいい」という言葉を変化させて伝える必要があります。

謙譲語で相手に伝えようとするならば、「どちらでもよろしいかと存じます」や「どちらでもよろしゅうございます」と言うようにこちらが思っている事に対して相手に伝える際に伝えることができます。相手に求められた「どちらがいい」という問いに対して「どちらでもよろしゅうございます」は相手の問いが主体でありますので、謙譲語表現は不適切であると言えます。

「どちらでもいい」の敬語での使い方

ざっくりと「どちらでもいい」という言葉をどのように敬語表現とすることができるのかを考えて来れたことと存じます。

では細かく、敬語ごとに変化させることができるのには、どのような定義分けが敬語ごとにあるのかも理解していなければいけません。基礎をしっかりと理解し、コミュニケーションを円滑に進めることが大切になってもきますので、敬語とは何かという事から基礎をしっかり理解して、応用として「どちらでもいい」を考えて変化させるようにしましょう。

敬語の種類

敬語には3種類あるという事を冒頭で理解いただけた事でしょう。丁寧語は単語頭に「お・ご」を付けて単語を相手に伝えることができ、語尾にですます調を設けることで言葉全体の印象を柔らかく相手に伝えることができる言葉遣いになります。

しかしこの丁寧語だけでは相手に柔らかく優しい言葉遣いという事だけしか伝えることができず、同じ立場においてという事でしか相手に伝えることができません。そこで使い分けで大切なのが「尊敬語・謙譲語」です。言葉の中で主体となる人物が相手側かこちら側かによって使い分ける必要がある言葉遣いで、相手主体であれば尊敬語と言うように使い分ける必要があります。

使い方

基礎を考えた上で、どのように「どちらでもいい」という言葉を敬語表現として使う事ができるのかも考えていきましょう。相手に無関心であるという事も顕著に伝わりやすいこの言葉では無関心さを出さずに相手に「本当にどちらでも良い」という事だけを伝えられるように配慮をすることも大切です。

聞いてくる言葉として、相手は選択してほしいと望んでいる事の多い物が選択ですから、その場において「どちらでもいい」と伝えるという事も相手に伝える前に考えなければいけない言葉になってきます。

メールでの使い方

メールで相手に「どちらでもいい」という言葉のみを伝えてしまうとどのように相手に伝わってしまうでしょうか。相手から選択を尋ねられた際に「どちらでもいい」と言ってしまえば相手の選択に興味のない、どちらでもいいというように伝わる事でしょう。

相手から尋ねられたことであれば選択をして相手に伝えることは勿論の事ですが、それでも「どちらでもいい」という事を伝えたい場合はメールにおいては挨拶から始まり、両方の意見を少し触れた上で、こちら側の感想として「どちらでもよろしいかと存じます」と言うようにこちらの考えを下げて相手に伝える方法ができます。

ビジネスでの使い方

ビジネスにおいて、相手に伝える言葉は丁寧語はもちろん、「尊敬語と謙譲語」を主として相手に適切な敬語表現を心がけなければいけません。ビジネスにおいて、相手が選択をこちら側にした際に「どちらでもいい」という事を伝えたい場合でも、相手に「どちらでもいい」とだけ伝えないようにしましょう。

この言葉自体、相手に「無関心」さを与えてしまいかねない言葉でもありますので、相手に伝える際は「どちらでもよろしいかと存じますが、このようになさってはいかがでしょうか」と言うように考えを相手にしっかりと伝えることが大事になってきます。

次のページ:「どちらでもいい」を敬語表現するときの例文

初回公開日:2018年04月04日

記載されている内容は2018年04月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests